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寒くなる前に、自宅で藍染実験をしてみたい。

実家の最寄りの田原町駅近くの
藍熊染料というお店で
藍の葉を醗酵・乾燥させたすくもを買う。

カメにすくもと、重曹を溶いた水(正確には、電気分解したもの)を入れて
アルカリ性の状態にする。
古来(本来)は木灰、現代では石灰や化成ソーダを使う人も多い。
重曹は通常使われないが、試してみたくて。

(僕の拙い知識なので、間違っていたらお許しください)

暖かい季節ならば、そのまま放置しておけば
すくもに付いている還元菌(感激?)が
すくも自体を食べながら増えて、彼/女らの働きで
藍の色素が染めの可能な状態に浮かび上がってくる。

ここで、菌を元氣にするために、エサとして
ふすま(小麦の薄皮)や日本酒を加える人もいる。
(米ぬかじゃ駄目なのかな。油が多くて酸性に運びやすいのか?)

それで、僕は天邪鬼だからフスマもお酒も入れたくなくて、
元々スクモの菌だからスクモをさらに、高価だけど足しちゃえ、とするか
別の趣向で、ミネラルの多い海水を足してみるかな。
菌が塩氣を苦手としなければいいが。

とにかく、藍染の行方は菌が決めることだから
あまりとらわれなく、菌と対話し理解に励む。

醗酵は、ぬか漬け、味噌作り、梅干、甘酒、パン作りと
食べ物でしか経験がないので、
知った風に書くよりもまず、自分で実際に試してみたい。

素手で藍染めし、強アルカリで手がぬるぬるになり
水洗いしても落ちないが、放っておくと
酸化していつの間にかさらさらに戻る。

だから、アルカリの石けんで手洗いしても
皮膚は自然と弱酸性を保つようになっている。



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桔梗屋の信玄餅は買わなかったけど、

藍染めをした工房の方から
野沢菜や切り干し大根のおやきを授かりまして、
今、帰りの車中でもぐもぐとほおばってた。

お蔭さまで、麻の風呂敷2枚と刺し子糸2束が
藍に染まりました。
藍の樽にとぽんと素手を入れていたため
手も真っ青く染まり、
今も爪だけは クレオパトラのように濃紺色。
だけどその色は自然な深みと落ち着きがあり
女装している雰囲氣ではない。
本藍で染まった誇り高い爪だ。



さすがに小淵沢は空氣がよい。
日帰りだけど、駅から工房の往復を旅らしく歩けた。
そしておやきを持たされるなんて、普遍的な日本を感じる。

その後は、おそらく2時間以上うつむいて、
こんがらがった糸の塊を解く作業をしていたら、
途中だけど国分寺駅に着きました!
無事にありがとう。

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大月を過ぎ、山梨を列車に揺られていますが
赤い屋根板の集落が目立つのは
やはり武田軍の鎧兜をなぞっているのだろうか。

涼しくなる頃、かぼちゃのほうとう旨し。
戦国の世、逆さかぶとを鍋にしたとか。

ちょうど前の席に着いたご婦人は、
黒に赤のシャツと立派な長靴。
そして何と、傘の柄は刀の柄のデザインだ。
忍者風世間師な僕と
甲斐の武将が
時を超えて向き合っている。

この星は、色んな種類の人たちが集まっていて面白い。
違った者同士の調和が大切だ。

合間に書いていて、
そろそろ小淵沢に着きます。
そこから藍染めの工房まで20分ほど歩く予定。
甲府駅構内でそばとどら焼きを食べたので、
腹ごなしによいね。

さて、いよいよ久しぶりの藍染め。

大好きな色に染まって、
パワーアップして帰って参ります。
Japan blue is lovely.

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