Jerry Emma Laura Piano

Mina, Dalida, Barbara, Laura, Lara....美人大好き! あっ、Mihoが一番好き

LPレコードの紹介 (No.051) LAST CONCERT (1976年)

2016年07月05日 | LPレコード紹介

手抜きのLPレコードの紹介が続いたが、ここで源太郎は反省して本気モードで紹介したいレコードがこの「Sound Track LAST CONCERT」だ。

今ではレンタルVIDEO屋さんがあるので、映画館の鑑賞の興奮はほとんどなくなったのかもしれない。しかも、コンピューターグラフィック多用の映画に飽き飽きしている源太郎。でも、1970年代の映画館で見た映画が今でも心に残っている。

その好きな映画の中でも、ぜひお勧めしたい映画がこの「ラストコンサート」。サウンドトラックは数枚しか持ってはいないが、この映画のサウンドトラックは今でもよく聞くレコード。残念ながら復刻のDVDは持っていない。レンタル屋さんにこの映画があるかどうかわからないが、もう一度観てみたい映画。そしてお勧めしたい映画だ。(ぜひ、ハンカチを持って鑑賞してほしい)

このレコードにはこんな解説が付いている。

 つかの間の〈生〉を、愛する男の再起に賭けて燃焼させる孤独な少女ステラ。彼女の命の炎に焼かれて、焦燥と絶望の日日から鮮やかに甦える往年の名ピアニスト、リチャード。これは、不治の病に冒された少女が、みずからの命と引き換えに、肉体は健全でも心がうつろな男に魂を与えて世を去るまでを、人の世の哀しみをこめて描いた愛のロマンである。 幸せ薄い少女ステラを演じているパメラ・ビロレージは、イタリアの古都フローレンス出身の新人。ハンガリー映画界の巨匠ミクローシュ・ヤンチョーの大作『快楽の罪』(日本未公開)でデビューを飾っている大女優の卵で、はなやかな未来を予感されるイタリア映画ひさびさの大型新人だ。 リチャード役を演じるリチャード・ジョンソンは、65年『モール・フランダースの愛の冒険』で共演したグラマー女優キム・ノヴァクと電撃的に結ばれ、のちに離婚したイギリスのシェークスピア役者、といえばごぞんじの方も多いだろう。最近はイタリアに腰を落着け、74年『デアボリカ』などで、円熟の味わいを見せている。 この映画は、製作資金面では日本・イタリア合作、スタッフ・キャストはすべて外国人という異色の形式で製作されたもので、『デアボリカ』のプロデューサー、オヴィディオ・アッソニテスの企画を、日本側が修正し、資金面で協力して完成した。監督のルイジ・ゴッツィは、これが第1作の新人。アッソニテスと共にシナリオも担当している彼は、次期イタリア映画界を背負って立つ新鋭と呼ぶのがふさわしい。(1時間34分)

物語のあらすじはこんな内容なのだ。


 やわらかな風が、暗い表情で診察の順番を待つ男の周囲を翔けめぐったようだった。突然あらわれて話しかけてきた桜色のほほの少女。男はおもわずたじろいだが、彼女が風のように去ったあと、それ以上の驚きが診察室に入った男を襲った。
「お嬢さんの命はあと3ヶ月。いや、2ヶ月かもしれない。白血病です」
 お嬢さん? 医師の言葉に、それまで手の怪我に気をとられてうつろだった男の目がかすかに光った。男は、このときになってはじめて気がついたのだ。さっき彼をたじろがせた娘が、勝手に自分を父親にしてしまったことを。では、あの娘は、残された命があとわずかしかないのを知らずに去ったのだろうか?男は、バス停で再び娘と出あったとき、ただ黙っていた。この私には何の関係もないことだ。自分ひとり生きていくことさえ辛いのに、他人のことまで手がまわらない。
 彼はそう思っていた。
 娘は、深く刻まれたシワに孤独と重苦しい日常をしのばせる男に、楽しげな表情で話かけた。
 とても幸せそうだった。
 ふたりを乗せたバスは、モン・サンミッシェルの美しい海岸を進んでいく。
 少女の名はステラ。幼ない日、母に死に別れ、愛人と共に出奔した父を探しているのだという。
 人が恋しいのか、瞼の父が恋しいのか、子供のように甘えるステラに、男のかたくなな心もほんのわずかばかりやわらいだようだ。
 リチャードと名乗った男は探していた。だが、かつて成功の香りをかいだことのある彼にとって、いまの境遇はなんとみじめなのだろう。場末のクラブのピアノ弾き、それが、いまの彼に与えられる最高の仕事だ。
 リチャードと一緒に食事を終えて小さなホテルに落着いたステラは、久しぶりの楽しいひとときに心の底から酔っていた。
 翌日もふたりは一緒だった。前の日と反対に、今度はリチャードがステラを呼びとめた。そして彼は、この世でたったひとり、作曲家としての彼の才能を信じて援助を惜しまないシモーヌの経営するホテルヘステラを連れていったのである。
 よく肥ってやさしそうなシモーヌは、リチャードがすっかり子供扱いしているステラを、そうとは知らずに彼の恋人と間違えたのかもしれない。まるで母のように暖かかった。
 「父が見つかるまで一緒にいてね」
 腕をとってまつわりつくステラが、いまのリチャードにはまぶしい。シモーヌの車を惜りて父がいるという屋敷を訪れたステラは、人けのない邸内に置かれたピアノを弾くリチャードに、はじめて彼の苦悩に触れたおもいがしていた。
 家の管理人から、父親がパリにいることを知らされたステラは、リチャードとパリに向かった。
 父に会えたらリチャードは行ってしまう。不意に悲しみがこみあげて、別れも言わずに彼と別れたステラは父の家に向かったが、目指す家の窓から見える光景は、彼女の夢を無惨にもうちくだいた。
 幼ない息子をいとしげに抱きしめる父。あれほど求め続けた父は、もはやステラの手の届かないところにいる。こぼれそうな涙をこらえて引き返えすステラは、そのとき、街灯のほのかな光の中にくっきりと浮びあがった人影を見て、おもわず駆け出していた。
 リチャード!
 ステラに去られて、はじめて失なったものの大きさに気づいたリチャードが、あとを追って来たのだ。ふたりは、モンマルトルに小さな部屋を借りた。そして始まった幸せな日々。作曲に励げむリチャードと、はじめて知った幸せをむさぽるステラ。しばらくは平凡に日が過ぎていったが、はかどらない仕事にときとして焦ら立つリチャードは、そのたびにステラに慰められ、励げまされた。
 だが、それでもなおリチャードが作曲をあきらめて故郷のイギリスヘ帰ると言い出したとき、ステラは、愛する彼のために本気で怒っていた。そんな苦しみを乗り越えて結ばれたふたり。
 「結婚してくれるかい? こんないくじなしでも」
 リチャードの苦労は、いま実を結ぼうとしていた。〈ステラに捧げるコンチェルト〉がパリ交響楽団によって演奏されるのである。ピアノ奏者はリチャード自身。夢が遂に現実のものとなる。
 ところが、病魔は確実にステラの若い肉体をむしばんでいた。
 「もしも、もしもよ、私かコンサートに行けなかったら、これを特っていてね」
 小さな箱の中には輝やく星がひとつ。ステラとは、ラテン語の星。彼女は、はじめからリチャードとの別れがそう遠くないことを知っていたのである。
 もうだめ。リチャードが買ってくれた白い花のドレスを着て、一番前の席で彼のコンサートを聴きたかったのに。
 「いつまでもあなたと一緒よ。忘れないで」
 病院のベッドでもなおリチャードの身を気づかいつづけるステラだった。コンサートの日、純白のドレスに弱りきったからだを包んだステラは、はるばる駆けつけたシモーヌに見守られながら、舞台の袖でリチャードの晴れ姿を見つめていた。
 さようならリチャード、私は、あなたの中に永遠に生きているのよ。
 ステラは逝った。みずからの命と引き換えに、生きることに絶望していたリチャードに愛と生のよろこびを与えて。

「いいだろ。ラウラ」

「ホント、おとしゃんはこんな映画好きだよね」

 


LPレコードの紹介 (No.045,046,047,048,049,050) 日本の歌手(懐かしい)

2016年07月05日 | LPレコード紹介

夕食も終わり、暇なのでもう一度LPレコードの紹介をしよう。

「ラウラ、再びお願いしますよ」

「わかったよ。お腹いっぱいなので、適当にやるね」

「頼みますよ」

「おとうしゃん、一押しの日本人歌手だったね。しばたはつみさん。1977年盤。当時の日本コロンビアのレコードは、レコード番号にはあるルールがあったんだよね。Pという記号はポップス歌謡の分類で、その次のX,P,Z,Bは価格を示していたんだよね。Xが2500円、Pが2200円、Zが2000円、そしてBが1900円。このレコードはPX-7038だから、けつこう高かったんだよね」

「次は、五輪真弓さんの1980年盤。1982年盤。残念ながら五輪さんのレコードはこれが最初で最後のレコードだよね。結局好きにはなれなかったんですよね」

 

「おっと、再び演歌だね。1977年のベスト盤。能登半島と津軽海峡。中部山岳でよく聞いたんでしょ」

「そうだね。先輩たちが源太郎の部屋で酒盛りをして、その後珈琲を飲みながらよく聞いたものさ」

「女っ気なしの山小屋だよね」

「そして、これは森山良子さんの二枚目のLP。この前作"この広い野原いっぱい"のLPがあったはずだけど見当たらないんだよね。もう、捨てちゃったんじゃないの」

「かもしれないね」

「ありがとうね。ラウラ」

「じゃ。アタシは秘密基地にいくわね」


LPレコードの紹介 (No.040,041,042,043,044) 古いレコード(手抜き紹介)

2016年07月05日 | LPレコード紹介
 
Piu Di Me、CD届く。
待ちに待ったCDが届いた。早速、アンプを暖め、デシタルダイレクトモードで聴き始めた。Solo Un Volo、一曲目は、Erosとのデュエット。高音域のエロスの声とマッチングが......
 

一度、手抜きのレコード紹介をやってみると、これがとても楽なので、国内の歌手ならこの方法で今回も行こう。

「ラウラ、どうして、そんなところにいるの」

「おかぁしゃんのピアノの椅子の下は安全だからね。さっき、ジェリー爺さんが、慌てて、よろけて、アタシの上にかぶさってきたのよ。びっくらこいたんだ」

「じゃラウラ、この前と同じようにレコード紹介を頼むね」

「アイよ。ガッテン承知の助。初めはすごく若い時の森山良子さんだよね。レコードの帯がよく残っているね。1974年フィリップスレコード FX-8094。ジーンズのロングスカートが時代物だね」

「次は、おとしゃんが好きな丸山圭子さんだね。1976年 キングレコードから出たけど、"どうぞこのまま"のこの一曲だけだったね」

「スキャナーの範囲を超えているので、"思い出は美しすぎて/八神純子"が消えているよ。1977年盤だけど、白い部分が黄ばんでいて時代を感じるねぇ。そしてこのレコードはヤマハが版権を持っていたんだね。」

「珍しいよね。おとしゃんは気に入らないと二枚目のレコードは買わないよね。それなのに太田裕美さんは珍しく買っていたんだね。でもさ、こっちを先に紹介すべきだったよ。解説が写真集だよね」

「おっと、これは演歌じゃないの。鄧麗君と書いてテレサテンさんだね。歌が上手い人でしょ。珍しいねこんなレコードがあるなんて。でもさ、本名はTeng Li Chunだよね。台湾での芸名はTeng L.C Teresa、日本ではTeresa Tengなんてことも書いているし、解説書は大きなポートレートだし。おとしゃんは本当に美人が好きだよね。でもさ1955年生まれで、このレコードが1975年、二十歳なら可愛いに決まっているよ」

「紹介は終わったよ。ギャラ(おやつ)を要求します」

「はい、はい」

 

 

 


EMMA、、、天国に旅立って5ヶ月だね

2016年07月05日 | 毎日の話
 
Mihoちゃん看護婦になる

友人のコンサートを楽しんで帰ってきたMihoちゃん。早速Emmaの点滴準備。手際よく機材を準備して、点滴を素早くやった。Emmaも慣れたもので、点滴を終わって、また二階に上がっていった。...
 

今日は、エマの月命日。エマが天国に旅立ってもう5ヶ月が過ぎた。去年の今頃は暑さに耐え、点滴に耐え、エマはよく頑張っていたね。

あれから、熊本では地震、そして九州は豪雨、いろんなことが起きています。そして、今年はとみに暑くなりました。そうそう、甘夏の実が初めて実りましたよ。

天国でお友達がたくさんできたかなぁ。エマ、今どうしているの。

ジェリーもラウラも元気でいますよ。ラウラのいたずらは治らないけどね。