梅雨も中休みという感じで、30日(月)、7月1日(火)と連続して好天に恵まれた。
30日は雨天明けの曇りのち晴れで強風が吹き荒れたので、釣りにはなるまいと自重。1日になって「よっこらしょ」と腰を上げてみた。
釣りにとって一番大切な汐の状況は中汐。前回の6月23日(月)のときも中汐で好釣だったので、柳の下のどじょう狙いで同じ場所のY半島神社横空き地に行ってみた。確実に釣れる場所を見つけておけばあえて他所で冒険する必要はない。
現地には10時ごろに到着。珍しくも30歳前後とおぼしき釣り人が1人いてルアーによるハマチ狙い。釣り方が全然違うしスペースも十分空いているので、邪魔にはなるまいと思い、「横で釣っていいですか」とおことわりすると、やや困った微妙な表情ながら声を出さずにウンとうなづいた。
申し訳ないけども、こちらも別府から片道100km以上の道のりをわざわざやってきたので結構元手がかかっている。釣果は場所選びに大半が依存しているので遠慮は禁物。まあ、仁義をきっただけでも勘弁してもらおうと、もくもくと釣り座を設置。
干潮が12時30分なので10時30分ぐらいから釣れどきになると踏んでいたのだがこれがさっぱり。マキエを撒いても魚の動きが鈍くゆっくりとエサを追いかけている。食欲がない証拠で、とにかく魚の食い気がないことにはまったく釣りにはならない。
今日の汐は良くないと直感した。前回も同じ汐だったのにこの様変わり。これだから釣りはまったく当てにならない。風も微風なのでよくない。もっと吹いて小さな漣が立つ程度は欲しい。
干潮が12時30分前後でこの辺を境に汐が動き出してようやくマキエの効果によって食い気が立ってきた。
型のいいクロ(メジナ)が偏光グラスを通してチラチラ浮いてきだした。ようやくチャンス到来、ジャンジャン釣るぞという意気込みとは裏腹に、どうもうまくリズムに乗れない。
「エサ取り用のマキエを手前に撒く」→「15m前後の先にウキを投入」→「ウキの手前廻りにマキエを撒く」→「しばらくしてウキが海中に没する」→「魚を驚かさないように軽く竿を立てて合わせる」→「すぐに竿の先を一気に空に向けてリールで強引に巻き取る」。
この一連の流れがうまくいかない。まず道糸がウキごと2回ブチ切られた。これは大きいと勇んで釣り糸を張った途端にプツンという感じ。引きがものすごかった上にどうも糸に傷が入っていたようだ。1500円のウキが2個紛失で3000円がパーとなった。ウーン、悔しい。
釣り針に直結しているハリスもたびたびブチ切られた。それに切られるごとに糸が竿にきつく巻き付いて仕掛けを作り直すのに一苦労。「竿さばき」をはじめ、とにかくうまくいかない。
「何やってるんだ!」と口に出して自分にカツをいれながらハリス1号、道糸1.5号のサイズでは魚のパワーと勝負できないとようやく見切りをつけた。糸が細いと、竿のガイドや水中の流れの抵抗に有利なので十分メリットはあるのだが一方で大物が来たときに糸を切られる可能性が高い。釣りの小道具の選択はすべてプラス、マイナスの裏表がある。
道糸の変更は、時間がかかるのでとりあえずハリスを1号から1.2号にサイズアップした。喰いは悪くなるが、これなら簡単には切れまい。
案の定で、ようやく取り込む率が大幅にアップしたがそれでもどうもしっくりこず最後までリズムに乗れなかった。
釣果の方は最後にどうやら帳尻を合わせた感じだが釣りにはこういう日もあると帰りの道すがら自分自身を慰めた。それにしても取り逃がした魚は大きかった!
今日のチェック・ポイント
道糸の太さ、ハリスの太さ、釣り針の大きさ(小さい方が良い)、タナの取り方など主に4つの要素でミスった。
1 2
1 釣り場に行く途中の対面から眺めたもの。左の小さな岩山の前が釣り場。
2 比較的大き目を並べてみた。500g~600gが10匹前後
と き 2008年7月1日(火) 晴天、海上微風
釣り時間 10時30分~15時50分
と こ ろ Y半島K地区神社横の空き地
汐 中汐(干潮12時30分前後)
マ キ エ オキアミ(小粒)1角、ジャンボ1角、パン粉2kg、集魚剤
ツ ケ エ オキアミ小粒
釣 果 クロ25匹前後、丸ハゲ1匹、アジ3匹
メ モ この場所は良型が出るので次回からは道糸1.75号~、ハリ
ス1.2号~、にサイズアップのこと