佐藤まどかさんが、またまた、新刊をだされました。
心ゆさぶるわたしたちのリズム という副題でわかるように、手作りの打楽器で心をつないでいく物語。
家に居場所がない放課後子ども教室の高学年の4人。ばらばらだったその4人が、楽器を手作りして、最後はストリートパフェオーマンスに挑戦していきます。
やっぱり佐藤まどかさんは、うまいですね。
とくに人物の描き方。主人公の万希奈の視点で描かれる物語なのですが、4人とも、こういう子、いそうって自然に思えて、読み進めるうちに応援したくなります。
それに、放課後子ども教室のこと、よく知ってますよね。
今の子どもの日常の延長線上にきちんと物語をつくっているので、安心して読めます。
ラストシーンはどんな音楽なのか、4人の打楽器から聞こえる音を想像してニマニマしたいます。
これから、音を聞くとき、打楽器に敏感になりそうな予感・・・
読むと元気になる、さすがの安定感の一冊です。
さて、春は児童文学者協会で役職が交代する時期でした。
昨日届いた会報にも書かれていましたが、わたしは、組織部の部長をさせてもらうことになりました。
事業部は後藤みわこさんにバトンタッチですが、あと少し、後藤さんがなれるまで、事業部にも残ります。
事業部はメンバーのチームワークがよくて、楽しい部でした。前の会報部も楽しかったけど。
講座ブログは、わたしが部長になってから始めたブログです。
たくさんの声がつまっています。今期はまた、みなさん文章がうまいので、読みがいがあります。
http://jibunkyo.main.jp/index.php/course0/index