残念ながら「缶詰中」なので、今夜の皆既月食の写真は無理
でも、四半世紀続いているある親睦会で都内に出かけるので、帰り道で皆既月食は見ることができるかもしれない
まぁ、千鳥足で足元が肝心だから、空を見上げることできないかもしれないが・・・
執筆も何とか軌道に乗り、第5章まで書き進んだ
古文書と格闘し、某名誉教授と議論しながら、ちょっと息抜き
「こんなことは、学生たちが研究でやればいいんだよ。そう指導してこなかったあんたが悪い」
「でもなぁ、今の学生は調べることはしないんだよな。皆、ググって見つからなければ、わかりませんと言うしなぁ」
「そうだよね。ノートとっているのもあまり見かけないし、あげくはスマホでパチリだから」
「ああ、俺の授業は認めなかったからね。この前の学会だって、他人の発表を写真に撮っていたやつもいただろ、ありゃ違反だよ」
「きっと、こんな古文書、いつかは忘れられるんじゃないかなぁ」
「すでに忘れられているよ。だから頼まれるんだけど。お前いなくなったらもう見る奴なんていないよ」
「そうですね。しらべると矛盾がよくわかって面白いのに、飛びつきやすいことばかりに光をあてて、根幹なんてどうでもいいんですよね」
「まぁ、お互いに年寄りになったということだよ。俺は今日ちょっと飲み会に出かけてくる」
「原稿は・・・・先生!!」
そして、夜明け前、源太郎は既にキーボードをたたいている。