昔オイルショックのころ、色々な料金が高騰したことについて我々年代は記憶に新しい。
それでも、頑張って仕事をしてきて、今は不自由なくエネルギーを使わせていただき、何とか暮らしてきた。
ところが、ここにきて色々な要因で原油が高騰し、冬も近づき、灯油代が異常に上昇してきた。
巷では、エネルギーの議論を有識者(?)といわれる方々がしているようだが、どうもピントがずれているように思う。
目先だけの議論で、現実論からかけ離れているような議論ばかりだと思う。
電力自由化で、安い料金の企業と契約し、変動料金で焦っている人。(うまい話があるわけない)
不安定な自然エネルギーの発電の補助金目当てで、設備投資したが、買取価格が低下して焦っている人。(電源の品質を理解していない)
面積当たりの発生電力の低い、そしてピーク対応できない電源系を「クリーン」という名のもとに推奨している人。(結局安定電源のための施設が稼働しなければならない)
そして、知らずに補助金の原資のために徴収されている電気料金伝票を見ない人。(よく見るとハッと気づくはず)
きっと、再びオイルショックが発生したり、停電が発生した時に後悔する時はすでに遅し。
購入した灯油代の伝票を見て、こんな気持ちになった。
寒くなったら、お前の力を貸してくれよ。ピアノの熱源がありがたく感じるに違いない。
「じゃ、美味しいごはんと引き換えだよ」
「お前は、産油国か」
「そうですよ!」