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昨日、借りている山の畑へ行った。
暑さをかわすため、夕方から息子とふたりで出発。

9日ぶりの畑は、前に刈った草がふたたび伸びにのびて、
草の海がいちだんと復活していた。
想定内であったけれど、この畑は日あたり100%で
イネ科の天国となる。

作業はひたすら草刈り。鎌で刈って、草をその場に放置する。
前回刈った草はすでに茶色く枯れて土の上に積み重なっている。
これが繰り返されれば、本来のめくるめく表土の層へ再生するだろうか。



もともと、耕しては化学肥料が施された現代農法の畑で、
風がふけば砂漠のように砂塵が舞い、耕さないと土はカチコチになる
生態系の乏しい畑だった。

少なくとも、草に覆われた現在は風がふいても土は舞い上がらず、
大雨が降っても泥水は流出しない。
そして、はじめは虫っ子一ぴきいなかったこの畑に、今や
無数のバッタが、一歩すすむたびに四方八方に跳ね散っていく。
オンブバッタ、ショウリョウバッタ、イナゴ、クモ、カメムシ、カマキリなど。

草を刈ったことで小虫が飛び上がるため、この畑の上には
たくさんのトンボが集まってきた。
暗くなるとコウモリに代わる。

造った池も草蔭の涼しさで水質が安定し、ウキクサが黄色く焼けなくなった。
ボウフラ対策で入れた稚魚たちはみな黒黒と立派なメダカになっている。
自宅の庭では今もあまがえるが産卵してふえているので、
この泉におたまじゃくしも入れてみた。
畑のまわりに水場はすくないが、樹木はたくさんあるため
アマガエルは棲める見込みがある。
通常は樹上にいて、ツリーフロッグとよばれる。



土はまだ硬くて微生物の棲みかができていないし、草で日が遮られるので
収穫もすくないが、現時点ではこれでよいと思っている。
昨日、得たものは
・マクワウリ
・青ちそ
・赤ちそ
・万願寺とうがらし
・ナス
・藍

夕方からの作業だったので、畑であっという間に19時を超えて
どんどん暗くなってきた。
山の道にはなにも灯りがないため、完全に日が落ちたら
帰るのに難儀する。

夜目をみなぎらせ、子と手をつないでなんとか下山し、
バスと電車で20時すぎに帰宅。
腹ペコの長男8才は、まず捕えてきたカマキリとバッタを
水槽に移してから、黙黙とせっせとご飯を食べていた。

食後にマクワウリを切ったら、妙なる食感と香りと甘みで
思わず「メロンより美味しい」と息子とともに感動した。



藍は生葉染めにつかう。

今回の荷物一式は、丈夫なナイロンワッシャーの
風呂敷で背負った。本当は自然素材が理想だが、
化繊であれ、劣化せずにずっと愛用できるものは良品といえる。
エネルギーを消費するリサイクルや使い捨ては負荷が大きい。

それでも、今後は生産の段階から自然な、天然素材をえらび、
いつか朽ちても土に還るものを愛用していきたい。

きょうは新月かな。
あたらしい時代のスタートです!!
そういう氣がします。

ウサギは葛の葉が好物ですが、
栄養分(窒素)が多いため、普段はにおわない尿も
少しにおいを放ちます。
だから、日本中に繁茂する葛を腐葉土のようにし堆肥につかえば
非常にすぐれた肥料になるかもという希望がある。

それと、みょうな話かもしれませんが、
かしこくて話がわかる(?)
アリとハチを味方につけたら、畑の再生は
加速するのではとも考えています。

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