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社会はかわるし、かえられる!

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医療・公衆衛生 再生・強化プログラム

2021-09-27 06:43:09 | 日記

入院できずに自宅で死亡。
保健所業務はパンク状態。

新型コロナウィルスは、日本の医療の脆弱性を明らかにした。

その原因は、
●日本の医師数は人口1000人当たり2.4人、OECD加盟36カ国中32位、加盟国の平均(人口1000人当たり3.4人)に14万人少ない水準
●病院数は、1990年のピーク時から8割減
●感染症病床は半分程度に減
●ICU(集中治療室)の病床数も、日本はイタリアの半分以下、ドイツの6分の1
●全国の保健所は半分に
●感染症予算は、アメリカの77分の1、中国の36分の1

菅政権、自公政権の対応は?

菅政権が発表した6月に出した「骨太方針2021」には、ベッド削減の「地域医療構想を推進する」と述べている。
保健所については「第3次医療圏を超えた医療機関・保健所サービスの提供等について、広域的なマネジメント」とだけあり、増やすとは述べていない。

情けないほど、ふれていない。

そこで日本共産党の「医療・公衆衛生 再生・強化プログラム」の提案では、
〇感染症病床、救急・救命体制への国の予算を二倍にするとともに、ICU病床への支援を新設して二倍にします。
――感染症病床を二倍にするために、国の補助金(現行130億円)を二倍にします。
――救急・救命体制への国の補助金を二倍(現行250億円)にし、救急用の病床を増強します。
――新しい国の補助制度(1000億円規模)をつくり、ICU病床(HCUを含む)を二倍にします(新規1床当たり500万円の補助を2万床分。ICUは診療報酬で運営しているが多くが赤字)。
〇公立・公的病院の削減・統廃合を中止します。
〇医師の削減計画を中止し、「臨時増員措置」を継続します。

少し長く引用したが、日本共産党の提案した「医療・公衆衛生 再生・強化プログラム」を紹介した。

自民党総裁選の4候補は相変わらず「美辞麗句」を並べるが、肝心なものにはふれない。

安倍。菅政権の小さな枠組みのままだ。

もう政権交代しかない。