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般若心経とは

2018-09-25 07:32:09 | 日記

お彼岸も終わり、季節は紅葉をむかえる。
日本における仏教は、長い歴史を経て私た
ちの生活のなかに定着している。

一度は読んだか、聞いたかしている「般若
心経」は、インドからのお経の「音写」と
「意訳」が入り混じっているため、漢字で
理解しようとすると無理である。
ただ「写経」は心を落ち着かせるとして広
がっているようだ。

私なりに中身をみれば、仏教の「空」の思
想を体現し、「空」を悟れば「度一切苦厄」
に集約される。苦厄からの解放とみる。そ
の後は、哲学的な弁証法を繰り返し駆使し
ている。
仏教の原点である「四諦八正道」の中心に
位置するものだと思う。

私みたいになんの修行もしていないものが
解説すると怒られるかもしれないが、後半
の「呪」は、さらに神秘を広げ、誤解を招
きやすいものではないかと思う。

「縁起」もすぐれた弁証法的思考だが、輪
廻転生まで行くと、道徳的には善を積むこ
との奨励となるが、階級的さらに教団的に
使われると支配者のコントロールの道具と
なってしまう。新興宗教などでは「前世」
の報いなどととしてこれが使われる。

そうした意味でも教団に属さず、自己の内
面を深める意味での経典中心の仏教者が増
えていると聞く。ヨーロッパの宗教改革的
な取りくみなのだろう。

ここまで書くと、何を偉そうにという人も
いると思うが、私などは「此岸」の迷いの
塊のようなものだ。
お経もそうだが、「空」や「無」など、
先人たちの積み上げてきた偉大な思想の一
部でも分かればと思っている。

貧困と格差の拡大を続ける資本主義社会を
変えていくため、人類のすぐれた遺産を引
き継ぎ、科学的社会主義者たりたいと思う
私のひとり言でもある。
       ・・・お彼岸の日に思う。


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