「ね」 ネンブツダイ
釣り人を翻弄するのかネンブツダイ
磯釣りをする人ならこの魚を知らない人はいないぐらいに有名なエサ取りのお邪魔虫である。
マキエをするとワットよって来る、ひどい時には海面の色が変わるぐらいに群がってくる、
上物釣りをする人は、このネンブツダイや、トウゴロウイワシの小魚をいかに避けて目的の魚までエサを届けるかが勝負になるのだが、少々磯からはなした所にエサをなげてもその音に大変敏感でいっせいに走ってくるのでタチが悪い、
大きさはせいぜい10センチどまりであるが大きな目をしているので回りがよくみえるのであろう体型は、ハタンポの類ほどお腹は出ていないがぽっちゃりとした形で目のところからエラの後ろにかけて暗色の帯が走っているのが特徴である。
体の割に口が大きく少々の大きさの針でも食らいついてくるので始末に悪い。
この仲間にはよくにた魚でクロホシイシモチがいる、そして同じ科目にはオオスジイシモチや、コスジイシモチがいるが、食味については私の釣り仲間で食べた人がいないので美味なのかどうか分からない。