「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

オーディオ談義~「ワディア170iトランスポート」のその後~

2008年12月11日 | オーディオ談義

10月中旬に「ワディア170iトランスポート」(以下「170」)を購入してようやく2ヵ月が経過、その間我が家にお見えになったオーディオ愛好家(5名)から次々に音質を否定されてしまった可哀想な「170」。

「iPodをオーディオの核として利用する画期的製品」だがネットなどでも毀誉褒貶みたいで、「ライブ録音を聴くと響きが少ないのですぐに売り払った」なんて乱暴な記事も散見するところ。

我が家の「170」も同じ運命をたどるかと思いきや、これがどっこい
”しぶとく”生き残っている。

最近になってに次のとおり改良(?)を加えて、”もがいて”みた。

                 
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 電源トランスの挿入
「170」は理由は定かではないが「電源トランス」が入っていない。今どきの電気製品で電源トランスが入っていないとは驚きだが、おそらく6万円という低価格のためコスト上の制約だろうと想像はつく。そこで電源コードを切断して途中に電源トランスを”かまして”みた。こうすることでいろんなノイズが乗った通常の電源ラインからノイズをカットする効果が期待される。ただし効果がないときはすぐに元の状態に戻せる。

 電源コード間のハンダ付け
電源コード間の抜き差しできる接続箇所を直接ハンダ付けして接点を少なくした。

 筐体に重しをかけた
非常に軽い筐体が共振を起こしている可能性があるので鉛などの重しをかけてみた。同時に下面がペラペラの1枚なので縁を避けて内側に木のインシュレーターを3点支持で設置

以上、”虎穴に入らずんば虎子を得ず”、いずれもメーカーが聞いたら眉をひそめるような話ばかりで、万一故障したときはとても保障がきかないリスクが当然のごとくあるので自分限りの処置、よほどの覚悟がないと絶対に真似は不可である。

しかし、これで何だか音質が良くなったような気がするのだから不思議。
なお、「170」はドックの交換でいろんな種類の「iPod」が差し込めるようになっているが自分は今のところハード・ディスク(HDD)に録音するタイプの「iPodクラシック160GB」を使用している。

ところが、違う機種の「iPodナノ」では「フラッシュ・メモリー」形式の録音になっているのでこちらの方が音質がいいとの情報が入った。そのうち購入して試してみるつもりだが、調べてみると「ナノ16GB」と「ナノ32GB」の2種類あるようだ。

また、あるオーディオ関連会社では独自に「170」の改造を請け負っているという。具体的な中身は機器内部の「クロック」の取替え、接続端子の入れ替え、コンデンサーの変更などでお値段の方がなんと23万円。本体価格が「6万円」なのに改造費が「23万円」とはどういうこと?

しかし、音質が段違いに良くなるのであればチャレンジするだけの値打ちがあると思う。それほどまでに「170」の性能は可能性を秘めているし取り扱いも便利がいい。


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