大横川沿いの河津桜が見頃だと聞いたので見に行ってきた。大横川は、我が家の前では東西に流れているが、木場公園の東側で南北に向きを変える。永代通りの沢海橋から北側を眺めると、ピンクの雲のような桜並木が両岸に続いていた。
このあたりは川岸が私有地のため近づけないが、しばらく北上すると遊歩道に出る。
河津桜(カワヅザクラ)は、桜としては濃いピンク色が特徴。細い雄しべがキラキラしてて、工芸品のような美しさである。
桜並木には、ところどころ、薄いピンクの別品種も交じる。
ネットの情報によれば、もともとは静岡県河津町を訪れ本場の河津桜に感激した区民が2000年に区に苗木を寄付したのが始まりで、その後も区が植樹を続け、現在の景観になったそうだ。
木が若いせいか、樹高はあまり高くないが、みっしりと隙間なく花がついている。
散歩の足を延ばして日本橋へ。あじさい通りのオカメザクラも見ごろになっていた。
オカメザクラは、樹高が大きくならず、花も小さいので、狭い庭や盆栽で楽しむことが多いという。確かに河津桜を見てきた後だと、さくらでんぶのように儚げだが、そこが魅力でもある。
我が家の前のソメイヨシノの開花までは、もう少し。