先日、お友だちの岡田依世子さんが、新刊を二冊送ってくれました。この本がでにくい時代に二冊も!すごいです。
岡田さんとわたしは、児文協の公開研究会の司会でごいっしょしました。わたしのほうから岡田さんを指名しました。明るくて、気遣いがあって、それでいて繊細で! 岡田さんのお人柄は、みなさんに慕われています。今回もそのやさしさが作品にでています。
アリス館 国土社
岡田さんといえば 96年「霧の流れる川」にて第37回講談社児童文学新人賞に佳作入選し作家デビュー。99年同作品にて第32回日本児童文学者協会新人賞を受賞と輝かしい経歴があります。しばらく体調などの理由からでしょうか、出版からはなれていましたが、文章力、語彙力、人の見つめ方のやさしさなど、魅力がたくさんあるので、きっとブレイクされると思っていました。
今回の作品は講談社からだした作品より、肩の力がぬけ、楽しんで書いた感じがでています。とくに『夏休みに翡翠をさがした』の人の描き方に、岡田さんらしいなーーと思いました。個性ある人にやさしくよりそって描いていてます。地元の歴史から翡翠をさがしていく物語は、たくさん調べられて書いたのでしょうが、知識のおしつけにならず、物語のおもしろさがたくさんつまっています。そして、岡本順の挿絵もいい! ストーリーによりそうように、ぴったりの挿絵を書いています。
一転、『怪獣、イビキングをやっつけろ!』はおもしろさ全開。うちにもイビキングがいるよーー。どうにかしてくれっと思いながら、笑いながら読みました。
話はかわって
昨日は、ママ友がたくさん来てくれて、わたしの受賞お祝いをしてくれました。みなさんの気遣いがうれしくて、楽しくて、話がとまらない一日。夏のアレンジフラワーは、さわやかな花でつくられていましたが、紫陽花以外の花の名前がわからない(>_<) 今日、ひとつひとつ調べてみようと思います。
でも、そろそろお祝いうかれから脱皮して、真剣に書かなければと、少し焦り始めてもいます。