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呑む気オヤジ/取り敢えず生還したジイさんのあれこれ

骨髄移植で山暮らしから都会に戻ったジイさんの日記。健康の話の他に合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

内藤新宿・角筈村

2006-04-19 | 徒然なるままに
会社の事務所を移転した。中野坂上から新宿駅南口という「ご近所引越し」だ。新宿と言っても、甲州街道の南側なので、正確には渋谷区代々木。でもここを「代々木」と言う人は、誰もいないよな。
毎週研修時にいろいろな情報をペーパーにまとめて発信している。これを気取って「かわらばん」と名付けた。これまでは「中野坂上かわらばん」だったけれど、来週からどうしようかな・・・。そうだ、『新宿・角筈かわらばん』にしよう!
「角筈」というのは新宿近辺の古い地名だ。古いといっても昭和46年(1070年)に住居表示が変更になったそうだから、そんな昔じゃない。それまでは新宿駅の西側には角筈、淀橋、十二社、成子などの地名があったが、全部西新宿になってしまった。昔の地名は交差点や公共施設、歩道橋、バス停の名前などに残っている。それぞれに意味のある地名だったのに、画一的に「西新宿」じゃつまらないなぁ。「角筈」というのは、角製の筈、筈とは弓の弦を引っ掛ける先の部分や、矢に弦を番える部分を言うらしい。その昔はこの辺は原っぱで殿様の狩場が近かったらしい。そんなわけで「角筈」になったのかな。
こういう風に地名などの謂れを考えたり想像したりすると、とても興味深い。「西新宿」じゃぁ、何の想像力も沸かないな。東京で昔の地名が残っているのは神田や日本橋辺りぐらいだろうか。ホントに詰まらない、「粋」が消えてしまった世の中だなぁ。

追伸)「新宿」という地名は、甲州街道と青梅街道の分かれ目(追分)に新しい宿場を作ったことが発祥らしい。江戸の中心地から甲州街道などに向かうとき、一休みまたは出発前に一泊する宿場だったようだ。今の新宿駅東口のあたりがまさに追分、街道の分かれ道だ。歌舞伎町なんかもそのころの名残なんだろうなぁ。

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