ラウラは、おにいしゃんに抱かれて得意な顔をしている。大抵、自由にさせろと抵抗するが、おにいしゃんに抱かれると、これが完全に無抵抗。やっぱりラウラも若い娘だということ。
病院から帰って、昼食を食べる。そしてちょっと時間があるので、TVをつけてみると地上波はワイドショウ、BS放送は古い刑事ドラマや韓流ドラマばかり。本当にテレビ局は制作費がないんだろうなぁと思う。
映画も同じで、邦画はみんな「・・・製作委員会」と称し、誰もリスクを負いたくないので「赤信号みんなで渡ればこわくない」そんな仕組みになってしまった。だから、映画がみんなつまらなくなった。(誤解しないでほしいが、関西人は、”赤信号、車が来なけれゃ渡ればいい”という合理主義なのだ。関東人とは違う)
注) 製作委員会方式とは、アニメ・映画・テレビ番組などの映像作品や、演劇・ミュージカルなどの舞台作品を製作する際の、さまざまなリスクを回避するための方式・手法のひとつ。
話題を変えて、今日ブログにコメントいただいた「マダム・グラハンさん」と本の話題で会話(コメントのやりとり)を楽しんだ。素晴らしい行動力をお持ちの方で、本をAmazonで早速購入されたようだ。そして「源太郎は、本だけはAmazonを使わない」その理由は?と聞かれたので、理由は大したことではないが、こんな理由。
源太郎の若い時は、本は高価だった。専門書になるとちょっと手が出なくて、先輩が退職する時に何冊か頂いたし、コピー機械なんてなかったから、必要な箇所はノートに書き写した(時代錯誤かと言われそうだが)。退職された方から手紙を頂き、好きな本をあげるよと言われ、長野まで行った思い出がある。それほど本には思入れがあった。
Mihoちゃんと結婚することになった時、何か欲しいものないと言われ、「・・・ハンドブック」が欲しいと言って、数万円する本を買ってもらった。今でもその本は大切に、そして今でも使っている。欧州に旅した時も、本屋を訪れ、美しい装丁の本を手にとってため息をついていた。安曇野にある緑山美術館にある古い本の装丁は憧れだ。
Mihoちゃんから「源太郎蔵書」の判子をプレゼントされ、今もそれを愛用している。古本屋に売るとこの判子が押されていると価値が下がるが、売る気もないし、売ろうとも思わない。本当に邪魔になると図書館に寄贈すればいい。
で、なぜAmazonを使わないかというと、仕事柄大きな本屋があったことも要因の一つだが、手に持って、感覚を感じて、購入したい。ただそれだけだ。メグライアンが主演した、ユーガットメールという映画があったが、あの小さな本屋さんで買いたいと思う。それが一番の理由だ。これで、答えになっているだろうか。
確かに、Amazonは便利だよね。だんだん都内の本屋さんも書籍の数が減っている。レコード屋さんも同様だ。どんどん在庫がなくなってきている。そしてみんなお取り寄せ。そんな時はAmazonが便利。でも本当にそれで物を買う楽しみがあるのだろうか。そんな風に感じるのは、もう希少価値、いや絶命危惧種の仲間入りなのかもしれない。
またまた、話は変わって映画。
仕方なく、「De Lovely」という映画を今見ている。「五線譜のラブレター」と言った方がいいのかと思う。
Begin the Beguine
ビギンのリズムが聞こえてくると
あの夜の甘い音楽が
私の耳元に流れてくる
南国の魅惑に満ちた 素晴らしい一夜の出来事
あの夜の思い出が 鮮やかに蘇る
あなたともう一度 夜空の下で抱き合い
静かな浜辺では オーケストラが音楽を奏でる
椰子の木までも そっと揺れている
ビギンのリズムが かすかに響く
あの日に戻ることは もはや虚しい望み
あの曲が聞こえる時だけ 私の心は熱く燃える
あの夜 あなたと 永遠の愛を誓ったのに
決して離れないと 約束したはずなのに
崇高な ひととき 輝かしい歓び
不吉な雲が現れて 幸せをかき消してしまった
失われたチャンスを 人々は呪うけれど
私には その悲しみが 痛いほどわかる
だから ビギンのリズムを 奏でないで
消したはずの恋の炎に 再び火をともさないで
あの熱い想いは 眠らせたままに
思い出すのは ビギンのリズムが 聞こえる時だけ
そう、あの作曲家のコール・ポーターの映画。
不思議な気持ち でも真実の想い
君のそばにいると感じる 愛する人よ
星が空を埋め尽くす
あまりにも 君を愛している
たとえ 君がいなくても
僕の腕は 君を抱きしめる
愛する人よ わかっておくれ
それほどまでに 君を愛している
あの神秘的な夜 君に恋をした
初めて君が 僕の前に現れた夜
夢のような喜びで 恋に落ちた
嘲られても 傷つけられても
裏切られても 捨てられても
死ぬまで僕は君のもの
それほどまでに
それほどまでに
あの神秘的な夜 君に恋した
初めて君が僕の前に現れた夜
想いに応えてくれると知り
夢のような喜びで 恋に落ちた
嘲られても 傷つけられても
裏切られても 捨てられても
死ぬまで僕は君のもの
それほどまでに
それほどまでに
君を愛している いとしい人よ
君だけを
あの神秘的な夜 君に恋をした
初めて君が僕の前に現れた夜
想いに応えてくれると知り
夢のような喜びで 恋に落ちた
嘲られても 傷つけられても
裏切られても 捨てられても
死ぬまで僕は 君のものそれほどまでに
それほどまでに
君を愛している いとしい人よ
君だけを
大好きなLara Fabianが登場する。こんな映画は、日本ではヒットしないだろうなぁ。
Mario Frangoulis & Lara Fabian - So In Love in Mario with Friends
ラウラは、昼寝としゃれこんでいる。幸せな娘だなぁ。