見もの・読みもの日記

興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。

雑誌いろいろ・2007年11月号

2007-10-26 23:15:32 | 読んだもの(書籍)
 ようやく金曜日である。秋の夜長は雑誌でも楽しもうと思って、目についたものを買い込んで来た。ま、明日の仕事は午後からだし。いずれも2007年11月号。

■『東京人』 特集「八百八町は夜も眠れず:大江戸出版繁昌記」

 カラー図版を多数使って、江戸の出版物が紹介されている。ああ、多色刷の扉絵をつけた草双紙ってほんとにきれいだなあ。大御所、中野三敏先生も登場。ところで、武鑑の出版元として知られる須原屋の流れ(須原屋伊八)を汲む書店が、今も埼玉県内で商売をしているという話にはびっくりした。へえ~明日は浦和に行く予定である。探して見てこよう。

 それから、目立たない記事だったが、和本(古典籍)を扱う古書店の若手が中心となって「和本」というドキュメンタリーフィルムを制作したそうだ。10/29(月)30(火)には、神田古本まつりで完成披露試写会が行われる。見たい! こういうとき、東京に住んでいない身が恨めしいなあ。

■『自遊人』 特集「京都・奈良 マル秘ワザ」

 掲載されている仏像の写真がすごくよかったので、あまり内容を気にせず買ってしまった。そうしたら、記事も意外に読み得だった。京都・奈良の観光に関して「使える裏ワザ」が多数紹介されている。山県有朋の別邸・無隣庵は1日貸し切っても3500円とか、聖林寺の十一面観音は事前予約すればスケッチできる、という具合。長谷寺や比叡山は、周辺の旅館や宿坊に泊れば朝の勤行を見学可、というのは一度やってみたいなあ。

 耳寄りだったのは、京都御所・修学院離宮・桂離宮は事前予約が原則だが、前日に電話して「空き」があれば入れる、という情報。シーズンオフの平日ならトライしてみる価値がありそう! 興福寺の北円堂は、いつでも1グループ50,000円の伽藍復興協力金を支払えば拝観できるそうだ。うーん。万事お金が解決か(中国みたいだ)。清涼寺の釈迦如来1グループ1,000円ならともかく...いや、値段の問題じゃないか。

■『芸術新潮』 特集「ミスター桃山、天下の永徳!」

 京都国立博物館で始まっている特別展『狩野永徳』に連動した企画である。京博には今週(日曜)か来週、行ってくるつもり。ますは予習。わくわく。
コメント
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