寝違えたのであろう。左側に首が回らない。
昔、出張中に首が回らなくなり、水もストローでなければ飲めない状態だったことがある。
その時は、ちょっとの振動でも痛がったが、今回は筋を伸ばしたようで、それに比べれば大したことはない。
痛み止めを飲んで少し音楽を聴いてゆっくりしたのでなんとか復活。
おかぁしゃんとジェリーが散歩に出かけると、残されたラウラは「うぎゃー、にゃー」とリビングの窓越しから帰ってくるまで泣いている。まるで赤ちゃんのようなラウラだ。耳が不自由だから人恋しいのはわかるが、誰かがそばにいないと泣き叫ぶ。
それでも、ジェリー爺さんが脇で寝ていれば、安心するようだが、この前のように寝相が悪く、爺さんの上に落下なんてことがあるから、それはそれで危険極まりない。そしてふてくされると、棚の上にあるものを順次落とし、気を晴らしているようだ。
「おかぁしゃん帰ってきたよ」というとある音には反応するのでニコニコ玄関先に出迎えに行く。そこで爺さんと鉢合わせして「なんだよ」とガンを飛ばすのだ。
そんなラウラも空腹には耐えられない。冷蔵庫の前で源太郎が来るのを待ち「おやつ」をその目力で要求する。
「そうだ。体重を測ろうね」とヘルスメータを持ち出し、抱っこして体重を計り、ラウラを下ろしてまた計測。
「ラウラ太り過ぎかなぁ。3.2kg」
「失礼ね」
「お腹がタプタプしている代わりに、脳みそが少ないからこんなもんか」
「またまた失礼ね。で、おやつ」
こいつの脳みそは胃にあるということがわかった。
ゆっくりする時は、Laura PausiniやLaamでは脳みそが覚醒してしまうので、モーツアルトやショパンがいい。
そこでショパンのピアノコンチェルトNos.1を弾き振りバージョンで聴いている。天才というのはいるもので演奏しながら指揮するなんてすごいというしかない。第一楽章は有名だが、源太郎は第二楽章が気に入っている。
何台かの再生機に休んでもらい、使いやすい機材だけに配置換えしてあったので、すっきりとした環境で聞くことができる。
社長さんの椅子にもたれて聴いている間はいいが、立ち上がる時「ズキン」と痛い。
美味しい日本酒でも飲めば楽になるだろう。
「夕食はまだかなぁ」、それじゃラウラと変わらないか。
明日は土曜日、天気が回復してほしい。そして山梨県側の富士山は山開き、皆さん注意して、山に登ってください。