富士山は見えず
それより、出突っ張りで昨日自宅に帰ってきた
霞が関と永田町を行ったり来たり
そして、さいたま新都心に行ったり
打ち合わせや会議、でもひと昔とは大きく異なった時代なったんだなぁと感じる
細かい仕事の話はしない主義だから、内容は横に置いて
人間模様を描いてみることにしよう
平成も終わりだが、近年「働き方改革」が叫ばれ、思い腰をあげたお役所
もともと官公庁は働き方改革なんてものは、民間に比べれば笑っちゃいますだが
なんとかフライデーも、時差出勤だの役所のためのスローガン
でも、中央官庁の諸氏には遅すぎた改革だろうだから、ここだけは許せる
銀行なんて企業は、もともと貸す側の立場だから平気でオンラインを止める
それなら窓口を開けよと言いたいが
彼らは、やっぱりサービス業だとは思っていないから仕方ない
突然、ある官公庁の外郭団体では、留守番電話になってしまった
勤務時間の鐘がなってやっと繋がる状態
でも一分でも時間前では繋がりもしない
そして、これからが大きく変わった点
全ての打ち合わせが、「専門用語」の解説が常に求められることになった
普通、専門家同士の打ち合わせなら、ある専門用語を使っても問題なかった
ところが、今はその用語の定義や、その資料がどこに載っている(何ページのどこ?)かいちいち説明しなければならない
挙げ句の果て「それは適用できるんですか」ときたもんだ
「専門家の議論だろ」と言いたいがぐっと我慢
しかし、こっちも負けていない
彼らが生まれいてない時代の、常識学を全面に押し出してやる
「知ってるよなぁ」頭ごなしだ
すると、彼らは理解できなくなって、今の資料に載っていないものから一歩も前に進まない態度をとる
「草食系」と言われるが「無経験で頭でっかち」と行ったほうがいい
金曜日、親しい先輩とあるアイデアについて議論した(我々だからもちろん飲みながら)
もう先輩も高齢者だし、「もうゆっくりしたいなぁ」と言っていたが
あるテーマについて話すと、現役さながらの二人に戻った議論になった
「久しぶりに楽しく、有意義だった」
こんな席に、現役の職員は近寄りもしない
いつか、発電所がなくても、スイッチ入れれば電気は着くし
浄水場がなくても、水道は使えるし
コンビナートがなくても、ガソリンはガソリンスタンドで湧いている
なんて思う新しい年号の若者が出てくるだろう
我々の年金は、彼らに助けてもらうのだから、このくらいにしておこう
「ラウラ、調子はどうだい」
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