「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

オーディオ 二題

2014年07月19日 | オーディオ談義

梅雨もそろそろ終わりに近づき、いよいよ猛暑の時季が目前となった。ここ2~3日にかけても日中は30度以上が続き、もう暑くて、暑くて~。しかもことのほか蒸し暑い!

こうなると、なにもかも意欲が減退する。食欲、読書、そして思考能力の低下。それは
ブログのネタ切れ事象で顕著になる(笑)。日課のようになっているブログにも波があって、いくつも書き溜める時期があるかと思えばネタ探しに追いまくられることがある。現在は後者の状況。

さて、エアコンを入れないときの日中は音楽を聴く気にもなれないが、不思議なことにオーディオに関してはいつも意欲満々で実験には“おさおさ”怠りなし。よほど好きなんだろう(笑)。たしかにうまくいったときの喜びは喩え様もないが、この心理はオーディオ・マニアならお分かりいただけようか。

つい最近もというわけで、オーディオ「二題」。

☆ テレビの音を少しでもいい音で聴く

日中、音楽を聴く気になれないとなると必然的にテレビ番組(録画した番組)の視聴が多くなる。たかが、テレビごときにいくつものオーディオ機器のスイッチを入れたり切ったりするのも面倒くさいので、昨日(18日)テレビ視聴専門のSPユニットを取りつけてみた。

         

およそ40センチ四方の平面バッフルに、取りつけたのはリチャード・アレン(イギリス)の「ニューゴールデン8」(口径18センチ)。裏側にはL型金具2個でがっちりネジ止めして直立できるようにしているが、この口径のフルレンジ・ユニットは人の声を聴くのにはもってこいなのでずっと手元に置いていたが、こういう時に役に立つ。

ただし、この小さな平面バッフルだとSPユニットの裏側に出た逆相の音が表側に回ってきて正相の音と打ち消し合うので低音域がいささか物足りなくなるが、何せ置き場所が限られているので半分は目をつぶるしかない。

そういうハンディはあるにしろ、駆動するアンプはテレビ内臓のものなので、リモコン・スイッチひとつで簡単にオン・オフが利くし、しかもテレビ内臓のちっぽけなSPユニットに比べるとはるかに音質がいい。

これで今年の夏は例年よりもテレビを観る時間が多くなりそう(笑)。

☆ 「AXIOM301」の活用

つい先日のブログに記載したようにマッキントッシュのプリアンプ「C28」を導入し、トーン・コントロール(低音域)をフル活用して「AXIOM80」を鳴らしはじめてからおよそ2週間あまり。

今のところボーカル、小編成の音楽などについては何ら不満はなく、明らかにこれまででベストの状態だと思っているが、欲を言えばオーケストラなどの大編成の音楽がもっとうまく鳴ってくれれば言うことなし。

ただし、この点に関しては以前から「AXIOM80」の致命的な弱点である。どんなにうまく鳴らそうと口径25センチのユニットにスケール感を望むのはそもそも無理というもので、いわば“無い物ねだり”。

しかし、執念というものは恐ろしい(笑)。

ふと思い付いたのがサブ・ウーファーとしての「AXIOM301」(口径30センチ)の活用。駆動するアンプは我が家で最強の出力を誇る「VV52Bシングル」真空管アンプにした。

ムンドルフのコイル(8.2mh)を購入して、およそ150ヘルツ付近でハイカット(6db/oct)して既存のエンクロージャー(北海道産の5センチ厚の材質)に収めてみた。これでフルレンジ・ユニット(ローカットなし)+サブ・ウーファーの組み合わせの完成。「AXIOM80」そのものはメカニカル2ウェイなのでこれで変則3ウェイとなる。

         

               

「AXIOM80」と「AXIOM301」のツクリはまったく違うのだが、さすがに同じブランドの「AXIOM」同士の組み合わせで、相互の音の溶け込み具合がこれまでよりも随分向上した気がする。それに口径30センチのユニットは手頃な大きさで38センチのユニットに比べて音声信号への追従力がいいので助かる

しかし、相互ユニットの音量のバランス調整が極めてデリケートになる。極端にいえばCDソースごとに「AXIOM301」のボリュームをいじることになるが、それもまた楽しからずや!

今のところジャズやオーケストラのときだけこのサブ・ウーファーをスイッチ・オンにしているが、しばらくこれで聴いてみることにしよう。

据えつけてから1週間ほど経ったが、その間お客さんがいっこうに見えないので意見を聞くことができないのがちょっと残念(笑)。


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