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十方世界共生山一法寺

自己の世界を建設しよう
 日本のことも世界のことも自分自身のこともみな自己の内のこと。

闘病記 ひと騒動

2016年04月14日 | 生活
一昨日、向かい側のベッドに老齢の男性が入院してきた。このH氏は年齢が80歳を超えている。片目は視力を失いもう一方も十分ではない。人の話を聞き取る理解力も落ちている人である。

そんな人だから夜は枕頭灯をずっと点け放し、こちらは寝にくいので看護師に頼んで仕切りのカーテンを引いてもらった。

翌日、つまり、昨日の午後3時頃、医師と2人の看護師がやって来て空気を抜いてつぶれた肺を元に戻す処置をするとか言って麻酔がどうの、モニターがどうのと慌しいことになった。看護研修生3人もやってきてベッドの周りをぐるりと取り囲んだ。

萎んだ肺が空気を抜くことで元に戻る?おかしなことと思ったので、ネットで調べると自然気胸という傷病で肺に穴が空いて空気が漏れ、その空気が溜まりそれが肺を圧迫するということである。

空気を抜いてもらってH氏は随分楽になったそうである。

さて、問題は夜消灯後である。枕頭灯はつけてあるがどうもよく見えないようである。ゴソゴソとベッド上で動いて、物を落としたり、モニターのチューブを抜いてしまったりといろいろやらかしてしまった。元に戻そうとするのがかえって悪い。いつまでもゴソゴソと埒があかないのにナースコールしようとしないので、11時前に「Hさんに手助けが要りそうです」と連絡してあげた。

来たのが最古参で口うるさいことで知られた看護師さん、早速ダメ出しの連発。声が大きく、また、よく通る、廊下や他の部屋からのその声が聞こえてくる。

「おじいちゃん」「おじいちゃんなんて言うな」「80回ってたら誰でもおじいちゃんじゃないの」

このようなやり取りがいろいろあった挙句、モニターを勝手に触られたのでは医療事故に繋がる、この部屋では管理ができないと夜中に部屋替えしてしまった。どうやら個室に移ったようだ。

我輩も関わっただけ後味の悪い出来事になってしまった。
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