見もの・読みもの日記

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コーヒーにナポリタン/昭和喫茶のモーニング&ランチ(TATSUMI MOOK)

2017-01-23 22:14:21 | 読んだもの(書籍)
〇喫茶店文化研究会監修『昭和喫茶のモーニング&ランチ:東京編』(TATSUMI MOOK) 辰巳出版 2016.6

 いつの頃からか、喫茶店のモーニングというのが好物になった。厚めのトーストにコーヒー。バターとジャムはほしい。卵やサラダはついていてもいなくても可。なぜか関西方面に旅行に行くと、こういうモーニングを出してくれる喫茶店によく当たる。京都のイノダコーヒーとか小川珈琲とか、大阪の三番館とか。これらは、チェーン展開はしているけれど、地域に根づいた喫茶店で、旅の楽しみになっている。それに比べると、東京都心部は、チェーン店のカフェばかりが目に入る。

 と思っていたが、本書を見ると、東京にもまだまだ昔ながらの個性的な喫茶店が残っているようだ。第1章は「モーニング・セット」おすすめの14店、第2章は「ランチ」推しの14店、第3章は「昭和の純喫茶進化形」10店、第4章は「定食サービス」に特徴のある10店を紹介する。文庫と新書の中間くらいの小型ムック本だが、喫茶店の内装や店主の紹介は最小限にとどめ、思い切りよく料理をアップにした写真が多くて嬉しい。店の所在地は、銀座や新宿も混じっているけれど、浅草・上野・入谷・三ノ輪など東京の東部(下町)と、吉祥寺・国立・立川などの西部(中央線沿線)の両極端が多くて、納得できる。

 モーニングの14店に私が行ったことのあるお店は1軒もなし。まあ東京育ちなので、必然的にそうなる。銀座の老舗「トリコロール」本店のモーニングは、バランスよく品がよくて美味しそう。いつか食べにいける機会があるかなあ。浅草の「珈琲屋」は厚切りトーストのボリュームが魅力的で、本書の表紙にもなっている。

 喫茶店のランチといえば、やっぱりスパゲッティ・ナポリタンが定番。二番手がチキンライス入りオムライスで、トマトケチャップは昭和生まれの好物なのだな。私も大好き。ナポリタンは、どのお店の写真を見ても、あまり差があるように見えないのがいいところ。しかし、新橋の「POWA」は別格な感じがした。グルメ雑誌にもよく紹介されるというナポリタン、一度、食べてみたいが、お店の内装が大人向けすぎて、心理的なハードルが高そうである。

 「昭和の純喫茶進化形」「定食サービス」では、カレーやシチューに加えて、焼き魚にごはんと味噌汁、しょうが焼き定食などの変わりメニューを出す喫茶店が紹介されている。本郷三丁目の喫茶「ルオー」はカレーとコーヒーのお店。懐かしいなあ。また食べに行きたい。

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