森川成美さんが新刊をだされました。
いつもながら、力強く躍動感ある文章です。後半は元寇での闘いが焦点になっています。
今はやりの鎌倉幕府です。竹崎季長って御家人、そうえいば、日本史でならったかな?ってことで、わたしはほとんどおぼえがありませんでした。
とても面白く読みました。どれほど取材したのだろうとも思いながら。博多には行ったことがないのですが、もし行くことがあったら、この本で読んだ地形をぜひ、見たいと思いました。能古島とか糸島とか。森川さんはたしか大分の出身。それで九州の歴史は、身近なことなのかもしれません。
歴史ものなので、それにフィクションをまぜてあるのですが、とても自然です。これを読んだ子供はこれが真実だと思うでしょうね。
最後、あまりくどくどその後をかかず、ぴたっと終わりにしたのがみごとだと思いました。
それゆえ、かえって読後の印象が強くなったと思いました。
ノリに乗ってる森川さん、次は何を書くんだろう、それが今から楽しみです。
さて、今日で7月も明日で終わりです。
わたしはとてもバタバタした月でした。前半はまだ、コロナが増えてなかったので、友だちとあったり、出かけたりを動き回っていましたし、めずらしく取材をふたつもしました。いろいろ編集者さんにもお世話になりました。
また、児童文学者協会でも常任理事になってしまい、わたしはなにができるんだろうと、おたおたもしました。
でも、新しい組織部のメンバーもなんとか決めることができました。
どんな部になるんだろうと、今はわくわくしています。よろしくお願いします。