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無罪判決! 湖東記念病院事件

2020-04-01 07:21:54 | 日記

事件は会議室で起きてるんじゃない!
現場で起きてるんだ!

これは、ヒットした「踊る大捜査線」
の青島刑事の有名なセリフだ。

現場を軽視する風潮に、拍手喝采を
おくった国民も多かったのではない
か。

同じように「事件は取調室で起きる」
となった事件がある。
       こちらも参考に⇒

湖東記念病院事件の元看護助手の西山
さんに「再審無罪」の判決がだされた。

患者の呼吸器を外して殺害したとして、
有罪判決を受け、すでに懲役12年の服
役を終わってからのやり直し裁判だ。

晴れて潔白の身となった。
本当によかったと思う。

判決は、患者の死因を致死的不整脈を
含む原因で死亡した具体的可能性が高
いと認定し事件性そのものを否定。
また有罪の根拠となった鑑定医の医学
的見解の信用性を否定。

さらに再審開始後の新たに証拠開示さ
れた「たんが詰まって心停止した可能
性」という鑑定医の報告書があること
がわかった。

まさに無罪の証拠隠しではないか。

えん罪にはいくつかのパターンがある。
科学的鑑定が古い時代のため不正確。
取調室でウソの自白をさせる。
無罪の証拠を隠し、有罪にもっていく。
そして、もともと事件でないものを、
事件にしてしまう。

西山さんは、もともと事件性がないも
のを殺人事件にしてしまったものだ。

全国には「えん罪」で苦しんでいる人
があまりにも多い。
それが有罪率99.9%の日本の現実だ。

死刑が確定した事件で、その後「無罪」
となった事件。
免田事件、財田川事件、島田事件、松
山事件などがある。
まさに命がかかった「えん罪」だ。

えん罪事件の映画は数多くあるが、私は
2本だけお勧めする。
・それでもボクはやってない
・松本清張の「霧の旗」


冤罪事件を手がけている団体は
  日本国民救援会  こちら⇒

困った方はぜひ相談してほしい。

追記
冤罪犠牲者の会が声明
「当然の判決」
「えん罪仲間が救われたことを
心から喜びたい」
「えん罪をつくり上げた当事者である警察官や検察官が、何も責任を取らず許されている日本司法のあり方こそ」元凶だと批判した。
そのうえで、証拠開示や検察の控訴権限など「冤罪をつくり出す法律的欠陥」の是正うぃ求めた。
   (赤旗、2日付より)