”しんさん”のよもやま話

僕のビジネス感や社会現象に対する意見とかを趣味のヨットやゴルフ等の話を織り交ぜながらよもやま話的に発信します。

しんさんのよもやま話

2018年01月29日 13時19分32秒 | Weblog

1月29日(月) 晴時々曇

最近自分は時代小説を読み漁っています。まぁその中でも好きな作家は藤沢周平さんとか葉室麟さんなのです。昨年末に亡くなった葉室麟さんを忍んで本屋さんには葉室麟さんの小説がたくさん並んでいます。もっともほとんどの小説を読んでいる自分には並んだ本の表題を見ながら読後感を思い出していてちょっと気付きました。まぁお恥ずかしい限りですが男のロマンと言うか心の中に潜む愛情と言うかそんなことに惹かれて読んでいたような気がしたのです。

考えてみれば現代の社会を背景にしてはロマンチックな物語を作ろうとしたらかなり困難なものとなるでしょう。何でも自由に手に入れたり遠く離れていても電話もあれば飛行機でひとっ飛びの時代なのですから。その点時代小説には武士としての制約、男と女の制約、身分の制約、距離の制約と様々な制約があり、その中でロマンティシズムを創り出すことが容易なのかもしれません。

佐賀鍋島藩で「葉隠れ」と言う心得書の元になった雨宮蔵人を主人公にした葉室麟さんの「いのちなりけり」と言う小説などは無骨な男の純愛感情をみごとに描いたように思う。もっとも雨宮蔵人なる人物が実在したかどうかはよくわかりませんが、鍋島藩、水戸藩などを舞台に政争の渦巻く中で少年時代の恋を貫き通し、妻となった咲弥聞かれて返す和歌探して自分にふさわしい和歌をずっと探し続ける生き方など感動モノでした。そして最後に「春ごとに花のさかりはありなめどあひ見むことはいのちなりけり」と言う古今和歌集の詠み人知らずの歌に辿り着くところも良い。そんな中でなぜ和歌が朝廷で読み継がれているのかと言った疑問にいのちとはこころを伝えることであり和歌はその手段なのだと解釈しているのも自分的には気に入っています。
まぁ他にも「銀漢の賦」とか「蜩の記」とかいろいろあるのですがつまらない話はこの辺にしておきましょう。

さきほどの連絡で母の姉さんが亡くなったそうで明後日、御殿場の田舎に行くことになりました。まぁ元々予定していたことなので問題はないのですが、この時期は雪が心配なので電車で行くことになると足がちょっと心配です。まぁ何とかなるでしょう。

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