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呪いの言葉「批判するときではない」

2020-04-22 07:34:55 | 日記

新型コロナウィルスの広がりとともに
安倍政権の後手後手、決断の無さへの
批判がひろがっている。

そこへ「大変なときだから、批判ばか
りではなく、力をあわせよう」「批判
するときではない」との声がある。

善意からか? 安倍応援団からか?

新型コロナウィルスへの日本政府の対
応は、世界のなかでも「異常」といえ
る。

政府の問題点を国民の立場から批判す
ることは、とても大切だ。
それによって、新たな対策や改善も生
まれる。

とりわけ今緊急を要するものは「自粛
と補償をセットに」だ。
安心して休んでもらう。そのことによ
って人の動きを止める。
そして医療崩壊を食い止めるための予
算と人員の確保だ。
PCR検査もいっきに拡大させないと
大変なことになる。

先日も書いたが。政府が機能している
のか、という疑念が浮かんでいる。

だからこそ「批判」が必要だ。

21日付朝日新聞の耕論に清田隆之さん
の「ゆがんだ自己責任論映す」という
記事があった。

現状にマッチしたすぐれた分析だと思
った。

安倍政権は、この「自己責任」を最大
限に利用している。

善意からでも「批判する時ではない」
論を展開している人たちに、わかりや
すく、今何が問題かを共通認識にする
地道な取り組みが求められている。

それが清田隆之さんのいう「社会の紐
帯意識」をたかめていくことだと思う。

でなければ「批判する時ではない」と
いう言葉が「呪いの言葉」として、私
たちの足を止めることになる。