JA6VQA 日々新たに

趣味のアマチュア無線で海外との交信や写真などを中心に、日々感じることを書き綴ってみます。
 

アマゾンは地球の肺?

2019-08-30 15:35:24 | 日記
 秋雨前線が九州の上を北に行ったり南に下がったりしておりますが、今日は
雲って蒸し暑い日です。
 
 TVのニュースでアマゾンの火災が報じられて降ります。そのタイトルにアマゾンは
地球の肺と書かれています。
 つまりアマゾンの熱帯雨林が地球の酸素の供給源で、ここの緑が失われると地球の
酸素が不足するよ と言いたげです。
 日本の地球観測衛星がとらえたアマゾン流域から煙が昇っている写真まで添えられ
ています。
 たしかに植物は日中、太陽の光を使って光合成を行い、酸素を排出してくれています。
 しかし中学生でも学習しましたが、夜間は植物は呼吸をしており、逆に酸素を取り入
れて昼間光合成で溜め込んだエネルギーを消化して成長を続けております。
 この昼と夜で酸素を排出し、吸収する差がどの程度かを計測することは難しいところ
らしいですが、アマゾンの火災がもとで今すぐ酸素不足になると心配するほどのこと
ではないらしい。
 「地球の肺」という表現は肺ですからすって、吐いているわけです。でもこの言葉から
受ける印象は、いかにも地球の酸素の量を維持してくれている、大きな働きを担っている
のだと受け止めがちでしょう。

 でもさにあらず、なんですね。言葉というのは難しいものです。
 ましてやTVという多くの人が見ている重要な情報源で、なんとなく普通に使われる
一つの言葉の意味することをそのまま受け取るのは誤った情報操作にも通じる危険性
もあります。
 このアマゾンの火災が大変だと言い出したフランスのマクロン大統領とブラジルとの
間に揉め事があるということも深読みする必要がありそうです。


 
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