「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

音は人なり

2024年05月23日 | 独り言
先日のネットで「色鉛筆で描いた猫」の画像をたまたま拝見したところ、あまりの写実性に驚いた。ご覧になった方も多いことだろう。

画像を勝手にお借りします~。



右側の下の隅に「サイン」があるのでようやく画像と気付かされるが、こういう純粋に「無から有」を創造する才能には心の底から敬意を表します。

このブログなんて材料を選択し加工するだけですからね~(苦笑)。

さて、猫も犬も大好きだが犬の話に移ろう。

ずっと以前に投稿した「イヌの顔は飼い主に似る、って本当?」は予想以上の反響があったことを憶えている。


どうやら小難しい理屈を並べ立てた記事よりもこういう肩の凝らないものの方が喜ばれるようですね(笑)。

そのときに、メル友さんからも愛犬の写真とともに次のようなメールが届いた。オーディオ機器の前で寝そべる「パピヨン」ちゃん、とても可愛いですねえ!

                 

メールにはこうあった。

「犬は人なり」、「音も人なり」、こういう切り口大好きです。
 
拙宅の話で恐縮ですが、写真の愛犬はパピヨンのおす13歳、蘭丸です。立ち耳です。家内は短髪、ヤッパね。
 
ところで、ゴールデンレトリーバーのオスを一緒に飼っていた期間がありました。ゴールデンはたれ耳です。このころの家内は?・・セミロングだったそうです。出来すぎですね(笑)
 
ちなみに、このゴールデンは12歳と長命でした。名前はベル。2匹の名前を繋げて「らんまるベル」というネームを投稿用に使っています。 
 
「音は人なり」まさに同感です。オーディオ愛好家は、どういうわけか(この「わけ」はあまり追求しない方が賢明かと思います)複数のシステムを鳴らされている方が多いと感じています。
 
またも拙宅の話で恐縮ですが、当方も常に3~4のシステムから音が出るようになっています。
私の場合は、人間の本性に根ざした「わけ」ではなく、単純に違う音を出してみたいという理由からです、エー?
 
ところが最近気が付きました。どのシステムも音が似ているのです。
 
私の目指している再生音は、いわゆる「かまぼこ型」です。中音域に決してディップを作らない、少々膨らむのは可、という考えです。
 
システム改善の過程は、この「かまぼこ型」を左右(低域側・高域側)に素直に伸ばしていく作業だったと、振り返れば、そう思います。
 
弦楽アンサンブルを美しくとか、管楽器のアタックを鮮明にとか、テーマは異なっても、出てくる音は、かなり似ています。
 
人間、好きな音の傾向から逃れられない、逆に言うと、嫌いな音は聴いていられない、ということでしょうか。
 
また、カエサルの言にあるように「人は聴きたい音しか聴いていない」というところでしょうか。」 

さっそく、次のような返信メールを送った。 

「言われてみると我が家もそうです。6つのシステムが似たような傾向の音になっています。とても面白い発見に気づかせていただきありがとうございました。」

我が家のシステムだが、単純に違うスピーカーの音を楽しみたいという目的だったのに、自然とどれもこれも似たような音になっているのには参った・・。

やはり「音は人なり」ですね。いいも悪いもなく個人的な嗜好を見事に映し出すようです。

とはいえ、巷には「ブランド信仰」が嵩じるあまりそれほど好きでもない音にしがみついている方があまりにも多いような気がするのは自分だけでしょうか。

たとえば、金科玉条のように「これは〇〇製だから絶対にいい音がするはずだ」と、思い込むケース。

まさに「イワシの頭も信心から」だが、
こういうケースには「音は人なり」はまったく当てはまりませんね~。

そろそろ思い切って殻を打ち破って自らの個性を創造したらどうなんでしょう・・、ま、要らん世話だけどね~(笑)。




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