3月29日(日) 晴
四国名城めぐりの旅 最終回です。
今回は3年前にも訪れたことのある高知城と松山城を中心に湯築城、高松城、徳島城も含めて報告することにします。四国の城はほとんどが秀吉の四国征伐後に始まったと言えます。
高知城
戦国時代は長宗我部元親が桂浜近くに居城を構え土佐を支配していました。関ヶ原の戦いのあと戦功のあった山内一豊が掛川から移ってきて、高知城を築きました。天守閣は現存する12古天守のひとつです。この城は近江の石工集団「穴太衆」を召し抱えることによって出来上がりました。
高知に一泊しました。夜の街に繰り出しましたがホテルの夕食で飲み過ぎ食べ過ぎでアーケード街をブラブラ腹ごなし。
見つけた!日本三大がっかりの一つ。はりまや橋
更に歩いて高知城。夜景が綺麗だったけど写真はピンボケ。
まだ醒めぬ春の宴の高知城
続いて松山城
松山は鎌倉時代の守護河野氏が道後温泉近くの湯築城に拠点を構えていました。その後関ヶ原で戦功をたてた加藤嘉明が伊予に入り現在の松山城を築きました。その時湯築城の石垣等すべて持ち去ったため湯築城は何も残っていない城跡でした。
そして完成した松山城です。天守が回廊で屋敷と連結した城として日本三大連立式平山城の一つでです。もちろん天守は現存する12古天守の一つでもあります。
さて残る二つの城跡を簡単に紹介しましょう。
まず高松城、城跡ですが堀に海水を引き込んだ日本三大水城のひとつです。堀には鯛やボラが泳いでいました。写真は天守台から海水の堀を撮影しました。
最後に徳島城跡
徳島城も戦災ですべて消失し残っているのは石垣だけです。しかしこの石垣は緑色片岩と呼ばれる青石で出来ている日本でただ一つの石垣です。それともう一つ日本で唯一天守が本丸より低い所に建てられていました。もし現存していたらもっと有名になっていたかもしれません。写真は徳島城の青石垣です。
2泊3日で9つの城を巡るツアーはバスと山歩きオンリーの旅でしたが中々楽しいものでした。狭いバスの中で昼食を取りながら3日で四国を一周するなんて変な観光客も多くなったと言うか百名城巡りをする人が多くなったと言うことかもしれません。今回は37人のツアーでしたがみんな片手にスタンプ帳を持ちスタンプの待ち行列には参りました。ただ良かったことは集合時間さえ厳守すれば自由行動が出来たことです。二十数年前の仕事仲間のO氏と一緒だったことも自由行動の巾を広げてくれました。やはり旅は道連れがいた方が数倍楽しいものになるようです。
また長くなってしまいました。歴史の記述はずいぶん省いたつもりだったんですが・・・。