Evergreenでちょっとsilverなdiary

人生100年時代といえども後半戦。好きなものはアレコレ・・・本、映画、観劇、ガーデニングに食べること。

音を文字で表現すること<蜜蜂と遠雷>

2017-02-04 | カルチャー

広島ブログ

直木賞受賞作にて本屋大賞ノミネート作品 恩田 陸<蜜蜂と遠雷>

図書館で予約してましたが、予約順番が400番くらいで、こりゃ、死ぬまでには順番が回ってこないんじゃ?・・・・と自分で購入しました。

ちょっと不思議な<蜜蜂と遠雷>というタイトルと、蜜蜂の飛び交う草原のような装丁に惹かれて、手に取りました。
もっとも、<蜜蜂と遠雷>ではなく、<蜂蜜と遠雷>と誤って記憶していて・・・どんだけ食い意地はってるんだ、自分??。

装丁をめくると、ピアノを思わせる真っ黒い表紙が現れるのは、内容を象徴しているようです。 

本作は、ピアノの国際コンクールに出場するコンテスタントたちの青春群像劇。
音楽を文章で表現するのは、とても難しい仕事だと思いますが、さすが評価の高い本作だけあって、目で読む音楽とでもいいましょうか。
コンテスタントの奏でるピアノに、鳥肌がたった、というシーンを表したページでは、読者のワタクシもぞわっとしました。


ワタクシごとき音楽の素人の耳だと、ピアノの上手ヘタなんて、全然聞き取れません。
誰が弾いてもうまく聞こえますが、音楽の神様に愛されている、とはこういうことなのかなと、それが描かれているように感じました。

タイトルの<蜜蜂と遠雷>蜜蜂については、その意味するところが直ぐに分かるのですが、遠雷については、読み飛ばしてしまったのか・・・・最後まで意味を把握出来ませんでした。

これは再読しなくてはいけませんね。 

 
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江戸琳派の異端児を見る~冬の京都日帰り③~

2017-02-04 | 旅のあれこれ

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今回の京都日帰り弾丸ツアーの目的は、北野天満宮の初天神市で、掘り出し物を見つけることのほかにも、もうひとつ。
細見美術館で開催中の「江戸琳派の旗手 鈴木 其一」展です。
琳派美術が大好きなので、『琳派』と名のつく展示は、見逃さずにいられないのです。

鈴木 其一は、日本画では変化球の鮮やかな毒々しい色彩が特徴で、『幕末の異端児』とも呼ばれております。
中でも、ぜひ見てみたいと切望していた作品が2つありまして・・・
それは、鈴木 其一の代表作の朝顔図屏風

そして、もうひとつの代表作の春秋渓流図

この2つの代表作を見たいと思って、新幹線使って京都まで出かけたのに・・・・
があぁぁ~んなんということでしょう。2作品とも、展示してなかった。
この2作品は、全国巡回中のこの展覧会の東京会場でだけ公開とのこと。
なんのために、京都まで来たのか・・・自分のリサーチ不足を呪いました。
特に『朝顔図屏風』は、メトロポリタン美術館蔵。さすがに、ニューヨークまで行くのはムリムリ(涙)


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