”しんさん”のよもやま話

僕のビジネス感や社会現象に対する意見とかを趣味のヨットやゴルフ等の話を織り交ぜながらよもやま話的に発信します。

しんさんのよもやま話

2011年06月27日 21時02分04秒 | Weblog

6月27日(月)晴

相変わらず蒸し暑い日が続きます。体も疲れのピークにあるようで元気がでません。しばらくゴルフもヨットも予定がないので、この間にゆっくり体のケアをしたいものですが、多分あれやこれやと動き回ることになるのでしょう。

昨日、浜名湖沖で釣り船が転覆して1人が亡くなると言う事故がありました。ライフジャケットを着けていた3人は漂流中に救助されて助かったようですが、着用していなかった一人の女性が犠牲になったようです。昨日は内海の三河湾でもかなり白波が立っていましたから、太平洋に面した浜名湖沖ではかなり波が大きかったのではないでしょうか。ヨットはキールがあるのでほとんど転覆することはありませんが釣り船のようなボートは横波をくらうと簡単に転覆してしまいます。従って波の強い時は出港しないのが鉄則です。折角ゲストが来てくれて天気も良いと出港したくなるのも人情ですが、グッと堪えてです。それに波が強い時は釣りはできませんから、釣りに出ること事態無謀と言えます。しかも悪天候の中でライフジャケットも着用していなかったことはシーマンとしては困ったものです。暑い時は身に着けるのも大変なことは良くわかりますが、これもブーです。もっとも僕も自分の判断で身に着けないことが多いのですが、波が出て来るとゲストには必ず着用してもらいます。それから子供の場合はライフジャケットを着てもらう事を条件にしています。子供の場合は波がおだやかでも船の上を動き回るので落水する場合があるからです。

船は止まっていませんから落水するとUターンして元に戻るのにかなり時間がかかってしまいます。そのため救命浮環と言う浮輪を積んでいて、落水した人にすぐに投げて捕まれるようにしています。もっとも今まで船上に準備しておいたことはありません。多分黒潮を超えて行くような時には備えておくべきことだと思っています。いずれにしても3つ以上の判断ミスが重なるとこう言う事故は起こってしまうものです。そう言えば去年も同じ頃浜名湖で女子中学生が亡くなると言う事故がありました。海はやさいしい穏やかさと荒れ狂う激しさを持っていることを知っておくべきなのでしょう。

ところで海が荒れている時には、船上作業で落水しないためにハーネスと言う命綱を着けます。ハーネスを着けていなかったばかりに室戸沖で海に消えた故南波誠さんを思い出してしまいます。大きな体と純粋なやさしい人でした。日本を代表するセーラーで初代ニッポンチャレンジの艇長も務めたことのある方です。思えば15年近く前のことですが、前日にメール交換をしたあとのことでしたから未だに残念でなりません。香港から沖縄までのレースでファーストフィニッシュして、その時のレースの模様と写真をメールでもらい、次のセールイン大阪と言う大阪までのレース中の出来事だったので、大概のヨットマンは知っていると思いますが、24時間レースでの夜のセーリングは交代で舵を持ち他の人は寝ていますから、海に落ちた途端もうほとんど探すことはできません。もっとも今の自分の力量ではレースに出ることすらできませんから、問題ありませんが。でも未だにあこがれてはいます。コロンブスやバスコダガマやマゼランはどんな気持ちで航海に出たんでしょうかね?未知の世界へのあこがれはあっても中々できるものではありませんね。

いつの間にか回想になってしまいました。きょうはこの辺で。

コメント
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