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彼岸と此岸

2018-09-24 07:17:46 | 日記

暮れが早くなり、夜明けが遅くなった。
昨日は秋分の日。お彼岸の中日でもある。
お墓まいりで道路も混んでいた。

お彼岸は7日間あるが、中日でお墓参りを
終えるところも多い。残りはお寺側の行事
が続く。
六波羅蜜(ろくはらみつ)。
悟りに至る6つの修行といわれ、中日にす
べてをおこなうので、7日間となっている。
キリスト教の7日間と意味が違う。

六波羅蜜のなかに五戒があるが、「不妄語
戒(ふもうごかい)」はウソをついてはいけ
ないという道徳律だ。

総裁選における14日の記者からのするどい
質問=不支持の一番の理由が「総理大臣が
信頼できない」だが、なぜそうなのか、に
対して安倍首相は「一点の曇りもない。そ
れは明らか」の述べた。

本当にそうならあまりにも無邪気だが、そ
うではないだろう。
「ウソも方便」のごとく、権力をつかって
握りつぶし、あいまいにしていく。

六波羅蜜も、人類が積み上げてきた道徳律
のひとつだと思う。これでは、お彼岸とは
無縁の世界ではないか。

先の大戦で彼岸に行かされた310万人の人
たち。
それに対して、安倍首相は戦前の昭和時代
を夢見て憲法改正に一直線に進もうとして
いる。
この時代錯誤の取り組みこそ、「此岸」で
の信頼できない、誠実に答えていない、こ
とを国民が見抜いているからではないだろ
うか。

自浄作用を失った自民党の政治を終わらせ
ることこそ、此岸での私たちの取り組みだ。

 彼岸と此岸(しがん)、あの世とこの世のこ
とを考えるにあたって。