見もの・読みもの日記

興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。

視聴中:『射雕英雄伝』(2017年版)、『趙氏孤児案』他

2017-01-22 23:00:00 | 見たもの(Webサイト・TV)
 この週末は、あまり体調がよくなかったので、二日間とも家に引きこもって、テレビやビデオを見ていた。

■『射雕英雄伝』全52集(2017年、浙江華策影視)

 1月9日から東方衛視で放送が始まった『射雕英雄伝』(2017年版)、なんとYouTubeにすぐ流れてくることが分かってしまった。断片的な情報だと、週末に4話ずつまとめて放送されているらしく、現在、第8話までUPされている。もちろん中文字幕版だが、何度もリメイクを見ているドラマなので、全く視聴に問題はない。

 私は2003年の李亜鵬版が好きすぎて、2008年の胡歌版はどうも気に入らなかった。2017年版の主役、郭靖(楊旭文)と黄蓉(李一桐)は「新人」と聞いていて不安だったが、悪くないと思う。楊康(陳星旭)はリメイクごとに雰囲気が変わるので、正解がよく分からない。モンゴルの描写は戦闘シーンに迫力があって、とても満足。だが、やっぱり梅超風は2003年版を超えるのは難しいなあ、などが序盤の感想である。このまま、本国の放送をリアルタイムに追いかけていきたい。

■『趙氏孤児案』全45集(2013年、中国中央電視台)

 昨年暮れから、GYAO!ストアで「天命の子~趙氏孤児」と題して配信されている。舞台は中国春秋時代の晋の国。趙朔とその一族は政敵の屠岸賈によって皆殺しにされたが、生まれたばかりの幼児だった趙武は、趙朔の食客・公孫杵臼と、友人・程嬰の機転によってただひとり生き残り、成人後、趙氏の再興を果たす。「史記」や「左伝」が伝える有名な物語で、元曲や京劇でも親しまれてきた。ドラマは、医者の程嬰(呉秀波)を主人公に、屠岸賈(孫淳)との腹の読み合い、頭脳戦が前半の見どころ。屠岸賈の造形が、愛妻家であり、刻苦勉励する能吏でもあり、単なる悪人でないところが魅力的だ。

 年末の配信が16話までだったので、続きが見たくてやきもきしていたら、ようやく17~30話がリリースされ、視聴継続中である。『射雕』と比べると、当たり前だが、画面も脚本も重厚である。さすが中国中央電視台制作(日本ならNHK)というところか。

 日本のドラマも見ている。今年の大河ドラマ『おんな城主直虎』は、第3話まで視聴中。のめり込むほどではないが、今のところ、女性大河にありがちなストレスはなく見ている。『精霊の守り人』第2シーズン(連続9回)も今週末から始まった。陰謀と魔術とアクション満載で、だいたい中華古装劇を見るような感覚で見ており、楽しい。あと、これらと全く異なるシリアスな現代劇をひとつだけ、NHKドラマ10『お母さん、娘をやめていいですか?』を見ている。なんだか結果的に、NHKのドラマばかり見ているようだ。

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