Jerry Emma Laura Piano

Mina, Dalida, Barbara, Laura, Lara....美人大好き! あっ、Mihoが一番好き

ありがとう

2013年08月29日 | 毎日の話
腰折れ文を見て、終わりが、早すぎると言われた。申し訳ない。韓流ドラマは大抵最後はたたみかける。それに見習った。誰が好きだっととも聞かれた。そうだな、絵里香が自分の理想の女性だったのかもしれない。赤坂見附の地下を歩きながら思った次第。九州は確実に台風が襲来するようだ。週末はMihoちゃんのでるパホーマンスコンサート。天気がもってくれる事を願う。

文章はとても難しく、なかなか物に成らない。当たり前と言えば当然で、うまかったら印税生活である。多くの人がチャレンジしているだろう。現代になって、電子媒体で多くの人に読んでもらえる。だから読んでもらえるだけ幸せだ。

音楽も同じ、自分だけが楽しむ音楽。他人聞いてもらえる音楽。他人と楽しむ音楽。どれが本当にいいのだろう。どれも素晴らしい。写真も同じだろう。携帯で撮る写真も、ちゃんとした写真も写真に代わりはない。
思いでを残すなら、文章か写真だ。ビデオではない。そんな意味で、文章にすることをお勧めする。楽しいですよ。

絵里香と言う仮想の女性の目には、源太郎はどのように写っただろうか。会って聞いて見たい。逢える日を楽しみにしています。


源太郎(完)

2013年08月29日 | 腰折れ文
【源太郎】登場人物や設定は全て架空です。

追分にリストを貰う日が来た。運転手に目立つように工場の中まで自分専用の社有車を着けさせ、追分を迎えるように指示した。追分は迎えに来た運転手に偉そうに答えて、乗り込んだ。追分は自分が偉く、重要な人物であるかのように、運転手に話しかけたが、運転手はその浅はかさを見抜いているので、はいはいと答えたたが、この若造が、何を勘違いしているのかと一言一言に呆れていた。

源太郎は磯料理の店に待ち、礼儀知らずの追分を迎えた。座敷に着くと追分は高い酒をリクエストした。源太郎は何もわからないといい、そのように仲居に頼み、追分の全てを観察していた。そして、酔う前にといって、彼のリストを求めた。追分は組合の封筒にそのリストをいれてきたが、それをテーブルに置き勿体ぶって、渡さない。源太郎は低姿勢に教えを求めた。追分は何か要求があるらしく、ボソボソと言ったが源太郎はそれを無視し、再度それを要求した。

やっと渡されたリストをみるとすでに内定していた問題社員と言っていい連中の名前が並んでいた。その中には、社長の秘書や総務の吉田の名前もあった。彼を社長は信頼していると言ったがこれで実態がはっきりした。追分は、単細胞だ。リストはあいうえお順でもなく、職位順でもない、自分に近い順に名簿を作っていた。

程なく、追分は彼らの処遇を改善すべきだと力説し、それができなければといって、過去の失脚した連中の名前を上げた。源太郎はこの時と思い、追分が後ろ盾と言っている富山連合の会長がここにくるという事を隠して、コンパニオンを呼ぶように仲居いい、追分にはお礼だからと存分に今日は遊んでくれと言った。そして追分は天狗になって、好き放題に振舞っていた。

暫くして、仲居がお連れ様といって佐々木を案内して来た。富山は佐々木という苗字が多い。追分も源太郎の友人ぐらいにたかをくくっていたが、佐々木は部屋に入るなり、源太郎に丁寧に挨拶して座り、そして追分を睨みつけた。追分はまさか源太郎と会長が親しい事など全く知らなかった。

先ほどまでとは打って変わり、蛇に睨まれた蛙のようになった。「追分よ。俺がお世話になっている大和さんに迷惑をかけていないだろうな。若い連中に聞くと、お前近頃吉田とつるんで、好き放題やっているらしいな」と佐々木はドスの効いた声で言った。源太郎はすかさず、追分が自分の推薦するリストを作ってきてくれたのだと、説明し見かけ上佐々木の言葉を制しその場を一旦収めた。

それからは、震える声で追分は受け答えした。「追分よ。お前事務員の恵美に手を出したらしいな。若頭から聞いたが、責任の取り方は知っているよな。吉田にも言っとけ。お前らただじゃ済まないぞ」と佐々木がいうと追分の顔色は変わった。源太郎は佐々木に「今日は私に免じて、収めて下さい」と再び制し、佐々木も「大和さんからそう言われたら、仕方ありません」と返答した。これで、追分は完全に源太郎の手中に入った。

追分に向かい、源太郎はリストのトップに記載されている、総務の吉田の悪行をすべて話すようにいい、追分は自分が助かるためにボソボソと吐露し始めた。一通り聞くと、明日その証拠を朝一番で持参するように指示した。佐々木は、このことを少しでも吉田や他人に話したら、どうなるかわかっているなと言った。追分は震えながら、了解した。

翌日午後、吉田が社長室に呼ばれた。追分から、リストのトップに上げてあるから役員候補とおだてられていたので、得意な様相で部屋に入った。その部屋に源太郎が同席している事で余計に期待が高まっていた。ところが、社長は厳しい顔で、吉田の悪行と証拠を突きつけ、即刻懲戒免職と言った。吉田の表情は一転し、困惑している。そこで、源太郎が依願退職の交換条件を出し、その代わり、これらの横領に関与した社員をすべて言えとせまった。家庭もあり、そして退職金もなくなり、再就職に不利な経歴を残したくないと、何とか懲戒免職を避けたい吉田は、ベラベラと名前と実態を喋り捲った。それは無様であって哀れだった。その悪さの度合いは追分のリストの順番通りだった。

翌日、吉田は追分に電話して窮状を訴えたが、追分にはどうすることもできなかった。それから一週間の間にリストにあげられていたメンバーは、順次自己都合で退職していった。追分もリストの全員が退職したのを見届け自己都合で退職し、富山から去って行った。

この動きが社内に伝わり、彼らに押さえられてきた社員達は安堵した。社長は組織改革を発表して経営の見直しに取り掛かり、関連会社への説明に奔走した。彼らを放置して、まともな情報を得られず判断を誤った事による被害は大きく、解っただけでも数億円の損害がはっきりした。しかし、源太郎はこの程度なら十分修復出来る見込みがあった。事実、関連会社は皆好意的だった。


玲子はお腹の痛みを突然感じ香に連絡した。朝早かったが、香は容態を心配する一義と一緒にマンションを訪れ、荷物をまとめ車で病院に向かった。香は玲子を妹のように、心配そうにあれこれ面倒を見ている。香は出産の経験はないので、病院に着くまで手探りで介抱していた。

程なく、病院に着き連絡を受けていた当直の看護婦が玲子を案内して病室に消えた。一義は香にしばらく病室いて、話し合い手でいてくれるように頼み、落ち着いたら源太郎に連絡を入れてくれるように頼んだ。そして、院長室で当直医と治療の打合せを始めた。

僅な音で心地よい音楽が流れる病室に、香が入ると玲子は看護婦の手際のいい段取りですでにベットに寝ていた。香は大丈夫と声をかけた。玲子は少し顔をしかめて、大丈夫と答えた。そしてこれから源太郎に連絡すると言うと、玲子は首を横に振り、源太郎が今忙しく、昨日も夜遅かったので後にして欲しいといい、そして、改めて大丈夫だといった。香はベットの脇の椅子に座って、玲子を見ていた。

玲子は痛みも収まり、スヤスヤと寝息を立て始めた。一人で生活していたので、脇に人がいる安心感なのだろうと香は理解した。それでも、源太郎に連絡を入れようと思っていた矢先に、玲子はまたお腹の痛みを訴えたので看護婦を呼び、慌ただしく、ただ時間が過ぎた。
午後に入るとその痛みは激しくなった。一義は診療が終わり、病室を訪れ看護婦に状況を聞き、何やら指示し手術の準備に入った。源太郎には連絡がついたかと香に聞いたが、まだだととの答えに自分から連絡するといい、院長室に戻り源太郎に電話を入れ、会議中だが源太郎を呼び出し状況を説明した。源太郎は今から空港に行き八時の最終便で戻ると一義に伝え、電話を切り、会議室に戻り社長の了解を得て空港に向かった。空港には少し余裕をもって到着したので、店に出る前に源太郎の夜食を作っている絵里香に電話を入れた。予想していたことだが、絵里香は「大丈夫だから気をつけて行ってあげて」とだけいい電話を切った。

彼の夜食の準備を途中でやめた絵里香は、力無くテーブルに座りこみ、これで源太郎が、自分から距離が遠退くことを悟り、綺麗に並べた源太郎の茶碗を指で弾いた。そしてこれからは、彼にとっての唯一女性は玲子だと自分に言い聞かせ、矛盾しているが彼が戻ってきた時の言葉も探した。絵里香は自分の心に穴が空いてしまったさみしさで涙が出ていることさえ忘れていた。

絵里香は、気を取り直し食器を洗い、綺麗に片付け、生ゴミを処理して戸締を確認して店に向かった。その頃源太郎の乗った飛行機は定刻に富山空港を飛びたった。飛行機の中で源太郎はあれこれ考えを巡らせていた。勿論、玲子のことが一番心配だった。あれこれ考えても仕方ない。一義を信頼するしかなかった。

窓の外の真っ暗な空を眺めていると、先程の絵里香の寂しそうな声が気になった。若い頃から源太郎の影を踏まず、支えてくれた彼女に自分がしたことは何だったのか、勿論、生まれてくる子どものことは自分の事のように彼女は喜んでくれた。それは本当にそうなのか。自分がやったことは親父と変わらないことをしているのだとも思った。絵里香の気持ちが解るだけに辛かった。それでも、また玲子の容態が心配になっていた。

いずれ元気になって家族は富山くる。そう信じるしかなかった。絵里香はこの事を知らない。それは当たり前なのだ。しかし、絵里香も自分のために何もかも捨て犠牲となって富山に来てくれた。自分にとって本当に大切なものは何か、そんな思いが堂々巡りしているうちに、着陸体制に入った。東京湾を暫時高度を下げた飛行機は海面スレスレを滑走路に侵入して行き、ガツンとという音に続きゴーという逆噴射の音で前に押され、右に回りタキシーウエイに入った。

到着ロビーを出たところで、病院の運転手が源太郎を出迎えた。昔馴染みの運転手は何も言わず源太郎を乗せるとすぐに病院に向かった。空港からの首都高速はこの時間にしては空いていた。予想より早く病院に着いた。そして 事務局側の入り口からの病室に向う途中で看護婦に病室の部屋番号を聞いたが、今集中治療室にいると聞き、階段を駆け上がった。

玲子は集中治療室にいた。源太郎は疲れ切った一義からの容態を聞き、玲子の手を握りガンバレと声をかけたが、握った手の反応は弱かった。お腹の子供のことは気になったがそれはどうでもよかった。玲子の回復を祈るだけだった。香は涙を浮かべ、何もしてやれなかった事を詫びた。源太郎にはその声は聞こえなかった。

時が過ぎ病院は静かになった。椅子から立ち上がり源太郎は喫煙所に向った。一義がコーヒーを二つ持ってきて、ポンと右肩を叩いた。そして一つを差し出した。源太郎は「ありがとう」と一言だけ答えた。もう源太郎には何も残ってはいなかった。黙ってコーヒーをすする音がした。

あれから、何年たったのだろう。源太郎は社長の椅子に座り、自分だけに許された煙草に火をつけ、あの頃を思い出していた。この会社も今では軌道に乗り業績は業界で一、二になり、篤の娘婿にこの椅子を渡す日が近づいていた。明日は玲子の十七回忌の法要だった。
大人びた娘の夕子と絵里香は忙しく準備をしていた。母に抱かれたことのない娘が若い遺影の前で涙一つこぼさず、絵里香の手伝いをしている姿を見ていると、源太郎は申し訳ない思いでいっぱいになった。一義も香も玲子に出会えた事が幸せの始まりだった。二人には子供がいない。唯一の跡取りは夕子と思っている二人に、源太郎は好きにさせてやってくれと言い続けていた。

絵里香は自分の本当の娘のように夕子を大事にし、母親以上に厳しく育ててきた。絵里香のとっては、それが自分がなすべきことで、唯一の玲子の対する感謝の証だった。この子が春から東京の大学に行く。すみ慣れた富山の町を離れて都会に行く娘を思う親の気持ちと自分が故郷を離れた時の思いがラップしていた。絵里香は親として何をおいてもしっかりしないといけないと言い聞かせていた。

全てのは始まりは、あの一義との旅だった。こんな人生があるとは誰も想像出来はしない。そして未来に向けて、唯一の自分の生きた証の娘を自分の人生のすべてをかけて守っていかなければならない。遺影の玲子が笑いながら、「ちゃんとしなさいよ。遊び人の源さん」と言っているように見えた。

源太郎にとって、香、玲子そして絵里香いう女性達は何だったのだろう。そして一義や篤という多くの友人達に返す言葉が今相応しいのだろう。愛した玲子と、今でも支えてくれている絵里香には言い尽くせない感謝の言葉しかない。あの出逢いの旅さえ行かなければよかったのだろうか。(完)


あとがき
この腰折れ文は、あくまで僕の夢の出来事である。本当に源太郎が愛した人は誰にもわからない。ただ、神はそれぞれに、その場を与え、試練も与える。そんな人生も夢である。ハッピーエンドになれば良かったが、これもハッピーエンドだと思う。昔、色々な話やエピソードを語ってくれた大先輩達は皆この世を去った。栃の実を美味しいと言って、生でだべさせ、渋味にもがいている私を見て笑いながら見ていた先輩。越冬している私の部屋にきて、コロンビア豆のコーヒーを入れろと言った先輩。寂しいといい深夜にマンドリンを引いた先輩。崖から落ちた私に向かって、機材は大丈夫かと言った先輩。皆この世を去った。そんな先輩や仲間がいて今の私がある。何がハッピーエンドかはわからない。この腰折れ文を読んでくださった方に感謝します。







レールには思い出がある

2013年08月29日 | 毎日の話
レールには思い出がある
何気なくレールを見ると新幹線のレールは今60kgタイプだ。昔の東海道新幹線は50Tというレールだった。40年程前に大先輩と一緒に小さな断面の水路トンネルを二本掘った。一本は1500m、もう一本は3300mだった。断面が、小さいので、運搬はバッテリー車で、いずれも片押し掘だったので大変だった。今は亡き大先輩は現場に行くたびに、ロコには乗らなかった。支保工や高圧空気管やレールの歪みを確認し、そして木屑や石ころをひろい切羽まで行った。いいか職人は仕事に、夢中だから、足元のレールなんて気にしない。だけどレールがだめならトロッコは脱線する。もし高圧空気管が、破裂し、支保工が、壊れたら生き埋めだ。だから歩いて見ろ。と口癖だった。当時22kgレールだった。普通レールの30kgレールならもっとしっかり安心だとも言っていた。詩を作る事が好きな先輩だった。今日レールを見てこんな思いをしている事に、まだわかりもしないで、アホか。と言っているに違いない。はやくして55歳で亡くなってしまった。


シマダイダイ

2013年08月27日 | 毎日の話
シマダイダイ
通勤路に気がつかなかったが、ビルのしたに沢山の鉢植えがあった。夏は日陰を歩いたせいだ。縞模様のあるシマダイダイが、たわわに実をつけている。都会の真ん中でいたずらされずに実をつけている事に驚く。


明日は総合火力演習

2013年08月24日 | 毎日の話

朝は雨。昼過ぎから少しずつ雲が下がり、久々に富士山が顔をだしたが、周りは厚い雲で覆われている。山頂付近に雲が残ると、明日もはっきりとした天気にはならないことが多い。明日は、富士総合火力演習。朝からドンパチが聞こえるだろうが、折角の演習。着弾が見えないといけないので、お客さんのためにも天気になってほしい。

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