”しんさん”のよもやま話

僕のビジネス感や社会現象に対する意見とかを趣味のヨットやゴルフ等の話を織り交ぜながらよもやま話的に発信します。

しんさんのよもやま話

2016年11月13日 20時34分22秒 | Weblog

11月13日(日) 曇

今日は何もない一日。そこで今回も蒙求物語からの話ですが原典は無視して書きましょう。

中国の歴史上の美人と言えば四大美人が有名ですね。その中の一人西施の話です。
西施は今から2500年ぐらい前の春秋時代の越(えつ)の人でした。絶世の美女と言われ、越王句践(こうせん)見初められますが、越王はこの美女を敵対する呉王夫差(ふさ)に献じて呉王を骨抜きにしようとたくらみます。そして予想通り呉王夫差は西施を寵愛し国を傾けてしまいます。そんな美人の西施が心を病んで額を顰めて(しかめて)皺をよせる姿を見て、里の醜い女が額を顰めさえすれば美人になれると思って真似をしたら更に醜悪な女になったので、その夫をはじめ周囲の人々もみんな逃げ去ってしまったとさ。

この話は元々は「荘子」の中にある話で、ここから唐の時代に蒙求物語の中に取り入れられた話です。まぁ荘子流に解釈すれば人は自分を知らずに妄(みだ)りに言行を飾って世を欺こうとしても藪蛇ですよ。と言ったことなのでしょう。

この話には更に続編があって、顔を顰(しか)めたり、眉を顰(ひそ)めることを「顰蹙(ひんしゅく)」と言い、良くないこととして人々から嫌われ非難されることを「顰蹙(ひんしゅく)を買う」と言うようになったそうです。
現代においても良く使われる言葉ですが元を辿ると良く意味がわかりますよね。


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