ラウラもジエリーも三歳児と一緒。
おかぁしゃんの顔が見えなくなると、クンクン泣いてふてくされるジェリー、ミャァ・ミャァと大声で泣いて、窓の外を眺めて帰りをひたすら待ち続けるラウラ。
写真を整理していると、ブローニーフイルムから焼き付けた四つ切り写真が出てきた。フイルムスキャンでアップしていたが、印画紙をスキャンして再アップです。でも画像のファイルサイズが1MB以下なので結局圧縮です。でも青空が澄んでいる。残念ながらチェスキークルムロフは曇りだったのが残念。
久々にチェスキークルムロフという街を思い出し、懐かしんでいたら色々なフィルムが出てきた。
「ラウラ。ヨーロッパの街の話をしようよ」
「いいよ、面白そうだね。で、イギリス、フランス、イタリア?」
「違うよ。まずはオーストリアの渓流からスタート」
「おとしゃんが真ん中。足短いね」
「お前に言われたくないよ。二人が二歩歩くところ、おとしゃんは三歩。ピッチ走法だよ」
「まぁ、いいか。それはそれとして、どの街に行くの」
「そりゃ、チェスキークルムロフに行こう。昔はチェコスロバキアだったんだけど、今はチェコなんだよ。チェコの中で最初に世界遺産に登録された街。チェスキークルムロフ城はブルタバ川岸にあって、マッチ箱のような街。14世紀の街並みがとてもいいよ。南ボヘミアは本当に美しい。おとしゃんは秋に行ったけど、冬もいいみたいだなぁ」
「ブルタバっていうと、あの曲だね」
「よく知っているね」
「スメタナさんのモルダウでしょ」
「そうだね。モルダウはチェコ語をドイツ語読みするとブラタバになるんだね。ここから街に入るんだよ。あの何層にもあるところは美術館があった記憶があるよ。でも、壁が石積みに見えるけど、全部絵画で、一種のだまし絵だよ」
「お土産屋さんがたくさんあるね」
「ああ、おとしゃんが行った頃は日本人の観光客はほとんどいなかったね。今は多くの日本人が入っていると思うよ」
「次はどこ」
「チェコのクトナーホラだよ。ここはスリがいっぱいだから、気をぬいちゃだめさ」
「夜のプラハも綺麗だよ」
「そして、おとしゃんの好きなスイスのベルンだね」
「フイルムスキャンしたから、お前たちの抜け毛でゴミがあるよ」
「それはジェリー爺さんの毛だよ」
「今日はここまでだね。お昼休み終わるから。それにしても暑くなってきたから、真冬の富士山の写真でも見ようよ」
「そして、これがジェリーちゃんの1歳の頃だよ。可愛いね」
「そうかしら、アタシの方が可愛いわよ」
「でも、ジェリーは足が長いんだよ」
「ふん。その話はお互いにしないのよ」
朝食をとっていると、ラウラが食卓の端に座ってじっとMihoちゃんを見ている。ジェリーは「パン」の香ばしい匂いに誘われて、Mihoちゃんの周りをぐるぐる。挙句に、食器洗い機に入れて洗う前のお皿を、舐めている。ラウラは、お澄まししている。「可愛いよ」
1974年のキングレコード(GW259/60)です。
さぁ、問題です。アルバムのオモテ面の美女たち。左から名前、正しいのはどれでしょう。
1. ジリオラ・チンクェッティ、 マルチェラ、 ミーナ
2. マルチェラ、 ジリオラ・チンクェッティ、 ジルダ・ジュリアーニ
3. ミルバ、 ジルダ・ジュリアーニ、 イヴァ・ザニッキ
2問目、アルバムのウラ面の美女たち。左から名前、正しいのはどれでしょう。かなり難しいですよ。
1. イヴァ・ザニッキ、 ミーナ、 ミルバ、 オルネラ・ヴァノーニ
2. ミーナ、 ミルバ、 ラウラパウジーニ、 カルメン・コンソーリ
3. イヴァ・ザニッキ、 ミーナ、 シリア、 ジルダ・ジュリアーニ
4. ミルバ、 オルネラ・ヴァノーニ、 カルメン・コンソーリ、 ミーナ
答えは、1問目(2)、2問目(1)でした。2問とも正解された方は、相当美人好きですね。
では、よい一日を
(MinaとMilvaの珍しいディユエットです)
Mina - DUETTO CON MILVA (1972)