”しんさん”のよもやま話

僕のビジネス感や社会現象に対する意見とかを趣味のヨットやゴルフ等の話を織り交ぜながらよもやま話的に発信します。

しんさんのよもやま話

2021年09月02日 11時50分22秒 | Weblog
9月2日(木) 曇時々雨

 私の好きな作家

私は10年ぐらい前から時代小説を読みまくってます。中でも葉室麟氏の小説は文庫本ですでに55冊になりました。時代小説は多分現代小説にすると書きにくいものを小説を通して我々に伝えることができるのだと思う。特に現代では失われてしまったモラルと言うかあるべき姿を物語を通して書くことができるのだと思う。特に葉室麟氏の小説は主人公の武士の生き様を通して愚直な誠実さ、金や色に揺るがず、保身に走らず、悪に屈せず、多くを語らず、信じる正義を貫く姿勢を書いている。保身ばかりを優先する政治家や経営者、お金のためなら人を騙し法律を搔い潜る輩、忖度ばかりする役人などばかりが目に付く現代に警鐘を鳴らしているようにも思う。「蜩ノ記」の戸田秋谷、「散り椿」の瓜生新兵衛、「はだれ雪」の永井勘解由、「いのちなりけり」「花や散るらん」「影ぞ恋しき」3部作の雨宮蔵人、昨日読み終わった「青嵐の坂」の檜主馬などなど、どの小説に出てくる主人公も愚直なまでの誠実さと保身に走らず信念を曲げない人物である。人としてあるべき姿を武士を通して我々に教えてくれているようにも思う。
まぁ自分がどれだけ清廉潔白に生きているかは疑問であるが、できることならそうありたいと思う。現代の日本において中々難しいことかもしれないが、昨今の危機管理の在り方や現代人の風潮をを見るにつけ、少しは小説の中の武士を見習ってほしいものである。
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