十方世界共生山一法寺

自己の世界を建設しよう
 日本のことも世界のことも自分自身のこともみな自己の内のこと。

「自分一人くらい」と「自分一人だけでも」

2020年04月12日 | 共生

 コロナウイルスの感染爆発を抑えるために非常事態宣言が政府から発せられ、人との接触を8割抑えるため行動の自粛を求めらた。

 そうなると皆が足並みを揃えて、外出を控え、人と接する時は2mの距離を取ることに心がけなければならないところだが、そういうことに反発を感じる人間がいる。

 そのような人間が考えることは、大勢が対象なんだから「自分一人ぐらい」構わない。皆がちゃんと守っているわけではない。「自分だけではない」と言い訳を考える。罰則があるわけでないしそれで許される範囲と思ってしまう。

 TVの報道なんかで、自粛要請後も出歩く人にレポーターがインタビューを試みて理由を聞いたりしているが、それを見て「あいつも出歩いている」と、自分のはみ出し行為を正当化している。

 「自分一人くらい」というのは、自分を大勢の中に埋没して自分を矮小化する行為なのだが、それが分かっていないようである。
自己がないこと、おびただしい。

 一方、やらなければならないことを皆がやらないような時でも自分はちゃんとやるというのが、「自分一人だけでも」である。
できにくい行為だが、これが自己を生きているということである。

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