「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

1台で3系統の音が楽しめるスピーカー

2022年11月19日 | オーディオ談義

前々回のブログ「オーディオにおける三本の矢」で紹介したスピーカー(以下、「SP」)。



フルレンジの「AXIOM80」にサブウーファー(100ヘルツ以下)として「AXIOM150マークⅡ」を加えた同じグッドマン同士の組み合わせ。

思い付きで編成したSPだが、なかなかどうして・・。

たいがい2~3日すると「ほかのSPに代えてみようか」となるのだが、しぶとい粘りを見せて今でも活躍中。

いかにもイギリスらしい、それなりの「品」があって、すっかり虜にされている。

そのうち、このSPにツィーターを載せたら3系統の音が楽しめることに気が付いた。



載せたツィーターはお馴染のワーフェデール「スーパー3」(口径10cm:およそ7000ヘルツ以上の補強)。

で、3系統の音とは次のとおり。

1 AXIOM80+サブウーファー(AXIOM150マークⅡ)

2 AXIOM80単独

3 「AXIOM150マークⅡ(フルレンジ)+ツィーター」

というわけで、「1」が本命で「2」と「3」はそれから派生した付録のようなもの。

ところが今や「3」が「1」に肉薄する
勢いを醸し出してきた。

というのも「3」の組み合わせは、以前から好みの音で捨て難く思っていたのでまさに「渡りに船」の登場だったというわけ。

ただし、ご覧のとおり位置的にAXIOM80を挟んでお互いのユニット同士が離れているのが少し難点。

そこで「出来るだけ一体化しているように聴こえる」ことをポイントにしてアンプ選びを行った。

まずツィーターを駆動するアンプは高域用として我が家でベストの「71Aシングル」(SRPP回路)で決まり。

問題は「AXIOM150マークⅡ」を鳴らすアンプで、「6AR6シングル」(三極管接続)、「71Aプッシュプル」「2A3シングル」といろいろ試した挙句、最後に「WE300Bシングル」で聴いたところ、これがベストだった。



一連の「こじんまり」とした音から一気に情報量が多くなって雄大なスケール感に包まれた・・、幸せ~(笑)。

やはり口径30cmのSPをフルレンジで鳴らすとなると、このクラスじゃないと無理なのかな~。

しかも大きな箱ならいざ知らず、小さな箱に容れているとなるとなおさらで、この辺の事情は「ウェストミンスター」で嫌というほど経験済み~。

いずれにしても、前述したように今のところ3系統のうち「1」と「3」を交互に半日づつ聴いている状態。

ちなみに、SPを切り替える手間が面倒そうだと思われるかもしれないがSPコードの先端がバナナプラグなので2分もあれば十分。

なお「WE300B・・」とライバル関係にある「PP5/400シングル」でもぜひ試してみたいところだが、気が逸るままいきなり重たいアンプを持ち上げたり降ろしたりしたせいか右上腕部が肉離れを起こしたみたいで曲げると痛みが走って、もはや使い物にならない。回復の時間が必要で後日に持ち越そう。

「優雅」とは程遠いことをしたので「罰」が当ったのかな~(笑)。



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