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今日はうちに友達3人がいらして藍染めをしました。
染めたもの:手袋 5本指靴下 マフラ マスク 小風呂敷 大風呂敷 タイパンツ
染め方は輪ゴムの絞り、板挟み、蜜ろうけつ で無事に楽しく完成。
1人の女子は、勇氣持って最後の作品を素手で染め、青い手仲間になった。
かめのぞき、と形容される薄水色に、やわらかな手が水の色に染まって
不思議な色氣が感じられた。

日々染まりたる僕の爪は濃紺。
ろうけつ染めは、熱湯でろうを落とす作業がやや骨だが、
完成品が残るから、汗も歓ぶ。

青がえる 負けるな みんなが応援団☆

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今日から、今までよりも数倍大きなカメで藍染をしています。

底には細かな藍の葉が沈んでいるため、舞い上がらないように
先にざるを沈めておくのですが、まだ新しいカメ用のざるを用意していない。

それでも深さがあるので、このたびは布に葉が付着することもなかった。

新しい浄水器が届き、そのお水に重曹を溶かしたものを加えて染めてみたところ、
藍液は前の小さなカメに残っていたのを大ガメに移しただけで
調整をしておらず、それほど濃くは染まらなかったが
何ともきれいな色味に染まったので、今後が非常にたのしみです。

この、ちょっとした色味というのは大切で、
たとえば卵の黄身も、濃いオレンジ色がもてはやされがちだが
これはただエサに色素を加えていたり、トウモロコシの餌だと濃くなるにすぎない。
草や葉っぱをメインにやると、レモン色の黄身になる。

そして、色んなことのバランスが取れているタマゴは、見事な真っ黄色なのだが
色相の問題だけではなく、その輝き、目の吸い込まれるような深さ・・・
これは布にもいえることで、一見何の変哲もなさそうなものでも、
粒子が細かいというか、細かな角度を持っていて
光の反射が精妙となるゆえか、比べてみるとまるで存在の深さが違う
味わいの深き布となる。

素材の時点で既に魅力満載なので、ただの布きれとして
そこに置いてあるだけでも絵になるし、
卵の場合は、生卵に、塩氣を混ぜても混ぜずとも
口に含めば しあわせな充実感が全身全霊にみなぎる感動。

藍染も、材料が同じでも 明るい青から沈んだ青まで月からスッポンまである。
沈んだ青の場合、中間トーンはきれいに見えないから、
とにかく何度も染めて濃くしているものが多い。

薄くても、とびきりの魅力を放つ色、
そんな藍染を目指しています。

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インコのカゴの底にはキナリ(漂白していない白)の
乾きやすくて清潔な麻布を敷いているが、
フンのしみが目立ってきたので、玉ねぎの皮で黄土色に染めた。
僕は媒染材のミョウバン(アルミ)を何となく使いたくないので
玉ねぎの皮を水に浸して沸騰させ、布を漬け置きし
冷ますだけ。(ミョウバンを使うと、もっと黄色ぽくなる)。

アルミの鍋は軽いのと熱伝導がよい以外に機能を感じられないので
やっぱり鉄がよくて、南部鉄器が好き。

草木染めは意外にさまざな薬品を使うことが多く
家庭でやると工場と違って下水(大雨時は直接川)へ垂れ流しとなるため
かえって汚染につながるのではないか。
美容院の毛染めやパーマ液もそう。(パーマ液を薄めると除草剤になる)

こういうものは、決まりごとを守ってレシピ通りにするから
使わざるを得ないわけだが、僕は面倒くさがりなので
楽でシンプルな方法を探したい。

縄文時代には布を土(泥染めとは別)でも染めていた。
麻のように隙間の多い布は草木よりも土がよく染まり、
色も褪せにくいという。色は土の色によって様々。
媒染材も要らない。試してみたいものですが、
藍に加えて今後はまず、柿渋を塗って
丈夫かつ暖かい布や服を作ってみたい。

土で染めるというと野暮なイメージを持たれる方もあるかもしれませんが、
とんでもない、ある意味宝石と同じ☆

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頼まれて、女性用の服を作りました。



大アサの布に、溶かした蜜ろうで花柄を筆で描く。




本藍染めする。




つないで服にする。

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庭で藍染めをしていますが、

寒い時期は藍を建てづらいので
今年も三月くらいからはじめようと思ってたら、ずっと寒い。
そして、この春四月を過ぎ、桜の開花に合わせて
うちの藍のバケツも再稼動をはじめました。

たまにかき混ぜたり、重曹水を加えてはいた。

友達から頼まれていた前かけを製作中です。

はじめ、木綿でよいと言われていましたが
「前掛けは汚れるから、大あさがのいい。水分が溜まらないから臭わず清潔」
と言って、大あさに本藍染めという豪華な組み合わせです。

文字を白抜きするために、ろうけつ染め(溶かしたロウを塗った所は染まらない)をしましたが
二重の麻布がロウをよく吸い込むのもあってか、白抜きの部分がやや水色に染まってしまった。
これを防ぐには、ロウを重ね塗りして、手堅くてかてかと覆っておけばよいです。

しかし、既に染まった所を白くするには「抜染(ばっせん)」といって薬剤を塗ればできなくはないが
染まった所を薬品で脱色するのは氣がすすまない。
仕方なく、再び文字の上にロウを塗って染め直し、
周りを濃くすることで字をはっきりとさせた。
あとは、白い糸で文字の上をくしゃくしゃと刺繍して、何とか白く見せる。

このように染めは、後戻りがしづらいのではじめが肝腎ですね。

ロウけち染めのポイントは、電熱器で温めながら、熱いロウで描くことで
布の奥まで染み込ませることと、さらに重ね塗りすること。
裏側も染め抜きたければ、裏からも塗ります。

また、何度か染めるとき、絞ってしまうとロウにひびが入るので
藍染にしても、カメから上げたらそのままぽたぽたと藍液をカメに垂らしたまま
風に当てておき、しずくが落ちなくなったらまたそのまま浸ける、という作業になります。

僕は普段は、染めたものは空氣にさらしておかずに水に入れてざぶざぶして、
水の中の酸素で青くしていますが、ロウけつの場合は絞れないので空氣です。

染料店では、ろうけつ用のワックスとして、白いロウが売っていますが
僕はミツロウもおすすめです。ミツロウは粘りがあるのでひびが入りにくいのと、
染めた後に熱湯で浮かせたロウを冷ましたら、かき集めて再利用するのに
蜜ろうの方が生命力?があって使いやすい感じだからです。
また、はじめに一氣にコンロで溶かすとき、蜜ろうだと煙も甘い香りで、
体に悪そうではないので氣が楽です。
もちろん、火の取り扱いには要注意で、電熱器も相当熱くなるので、電源を切った後も
しばらく冷ますことが大切です。

布に付いたロウを熱湯で取り除くのがひと手間といわれていますが、
まずロウ専用の寸胴鍋を用意して、湯を沸かします。布が入るので、水の量は半分くらいでよいです。
沸騰までしなくても、かなり熱くなればロウは溶けます。
布を入れるとロウが油のように浮いてきます。
ここにちょいと水を加えて、少しだけ固まらせたものを
観賞魚用の細かいアミですくうと取れます。

それでもまだ布の各所に根深く残っているので、ハシで布を動かしながらロウを浮かせます。
冷めてきたら、再びコンロにかけて熱します。
三度ほどそういう作業をするとだいたい取れます。

藍染だけにしても、ロウで描くにしても
カバンや洋服を作ってから染めると、かさばったりロウがすき間に入りこんだりと
作業がしづらいので、布だけを染めるほうがよいと思います。

長くなってしまいましたが、そんな感じで藍のろうけつ染めを大あさの布にしているので、
今年は服やふろしきに、いろんな模様なりを染め抜いてみたいと思います。

先日、自然派の人たちの間で人氣のあるブランドの服を、着なくなったからリメイクしてほしいと
頼まれていったんほどきましたが、たしかに布は風味があってよいのだけど
洋裁で作られてあるので、曲線ありのバラなパーツになってしまった。
僕は四角いままで作るので、それらを四角く裂いてからつなげて二枚の布にして、
古代の貫頭衣にしました。
洋裁は洋裁で、シルエット命で素晴らしいものだけれど、原点は動物の革であるから
やはり布は織ったままの四角を生かしたほうが、直しやすく、丈夫で長持ちもして
ふさわしいと思っています。

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溶かしたロウで描いてから染め抜く
ろうけつ染め、
染め液を絞ったりしているうちに
ロウにひびが入り
クリヤに染め上がらない、と以前書いたが、
それを解決するために

ろうで描いた布を、水で濡らしもせず
そのまま藍の液に浸した。
それを上げても絞らず、ポタポタしたまま放置し
また染める、を繰り返し
最後に水で洗った。
すると、ろうが割れずにきれいに
染め抜くことができました。

決まり事を破っても、
やってみなきゃ分からない。
これからも色々と試してみます。

今日は午前中は西東京市のパスレル保谷という
陽の差し込んで暖かなスペースで風呂敷講座をし、
夕方からは友達が数名集まって
うちで引っ越し祝いをしてくださった。
久しぶりにお酒(赤ワイン)を飲んだ。
みなで持ち寄りの料理をぱくぱくしました。

息子虎之介は、両親に似たのか
大変に食いしん坊で、
食後はイツモお腹ぱんぱんなること
冬瓜のごとし。

タイトルは、沖縄口で「お腹いっぱい」の意。

ちょっとお下(しも)な話。
ミカンを皮ごと食べたあとのおならっぷは
甘酸っぱいミカンの芳香。
焼き芋を食べたあとのお小水は
ほっこら甘い芋の香りがする。

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カバーの濃い風呂敷は木綿と思うが、
本体の風呂敷は、大アサの生成り(ごく薄い卵色)のを
藍染した。
貼ってあるのはブローチ
「龍胆(りんどう)」と「浅草」。

明日、小平の地元のイベントでシュシュの藍染体験をするので、
さらしで手作りしてました。
シュシュは可愛い名前でちょこんとした物に思えるけど、
ひだがあるので使う布は意外に多く、1個につき
4寸5分(鯨尺。約17cm)×2幅(68cm)。
中に入れるゴムひもは5寸5分(約21cm)なので、
ゴムに対して布が3倍以上長い。

普通の1尺はほぼ30cmで1寸は3cmだが、
僕は着物用の鯨尺(1尺が約38cmで1寸が3.8cm)の物差を日常使っている。
家や道具など、使う身体に合わせたのが普通の尺で、
着物はその体を覆うので、ひと周り大きい鯨尺となる。

とにかく、しあわせを振りまきそしてキャッチする、
表面積の大きなシュシュを今日8個作りました。
明日は雨もありそうだけど、誰に逢えるかな?
また、急きょ手袋も藍染体験することになりました。
(前の記事参照)

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髪を切った。自ら。
手直しは奥さんに。

初めはちょいと前髪だけ調えるつもりが、
バランスを取ろうと周りにも進出していき
結局全体に手を入れた。

先日実家から持ってきたスキばさみが役立つ。
引越しを控えて節約モードなので助かりました。

相変わらず手は藍染によって青く、
街行く人を驚かせないように、
今日、木綿の生成りの手袋を買って
藍染してみた。
これをはめて外出する。
なかなかよいので、明日写真を撮ります。

冬もこれで暖かだ。毛糸じゃないので、
木枯らしが凍みる日は2枚重ねるとよいかな。

2組染めて替えもできたけど、奥さんも欲しがっているから
明日もう2組染めよう。



静かな秋の夜長だね。
早う寝よ。

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秋の夜長、鳴き虫に交じりて聞こえる
チッチという金属音のような声は
おそらくヤモリでしょう。

ほぼ望月の宵、
夕暮れころの曇り空も
月の灯りで開かれて、
どこまでも歩き続けたくなるような
明るい夜道。

例のごとく、僕の手は真っ青。
今朝も藍染したから。



(写真は夕方の2回目)

重曹を混ぜるなど、色々試しているのだが
それがとってもよく染まってしまった。
通常、3度は染め重ねたような濃さが
一発で出る。
逆に明るめの中間トーンを出せないので、
総合的にこれがよいことかは未知だけど、
僕の手もいつも以上に色づいた。

その後、新宿にてとある打ち合わせがあったのだが、
電車内でも、なるべく手が人目に触れない感じにしていた。
驚かせてしまうかもしれないから。

そこで、今度青い手で外出するときは
手袋をしてもよいと思い、
せっかくだから手袋も藍染めする予定。
指輪のように白く抜いてもよい。
すべり止めのない軍手でもよいが、
暖かいものになれば冬も嬉しいでしょう。

ずっと若いころ、
長野県の武石村の
小林ぎん子さんにお世話になったが
今も元氣と思う。逢いたいな!
魅力にあふれ、地元じゃ有名人なのだが
インターネットで検索してもあまり出てこない。

こういうことだから、
あまたあふるるネットの情報も、
世の中の1%もカバーしていないと思うし
それでよいと思う。
辞書のように調べ物に使ったり、
自らの体験に添えるオプション情報として利用すればよい。
決してメインなるものではなく、
あなたの細胞1個のほうが計り知れない。

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今日、鷹の台のギャラリーYにブローチ(第一弾)9枚を搬入しました。
裏にピンが付いています。

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18時を過ぎると、急に外が暗くなる。
そんな秋めく頃

奥さんがせっせと皮むきした栗を
水とみりんと塩で甘く煮たのが
大変美味しい。
甘栗よりもほこほこしているし、
大きいのがまた吉。

たくさん作って冷凍しておきたいが、
きっとあっという間に食べてしまうだろう。
「B型ですから・・・」保存が苦手。

今日はうちで友達と藍染。
母親世代の元氣な女性2人が、
黒めのストールと
白い絹のはぎれを染めました。
僕も、合間にシュシュと風呂敷と
ブローチを染めた。

昨日書いていた、藍がめの底に沈めるざるは、
喜ばしいことに
参加者の1人が持参し寄付してくれました。
お蔭でつつがなく作業ができた。
黒いストールに青が重なったらどんな感じだろう。
乾かないと本当の色が分からない。
白い絹は輪ゴムで絞り染めて、
稲妻のような輝かしい模様ができた。

最後に、沈めたざるを上げたら
黄色い竹も藍に染まって青緑色。

藍染めも、風呂敷と同じく
シンプル故に非常に奥深い。
もっともっと、きれいな色を目指して
今後も藍のある生活を続けて参ります。

参加者の1人ミクママさんが
ご自身のブログに載せていらっしゃいます。

→こちらのページ

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藍染をした。自宅の縁側。

実現できるか分からないが、僕が今目指すのは
藍の葉を醗酵させた「すくも」と
重曹、ミネラル豊富な塩、一度水で絞った米糠
この材料で藍を醗酵させて色を出し、染める方法だ。

まだ重曹のが届いていないので

まず、最初に
先月体験した藍染と同じ化学建てを試してみました。
色の元はすくも100%ですが、ここから色を還元させるのに
水酸化ナトリウム(化成ソーダ)とハイドロサルファイトを
使う方法が、一般的な化学建てです。
僕は地元浅草の「藍熊染料」から買ったAZスペシャルという還元剤を
使いました。

バケツに、水洗いしたすくも(醗酵建てでは洗わない)と
還元剤とお湯を混ぜて1時間冷ます。
そこに水を加えて、フタをして一晩以上置く。

今朝、水面に浮かぶ青紫色の藍の華の下の
液体は茶色になっていたので(OKサインらし)
雨が心配ではあるが染めてみることにしました。

昔ながらの方法では、木の灰を水で溶いた上澄み(灰汁)、
石灰(貝灰)、フスマ(小麦の糠)、日本酒などを使って
藍の色を還元させる微生物を育てます。
僕は生き物好きだし、ぜひこの醗酵建てをメインにできるよう
今後もライフワークのように藍と付き合いたいと思っている。

手間と智恵が必要となるが、歓びも大きいはず。
便利な還元剤は、すくもと同じくらいの値段がする。

大アサの小風呂敷(ランチョンマットにもなる)を5枚、
同じ生地の大風呂敷も5枚、回数を変えて染めました。
素手は真っ青になるからと、ぴっちりのゴム手袋をはめたら
これがまずかった。

ゴムでぴっちぴっちの状態でぎゅぎゅっと
絞ると、摩擦が大きいのか
内側の手の平らの所々で、マメがやぶけるように
皮がむけてしまった。痛い!!!

それでも、絞らなければ作業が進まないので
びしびしと痛むまま、手の平の位置をずらしたり
指先を使って、何とか染め終えました。

すくも400gで10リットルの染め液を作りましたが、
それに風呂敷大小5枚ずつは多かったようで、
途中から染まる藍色が極端に薄くなってきた。
次回、重ねて染めることにします。

ともあれ、藍染の体験は10年前から参加していたが
自宅で行なうはじめての試みで
何とか染まってくれたのでよかった。
手の平は痛くなったので、
次回からは素手で行なうか、ゴム手袋は余裕のあるサイズで
ひじの方まであるとよい。

重曹が用意できたら
自己流の醗酵を試してみたい。
悔しい失敗もあるかもしれないが、
僕はレシピではなく仕組みを知りたい。

今回の藍は使い切ったようなので、
次回分は誕生日の9/9に浅草に行って買う予定。

台風の影響で、今日は雨がざあざあ降ったり
ケロッと晴れたりしていましたが、
さいわい藍染中(午前)は雨が待っててくれました。

大アサは木炭の如き多孔質ゆえか
よく藍に染まる。
僕は、藍染はそもそも木綿を強くするために
広まったと考えているので、
元々丈夫なアサは生成りのままでもよい。
でも、やっぱり青は好きだし、
さらに丈夫になるってのはありがたいことだ。

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