赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

落語の話

2013-06-24 06:58:31 | 日記
わたしの新作、落語をネタにした作品『がむしゃら落語』が、福音館から年内刊行ができそうな運びになりました。今、画家さんが絵を描いてくださっています。これがかなりいい!
作品世界、わたしの思う、落語っぽさをとてもよく表現してくださっています。
できあがりが楽しみで、わくわくしています。

実は、わたしは落語好きです。
今は、忙しくて、なかなか寄席には行けないのですが、ホームページ、「落語の蔵」など、ネットでも簡単に落語が聞けるので、やんわりしたい時は、落語を聞いています。
落語っていいなーと思うのは、だれも傷つけない話が多い。くせのある人物がでてきて、ばかげたことをするのですが、根底はあったかいです。

また、新作落語も好きで、児童文学に通じると思っています。
春風亭昇太の新作落語なんて、ほんと、そのまま児童文学で出版したら売れそうです。
「おやじの休日」などもおもしろい! お父さんの悲哀がよくでています。
また、ひいきにしているのが、三遊亭白鳥。「メルヘンもういっぱい」なんて、ムーミンがお江戸にでてきて、アニメの再放送をしてくれないと、みんなに忘れられてしまうと訴えたりします。このめちゃくちゃさ。でも、大学時代童話研究会にいたという白鳥は、ストーリーテラーで、話術もたくみで、愛嬌もあり、観客をうまくひきこみ、めちゃくちゃな世界を楽しく笑えるように提供してくれます。白鳥、がんばれ
  
言葉遊びの感覚やキャラのたてかた、落語は、いろいろ教えてくれました。
今年は、引越があってばたばたしてるので断念したのですが、次のわたしの目標というか野心は、新作落語を書いて、公募に応募してみたいというもの。
また、落語のしゃべりも習いに行きたいと思ってもいます。もう、落語の話になるととまらない……。

そんな落語好きなので、わたしは生まれて初めて「大人買い」をしてしまいました。
じゃーん! 志の輔落語のDVDボックスです。

毎年パルコでやっている人気公演を録画したもの。志の輔の中でも、斬新な傑作ぞろい。その時々の時事ネタもたくみにとりいれています。
これから、これを聞けると思うだけで、にやにやしてしまいます。どれから聞こうかな。