呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

蔵王山麓暮らしのオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

ERIC CLAPTON Japan Tour 2006

2006-12-10 | コンサート・LIVE・演劇などの話
♪え、えがった~~ぁ!!

誰だよ、今回はたいしたことない、とか言ってた奴は!!

す、すみません、私です・・・。
だって、朝日新聞では「有名な曲もあまりやらず、3ギターは良かったが
武道館の観衆はほとんど誰も立ち上がらず・・・」みたいな評だったし
ブログつながりの「オバちゃん」さんも「付き合いで行ったけどイマイチ・・・」
みたいな感想だったし、今回はあんまり興味なかったんだよねぇ~。

会社の先輩Sさんから「仕事の関係で、クラプトンのタダ券もらえるんだけど、行く?」
とメールが来た。
冒頭の通りで、勿論金を払っていく気はせず、Sさんのタダ券お誘いにも
「同期会の予定が入っているので、スミマセン!」と返事をしていた。
ところが同期会が参加者少数で流会になった。
他にも忘年会の誘いがあったから、どうしようかなぁと思っていたが
せっかくのS先輩から話しだし、タダなら聴くべか・・・程度だったんだなぁ。

めちゃくちゃ良かったよ!!
確かに有名な曲は少なかった。
でも前半で「Little Wing」が聴けたし、最後はヒット曲のメドレーだ。
アンコールが素っ気なく1曲だけだったけど、「Cross Road」だ。
中盤は生ギターのブルースが続いた。
これがよかったねぇ。渋いねぇ~。
アコギはなにを使っていたか分からなかったけど、凄くいい音色だった。
エレキも良かったけど、このアコバージョンがウルウル来るぐらい良かった。

若手ギタリスト2名とのエレキギターの掛け合い、これが今回の醍醐味だ。
一人はレフティで渋めのギターを聴かせた。
もう一人は、腰まである金髪を一つにまとめた若いギタリスト。
彼はピックを使わずフィンガー奏法で、ギブソンSGをガンガン弾いていた。
息子みたいな二人とギター弾きまくりのクラプトンは、なんかとても楽しそうだったね。
武道館の席が、舞台上手の真横の2階席の前から3番目。
もう目の前にクラプトンやその他のミュージシャンを見ることができた。
それに今回はBillyの時に持っていくのを忘れた双眼鏡を、2日前から鞄に入れた。
クラプトンは若干下手向き(ギターって右斜めを向いちゃうんだよね)だったけど
それでもたまにこっちを向けば手元もバッチリ!
確かにアリーナ以外はほとんど座りっぱなしのコンサートだったけど
それはそれで、落ち着いた大人のロックコンサートだった。
忘年会なんぞに行って、呑んだくれている場合ではなかったね。
2年前の「ラスト来日コンサート(?)」にも増して、大満足のコンサートでした!
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久しぶりに元部下との語らいを

2006-12-10 | 食べ物・お酒の話

♪昔の部下が「たまには会いましょう!」と・・・

昔の部下、Ogが「明日、本館で研修なんですけど、知ってる人いないんで
昼ごはん付き合ってくれませんか?」と社内メールを送ってきた。
別にランチミーティングもないので、OKだよ。
結局研修が長引いたため、父さんの昼休みと合わずに断念。
「じゃあ、夜久しぶりに呑むか?」と、部下思いの父さん・・・。
「今日は予定ありなので、明日の研修終了後はどうですか?」
いいですよぉ、父さんはいつでもウエルカム!
八重洲口のPCP丸の内B1のタイレストラン「沌」に行きました。
なんか、やたらと女性二人組みが多かった。OLはタイ好きか?

彼女は、いわゆる「トッポイ」ほうだった。
職場が一緒になった最初のうちは「なんだ、こいつは?」というところもあったが
次第に彼女の人となりが分かってきて、あまり気にならなくなった。
気が強いということは、自分の弱いところを出すまいとする意識の裏腹な部分もあるしね。
まして離れてからもう2年以上になる。「トッポサ」も可愛いもんだ(?)

彼女はもう随分前からゴスペルをやっている。
ヤマハのサークルで、毎年東京フォーラムや横浜のホールで発表会があるんだそうだ。
今年は初めてソロを取ったらしい。偉いじゃないか!
そんな話しもしたが、ほとんどは来春結婚する彼の話ばかり・・・。
結局元上司にノロケ話をしたかったのかい?
まあ、父さんとしてはまさに「父親」のような気持ちで話しを聞いていた。
娘が多少は遅れ気味ではあったものの、漸く結婚を決めてくれて
めでたしめでたし、という気分だな。

帰る電車のなかで、「マリッジブルーもなさそうで良かったね」とメールしたら
「マリッジブルーは、何度も乗り越えました。この年だから丸くなった・・・」だって。
マリッジブルーってのは、結婚の数週間前ぐらいに来るもんじゃないの!?
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呑む気父さんの読書感想文・その36「椿山課長の七日間」

2006-12-10 | 本の話
椿山課長の七日間

朝日新聞社

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♪「椿山課長の七日間」浅田次郎著 朝日文庫

身内が逝けば、残された者は嘆き、悲しむ。
「もう会えない、さぞかし無念だろう、心残りだろう」と悲しむ。
逝った者が若ければ若いほど、その思いは強くなる。
逝った者が現世に残してきた家族や、やり残した仕事が気になって
冥土から7日間だけ甦ることを許される。
そして姿を変えて家族や恋人に会い、自分の思いの丈を精一杯伝えようとするが・・・。
浅田次郎ならではのユーモアとペーソスたっぷりに死者の甦りが綴られる。
笑いながらもホロっとさせられる秀作だ。

この話しのように、死者に意識があり残った者の思いを理解してくれるなら
残された者はどんなに楽なことだろう。
私はこんなにあなたのことを想っている、こんなに悲しんでいる、
あなたが極楽で安らかに眠っているか心配している、あなたの分まで頑張る、
そのことを、逝ってしまったあの人は分かっていてくれる・・・。
それと本当に逝った者が僅か7日間でも、やり残したこと、思い残したことを
始末できる、整理できるとしたら、「死者」もどんなに幸せなことか。

「今では、相当の罪人でも講習を受け〈反省ボタン〉を押せば
大抵の人が極楽に往ける」らしい。
極楽では誰もが、会いたかった人々と満ち足りた生活が営める。
天涯孤独の重罪人だって、例外ではない。
自分の愛した者が、そんな極楽浄土に召されるのなら
人間の死なんて、怖くもないし悲しいことでもない。
みんなそうなるよう願っているんだけど
それが誰も確信できないから、悲しむんだよね。

追伸)
映画の方もぜひ観たい。
なにせエンディングテーマソングがコブクロの「あなたへと続く道」だよ!
最初この話を聞いたときに「なんで?」と思った。
でも本を読んでみれば、まさにぴったり!
自分は死んでしまった、でも現世に残してきたあの人に会いたい・・・。
「会いたくて、会いたくて、涙の海一人漕ぎ渡る・・・」
うぅ~、想像しただけで泣けてしまう・・・。
一緒に映画を観に行こうよ!誰でもいいからさぁ!




コメント (4)
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