赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

『トーキングドラム』佐藤まどか

2022-07-12 09:18:22 | その他

佐藤まどかさんが、またまた、新刊をだされました。

心ゆさぶるわたしたちのリズム という副題でわかるように、手作りの打楽器で心をつないでいく物語。

家に居場所がない放課後子ども教室の高学年の4人。ばらばらだったその4人が、楽器を手作りして、最後はストリートパフェオーマンスに挑戦していきます。

やっぱり佐藤まどかさんは、うまいですね。

とくに人物の描き方。主人公の万希奈の視点で描かれる物語なのですが、4人とも、こういう子、いそうって自然に思えて、読み進めるうちに応援したくなります。

それに、放課後子ども教室のこと、よく知ってますよね。

今の子どもの日常の延長線上にきちんと物語をつくっているので、安心して読めます。

ラストシーンはどんな音楽なのか、4人の打楽器から聞こえる音を想像してニマニマしたいます。

これから、音を聞くとき、打楽器に敏感になりそうな予感・・・

読むと元気になる、さすがの安定感の一冊です。

 

さて、春は児童文学者協会で役職が交代する時期でした。

昨日届いた会報にも書かれていましたが、わたしは、組織部の部長をさせてもらうことになりました。

事業部は後藤みわこさんにバトンタッチですが、あと少し、後藤さんがなれるまで、事業部にも残ります。

事業部はメンバーのチームワークがよくて、楽しい部でした。前の会報部も楽しかったけど。

講座ブログは、わたしが部長になってから始めたブログです。

たくさんの声がつまっています。今期はまた、みなさん文章がうまいので、読みがいがあります。

ぜひ、読んで見てください。

http://jibunkyo.main.jp/index.php/course0/index