赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

『百年の子』古内一絵

2023-07-17 17:11:52 | その他

ふがいないのですが、夏風邪を引いてダウンしてしまいました。

かなり苦しい。いろいろやりすぎたのかなー。押し花展、松本聰美さんも来てくれて楽しかったけど、はしゃぎすぎたのかもしれまえん。(>_<)

 

それで理事会も休み、寝てるしかなかったのですが、このさい、スマホでオーディオブックでなにか一冊、聞こうと思いたちました。

そこで選んだのが

これがすばらしかった。感動しました。いやー、おもしろいのなんのって・・・・。児童書好きならぜひ、おすすめです。

だって、三世代がまたがる大河小説であり、児童文学ってなに?って話でもあるからです。

少しだけ小学館の宣伝みたいなことも感じたけど。(本の中では文倫館となっています)

内容は、だれもは一度くらい読んだことがあるであろう学年誌の話です。小学一年生などの。

今はすたれてしまいましたが、わたしが子どもの昭和のころは、各学年に学年誌があって、もう、大人気。みんな買ってもらってました。

いろんな時代が混じり合う書き方をしています。

令和にはじまり、昭和の戦時中の話になり、昭和の戦後、高度成長期の話になり、そして、最後、きれいに令和にもそり、伏線をみごとに回収していきます。

そして、ここがもう、興味が深かったのが、昭和の戦後の章、ロングインタビューという形ではいってくる野山彰という人物です。

これ、モデルはぜったいに野上彰さんですよね。児童文学の評論家の。それしか考えられない。

事実をもとにフィクションにしたと書いてありますから、どこまでが事実でどこからかがフィクションなのかわかりません。でも、野上彰さんを知っているわたしとしては、戸塚先生(たぶん、手塚治虫)とのやりとりや、児童文学を学年誌にのせようと奮闘したことなど、とてもおもしろくぐいぐい読みました。

子どもはだれかの所有物じゃない。型ににはめられないよう、自分の頭でしつこく考える、それが児童文学の仕事・・・。

心のひびくフレーズがいくつもでてきます。

これは、今はアマゾンのオーディオブック専用で聞くしかないのですが、八月になったら単行本として発売されるそうです。

そしたら児童文学の中でも話題になるでしょうね。

 

さて、ここまで書いてわたしは、もう、つかれてしまいました。

早く風邪を治して、元気にならないと・・・・。

 


おおぎやなぎちか 新刊『みちのく山のゆなな』

2023-07-12 09:25:13 | その他

暑いです。ほんとうに暑いです。

去年、木が枯れてしまうほど暑くて、うへーと思ったのですが、今年はそれ以上かも。

 

でも、暑い日に暑い話をしてもしかたないので、話題をかえましょう。

 

おおぎやなぎさんが、新刊をだされました。

これは、河北新報に連載されたものをまとめたもののようです。新聞連載をこのように本という形で読めるのはいいですよね。

この作品を読むと、おおぎやなぎさんが東北という地を大事にしていることを感じます。その東北の大地から力をもらって書いているようですね。

わたしの父はサラリーマンで、ふるさとと呼べるところがないんですね。

だから、ふるさとがある人はとてもうらやましいです。

諏訪には縁があって、良く行くのですが、それでも住んでいないので地元のように感じることはできません。

それでも、怪物が諏訪湖のまわりで撮影したというと、ちょっとうれしい気もするのですが。

おおぎやなぎさん、これからも東北の話をたくさん書いてほしいです。


押し花展、搬入

2023-07-11 18:04:29 | その他

明日からの押し花展で、搬入をしました。

場所は、国立のアートスペース いふがお

線路ぞいですが、駅から五分ほどの場所にあります。五分もかからないかな?

先輩たちの押し花がすごい。

わたしのは、一番左の小さなもの。

ドーンとこんなすごい押し花も!

どんな順番にするか、あーだ、こーだしながら、額をかけたあと、仲間内だけで、小さなオープニングパーティをしました。

時間がある方は、ぜひ、見に来てください。明日水曜日14時以降、木曜日10時以降、いますので。

 

 


『戦争と平和 子どもと読みたい絵本ガイド』草谷桂子・著

2023-07-08 07:27:28 | その他

お友だちの粕谷亮美さんが編集をてがけた本を読みました。

戦争と平和を考える絵本が、とてもたくさんのっています。

まず、最初の章が「平和ってどんなこと?」で、次の章で「戦争ってどんなこと? どうして起こるの?」と続きます。

そういうふうに、ていねいにわけて、絵本を紹介していってくれてます。

平和の章では、いのち、とか、友だち、とか、そんなアプローチで本をえらんでいます。

『だじゃれ世界一周』なんて本も、紹介してありますよ。

章がすすむにつれて、実際の戦争の話になっていきまうs。

でも、最後には希望につなぐという形でしめくくられています。

わたしが読んでない絵本もたくさんのっていました。

いくつかぜひ、読んでみたいと思いました。

粕谷亮美さんは「絵本で戦争をなくせたらいいのに」といっています。ほんとうにそうですよね。

各図書館にいれてほしい本だと思いました。

 

さて、昨日の夜は、日本児童文学学校、第51期でオンライン飲み会をしました。

そこでジャーン、受講生のことさわみさんが、ズッコケ文学賞、大賞に輝いたというニュースがまいこんできました。

第12回|ポプラズッコケ文学新人賞|文学賞|ポプラ社 (poplar.co.jp)

おめでとうございます。オンライン飲み会も、あっと盛り上がりました。

第51期は、うまい方が多いんですね。

でも、それぞれの人にあったデビューのタイミングがあるので、どうかあせらないで。

目の前の今、書いている作品に全力集中! その積み重ねが結果につながるんだと思いますから。


紹介ありがとうございます!

2023-07-05 08:45:05 | その他

新刊、友だちがブログなどで紹介してくれています。

西沢杏子さん、おおぎやなぎちかさん、森川成美さん、髙橋秀雄さん、などなど、ありがとうございます。

読んだよとの声を聞かせてもらうのはうれしいです。もちろん、個人メールでの感想も、ありがたいです。

反響があることがうれしいんですよね。

『AIマスクはいかがですか?』は毎日小学生新聞の新刊案内で取り上げてもらいました。

これもありがたいです。

 

さて、昨日は、公民館の講座。

夏休み前、最後の講座でした。夢中になっているうちに、五回、すんだことになります。

たくさんのすてきなお話しの種が集まりました。なにもないところから、これが生まれたってすごいなって思います。

 

昨日、帰り道、国分寺駅で人身事故に遭遇してしまいました。

駅は大混乱。ちょうど、私立の小学校の生徒さんも帰るところだったらしく、ホームをうろうろ。

どうしていいか、わからない様子でしたね。

駅員さんも忙しそうで、バタバタしていて、とても話しかけられる感じではなかったです。

中央線、早くホームドアつくってほしいです。

特急とか、成田エクスプレスとか、ドアの位置がちがうから、なかなかつけられないと聞きましたが、ほんとでしょうか?

そんな遭遇をしたせいか、すごくつかれてしまい、家に帰ったら昼間をしてしまいました。

ちょうと来ていた娘に聞いたら、爆睡していたそうです。(^_^;)