前回のブログ「オークション情報」でSPユニット「AXIOM80」がたいへんな高値で落札されたことを紹介したところ、知人からさっそく次のメールをいただいた。
「いきなりですが、AXIOM80の人気は、〇〇様のブログの影響が相当あると思いますよ。
たしか過去記事の中で「バイオリンの美しさといったら、古今東西AXIOM80の右に出る者は無い・・・(だったかな?)」とありましたね。
ブログでAXIOM80を何回も紹介しているマスターの、この「ベスト・オブ・ヒストリーや!文句あっか!」の発信力は強大です。ほんとに!
瀬川冬樹さんでも、たぶん、使いこなせなかったAXIOM80・・・結局、氏はJBLに行ったんですよね。まあ、商売上の事情があったのでしょうが。
ネット上のブログに時々登場するAXIOM80。ダブルにしたり、ホーンロードをかけたり、置物になったり・・・結局メインシステムとして使いこなしている方は、日本で〇〇様だけかもしれませんよ。」
この程度のブログでそう言っていただくと恐縮の至りです(笑)。何しろ日替わりメニューのような内容ですから読者の方々にはくれぐれも真に受けないようにお願いします。
なお、実を言いますとまだ「AXIOM80」を完全に使いこなしているという自信はありません。このユニットの可能性からしますと永久に自信が持てそうにないですね(笑)。
あまり大きな声では言えないのですが、現状では仲間から借りたサブウーファー(1本:50ヘルツ以下を補強)を隠し味にしてどうにかやりくりしている状況です。
仲間によるとまったく違和感が感じられないとのことで、二人して秘かに悦に入ってます(笑)。
そのせいか、このところめっぽうヴァイオリンを聴く機会が多くなりましたが、やっぱりヴァイオリンは楽器の王様という感じがつくづくしています。
我が家のオーディオは弦がうまく鳴ってくれないと始まりません。
このところ、ずっと以前にNHKのBS放送を録画したムター女史が弾くモーツァルトのヴァイオリン協奏曲「1~5番」を早朝の起き抜けに目覚まし時計がわりとしてよく聴いてます。
また、ヴァイオリン関係の本では「諏訪内晶子」さんの「ヴァイオリンと翔る」が面白かったですね。ちょっと紹介してみましょう。
まず「第二章のヴァイオリンという楽器」について。
ヴァイオリンの音色の個性を決める要因については、「どのような弦を張るか」について、G,D,A,Eの4本の弦のうちたった1本の張り方の違いで全体の音色が一変するほどの繊細さで、さらに4本の弦すべてが同一メーカーが良いとも限らないそうです。
ほかにも、「弓との相性」「顎当てや肩当ての素材による音の変化」「演奏者の体型、骨格、指の長さ、太さ、柔らかさ、感性」などがあるが特に本体のツクリがものすごく複雑。
この程度のブログでそう言っていただくと恐縮の至りです(笑)。何しろ日替わりメニューのような内容ですから読者の方々にはくれぐれも真に受けないようにお願いします。
なお、実を言いますとまだ「AXIOM80」を完全に使いこなしているという自信はありません。このユニットの可能性からしますと永久に自信が持てそうにないですね(笑)。
あまり大きな声では言えないのですが、現状では仲間から借りたサブウーファー(1本:50ヘルツ以下を補強)を隠し味にしてどうにかやりくりしている状況です。
仲間によるとまったく違和感が感じられないとのことで、二人して秘かに悦に入ってます(笑)。
そのせいか、このところめっぽうヴァイオリンを聴く機会が多くなりましたが、やっぱりヴァイオリンは楽器の王様という感じがつくづくしています。
我が家のオーディオは弦がうまく鳴ってくれないと始まりません。
このところ、ずっと以前にNHKのBS放送を録画したムター女史が弾くモーツァルトのヴァイオリン協奏曲「1~5番」を早朝の起き抜けに目覚まし時計がわりとしてよく聴いてます。
また、ヴァイオリン関係の本では「諏訪内晶子」さんの「ヴァイオリンと翔る」が面白かったですね。ちょっと紹介してみましょう。
まず「第二章のヴァイオリンという楽器」について。
ヴァイオリンの音色の個性を決める要因については、「どのような弦を張るか」について、G,D,A,Eの4本の弦のうちたった1本の張り方の違いで全体の音色が一変するほどの繊細さで、さらに4本の弦すべてが同一メーカーが良いとも限らないそうです。
ほかにも、「弓との相性」「顎当てや肩当ての素材による音の変化」「演奏者の体型、骨格、指の長さ、太さ、柔らかさ、感性」などがあるが特に本体のツクリがものすごく複雑。
たとえば、様々な種類の自然木が膠(にかわ)によって接着され組み立てられており、湿気や湿度で微妙に音が変わるし、表板と裏蓋をつなぐ「魂柱」や4本の弦を支えている「駒」の位置がコンマ何ミリかずれただけでも音が変わる。
このように極めて複雑かつ巧緻なヴァイオリンも結局のところ名器中の名器となると「ストラディヴァリウス」と「グァルネリ」に尽きる。
前者は高音部に輝くような気品を持ち、後者は深々とした低弦の魅力がある。
第5章の「音の彼方にあるもの」では、オイストラフ(旧ソ連邦)についての記載があります。
ウィーンフィルのコンマスだった「キュッヘル」氏によると、これまで幾多の名演奏家と共演したがそのうちもっとも感銘を受けたのがオイストラフだったそうだ。
完璧な技巧を持ちながらそれを誇示するような演奏は一切せず、もてるすべてをひたすら作品の正しい解釈と表現のために捧げたとのこと。
オイストラフは大好きなので、久しぶりに我が家での集中演奏会を開いてみました。
モーツァルト「V協奏曲1番」 ベートーヴェン、ブラームス、シベリウスの「V協奏曲」 プロコフィエフ「V協奏曲1番」 ブルッフ「スコットランド幻想曲」
実に弦が柔らかくてしなやかで大家の風格ですね。素晴らしい!
オイストラフは比較的「若死に」で60歳半ばで亡くなりました。
一説によると当時のソ連邦の外貨稼ぎのため世界各地の演奏会に休む間もなく駆り出され、とうとう疲労困憊して心臓発作を起こし異国で客死したといいます。
可哀そうなオイストラフ。
しかし、命尽きるとも演奏した作品は永遠の生命を持っているので愛好家の心の中でずっと生き続けることでしょう。
まさに「芸術家の特権」ですね。
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