見もの・読みもの日記

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江南2019【5日目】無錫→蘇州→杭州

2019-05-02 23:32:08 | ■中国・台湾旅行

 5月2日。ガイドさんの話では、昨日の中国は4連休の初日で、まだ家でのんびり休む人が多かったが、今日から本格的に出かける人が増えるのではないかという。朝は太湖の内湖である蠡湖(れいこ)のほとりの公園を散策。そのあと、無錫名産・淡水真珠と真珠クリームの専門店に立ち寄る。海水真珠は1つのアコヤ貝に1粒しかできないが、淡水真珠は1つのカラス貝からたくさんの粒が採取できる、という説明をしながらカラス貝を割ってくれる女社長。

 たぶん2004年にもこの店に来ていると思う。前回は何も買わなかったが、今回は真珠クリーム10個(昼用・夜用5セット)1万円をツアーの仲間たちと分け合って購入し、私は2セット持ち帰った。

 昨日に比べると、確かに車と人の数が目に見えて多い。高速道路はスムーズに流れていたが、高速の入口や一般道はかなり渋滞していた。蘇州では、古典園林のひとつ耦園(ぐうえん)を観光。ここは掘割に囲まれた蘇州古城の東の端にあり、混雑している(であろう)城内に入らなくてもアクセス可能で、大型バスでも立ち寄りやすい立地。蘇州園林としては比較的新しく、清代末期の官僚・沈秉成(1823-1895)の私邸。園内の混雑は写真のとおり。

 園内には蘇州の伝統芸能が楽しめる舞台もある。リクエストは1曲50元から80元くらい。ガイドさんの選曲で3曲演奏してもらった。ガイドさんは「評弾(ひょうだん)」と呼んでいたけれど、語りはなく、琵琶を演奏する女性が歌ってくれた。

 耦園の外周を歩いているとき、水の都・蘇州らしい風景に一瞬だけ出会えた。

 そして耦園から徒歩数分の距離にある京杭大運河蘇州段を観光。蘇州旧城のすぐそばにあり、外城河とも呼ばれている。

 昼食は名店・蘭莉園大酒店へ。旧城の北西、虎丘山風景区のあたり。本来なら耦園から車で20分程度の距離だが、大渋滞で1時間以上かかってしまった。途中、高速鉄道の蘇州駅前を通り、さらに地下鉄があることを発見した。調べてみると、蘇州駅を通る南北ラインは旧城の外側を通っているが、これと交差して旧城を貫く東西ラインもある。うまく使えば、上海を起点に蘇州個人旅行ができそうである。

 蘭莉園の松鼠桂魚(桂魚の丸揚げ甘酢あんかけ)は美味しかった。また食べたい。

 

 蘭莉園併設のシルク店でもショッピングの予定だったが、時間が押してしまったので、ショッピングは中止。遅い昼食が終わると、杭州を目指す。杭州までも高速はスムーズだったが、高速を下りてから、西湖風景区にある百合花飯店にたどりつくまでが一苦労。最後はガイドさんの判断で、侵入禁止路を使って近道したらしい。公安に見つかったら、運転手さんではなくガイドさんが罰金を払うという約束で。中国らしくてよい。

 メインディッシュは杭州らしく、蓮の葉でくるんで蒸し焼きにした乞食鶏(叫化鶏)。最後に添乗員さんが「サプライズで~す」とケーキを持ってきてくれた。実はツアー最終日が私の誕生日で、最終日だから何もないだろうと思っていたら、2日早いバースディケーキを用意してくれたのだ。ちょっと生クリーム多めで辟易したが、そんなに変な味ではなかった。フルーツたっぷり。中国のケーキも進化したものだ。

 食後は2度目のオプショナルツアー「宋城千古情ショー」を見に行く。会場である宋城景区(テーマパーク)には複数の劇場施設があって、「麗江千古情」「三亜千古情」など各地の歴史と民俗を題材にしたショーが掛けられている。我々の見た「宋城千古情」は超満員。映像、アクション、歌舞音曲を組み合わせた豪華なショーで見応えがあった。中東ふうのダンスやアリランも混じっていたが、世界帝国だから違和感なし。

 

 宋城景区には、むかしの街並みを模したレストランや商店もあって、そぞろ歩くだけでも楽しい。古装(漢服)の貸出もしていて、レンタル着物で京都を歩く女子高生みたいな気分か。

 充実した長い1日がようやく幕。

(5/8記)


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