11月23日(水・祝)曇のち雨
久しぶりにゆっくりした休日でした。最近精神的にいらついていたのですが、少しは気分転換になったかもしれません。今年は会社が合併したことにより、仕事は変わりませんが、風土、文化、ルール等の違いにとまどうことが多くいらついているのかもしれません。若い内なら順応も早いのでしょうけど、自分なりの哲学が出来上がってきてしまうと良い悪いは別として、どうしても我慢できなくなることもあるのです。「老驥(ろうき)櫪(れき)に伏するも、志千里にあり」の心境です。
ところで来年は所得税や消費税が値上がるようになっているようですが、中々腹に落ちないこともあります。震災の復興財源が必要なことはよくわかっているし、国の借金がものすごく膨らんでいることはもちろん承知しています。ただ今までまったく無駄がなかったのか、ガソリン税のような特別会計に入る財源はほんとうに必要なのかと考えると、何か我々庶民が騙されているように感じてならないのです。
「パーキンソンの法則」と言う本が昔流行ったことがありました。「役人の数は必ず増える」とか「会計は収入が増えれば必ず赤字が増える」と言った内容です。つまり役所は必ず既得権益を増やすことはあっても減らすことはないと言うことです。従っていくら事業仕分けをしてもざるで水をすくうようなもので
多分雀の涙程度の効果しかなさそうです。
それからガソリン税のような特別会計に入るお金は我々には知らされません。また法律で使用目的が決まっているそうですが、目的をほぼ達成していても無駄に使い続けることが既得権益のようです。我々はガソリン代の約4割弱を税金として徴収されています。道路整備の財源として使われることになっているようですが、昔に比べ格段に道路も整備され、車の台数も格段に増え、ガソリンの消費量も増えています。当然税収も増えてきていると思います。一方道路は維持メンテは必要でしょうが、新しく作る必要も少なくなってきているはずです。それらのお金はほんとうに有効に使われているのだろうかと考えるとなんともやりきれない気分になるのは僕だけなのでしょうか?
そんな疑問をきちっと我々に明らかにして、足りないものを補う政治であってほしいと自分は思います。砂上の楼閣の上に更に楼閣を創る愚かな行為にならないであってほしいものです。アメリカの経営破たん、ヨーロッパの経営破たんを見ていると他人事ではないような気がするのですが、人間の大衆と言うのは自分達に緊縮財政と言った火の粉がかからないと騒ぎださないのでしょう。火の粉がかかってからでは遅すぎるのが世の常ですが。
それではまた。