ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2021.12.27 エンハーツ23クール目、さらに減量19回目投与後5日目のこと 息するだけで精一杯・・・

2021-12-27 20:21:27 | 日記
 昨夜はあの後8度まで熱が上がり、冷えピタをし、アイスノンをしてお風呂も諦めてロキソニンを飲んでベッドに入った。途中たっぷり汗をかいたので熱が下がることを期待しつつ・・・。
 一人旅真っ最中の息子は高松駅前の高層ホテルに宿泊し、客室もグレードアップして頂いて、宿泊者特典のオリーブ牛すき焼き膳や地酒飲み比べに舌鼓を打った模様。元気印な若者、心底羨ましい。
 まあ、自分が弱っているときは元気な人のFacebookやら何やらは覗かないに限る。

 週明け月曜日、出勤日。
 目覚めて熱を測ったら6度6分に下がっていた。なんとか起きてみるが、まさしくよれよれのふらふら。空腹はあまり感じないけれど、全く食べていかないわけにいかないのでノロノロ用意する。
 ひとまずピンクグレープフルーツジュースでナウゼリンを飲んでからフォッカチオを一切れ、いちご、シャインマスカット、バナナをひとかけずつと極上はちみつ紅茶をマグカップ7分目。
 休務日の夫はまだ寝ていたので、起こさないようにそっと支度をしていたけれど、結局起こしてしまった。食後は遅発性吐き気止めのカイトリルと疲労止めエルカルチン。
 洗濯機を廻していっていいよというので、お願いする。

 土日はほぼずっと寝ていたし、髪の毛の寝ぐせは酷いし、顔はパンパンに浮腫んでいるし、出かけたくない気満載。けれどそうも言っていられない。なんとか身支度をして家を出た。丸3日半日ぶりに靴を履いての外出だから、足元はかなり怪しげだ。
 フワフワしていてこけそうだし、とにかく息苦しい。途中何度か座り込みそうになったけれど、なんとかベンチでの1回の休憩で済ませられた。
 
 数年に一度の寒気、東京では45年ぶりの低温とのこと。家のベランダにある寒暖計は0度だった。ババシャツにウエストゴムのニットスーツ。ロング丈のソフトガードルに厚地のタイツ、大判のストールにダウンコートブーツにも出動願ったが、それでも耳が千切れるのではないかと不安になるほどの寒さだ。フワフワなんてしていられない。
 自席に到着すると机上の寒暖計は11度。いつになったら温まるやら、である。

 事務室はまたしても匂い攻撃だ。今日は柔軟剤、香水に加えてアロマの匂いがきつくて辛くてとんでもなかった。オリジナルな精油の匂いだったらここまで気分が悪くなるわけないので、多分ケミカルな不純物が入った物を使っているのだろう。ずっと息を止めているわけにいかないけれど、マスク越しなのに頭がガンガンしてくる。本人は良い香りだと思っておられるだろうだけに全く始末が悪い。耳鳴り、火照り、気持ち悪さでクラクラする。また熱が上がっているような気がする。

 これは午後までとても持たないなと諦めて午後休暇を頂いて、強引に仕事を片付けて仕事納めにした。
 それでも昼過ぎにこれから行きます、という来客があって時間通りには退勤出来なかった。
 いいお天気なのに、帰路もびっくりするほど風が冷たくて耳は痛いし、肩をいからせて歩いていたのか、すっかり凝ってしまった。
 
 夫は朝のうちに、今年最後のクリニックに行き、スーパーで買い物して帰宅していた。昼食はまだだったようだが、私はとにかく食事より横になりたかったので、2時間ほどまたリビングでそのままウトウトしてしまった。結局可哀想な夫は、またカップ麺を啜っていた模様。私は最低限の片づけをして、夕方近くにレンチンの担々麺を頂いた。
 洗濯物を畳むとか、何か一つするだけでびっくりするほど疲れる。

 エンハーツを1年半近く23クール続けてきて8度を超える発熱があったのは初めてのこと。普段8度くらいの熱ならそれほどダメージは大きくないのだけれど(結構熱には強い。)、治療後の副作用で苦しいやら食べられないやら、の数日を経た後の発熱のダメージはかなりのものだった。夕方また7度6分まで上がってきてしまった。
 ともあれ、明日は一日家にいられる。夫は仕事納め。

 息子は旅先からそのまま、ようやく取れた夜行の個室寝台に乗って明朝帰宅の予定だったが、可哀想に大雪のために運休になったとのこと。払戻してもらって今日は大阪に戻り、明日新幹線で出直すそうだ。
 到着が早朝ではなくなったので、少しほっとしている。
 昨日はとても具合が悪くて、旅先から次から次へと送られるLINEの写真を殆ど見られなかったけれど、やれアンパンマン列車に乗っただの、やれポケモンのマンホールを見つけただの、25歳児(!)は元気である。

 そして、早くもお正月のお花が届いた。松に千両、菊に百合。あと2,3日遅くても良かったのだけれど、と言ってみても仕方ない。今の私にはお花の始末をするのも結構大儀いのである。それでも頑張って活けたら、気持が少しシャンとした。
 それにしても60年生きてきて、年賀状のコメント欄、27日の夜、現段階で1枚も書いていないのは前代未聞のことである。
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2021.12.25-26エンハーツ23クール目、さらに減量19回目投与翌々日、3-4日目のこと 体中痛くて動けない・・・

2021-12-26 19:40:08 | 日記

 昨日、今日と土日の二日間、一体何をしていたのか、頭がぼんやりして殆ど思い出せない。そのくらい何にもしていない、ただひたすらウトウト寝ていたということなのだけれど・・・。

 土曜日。
 息子は昨日で仕事納め、今日からフリー切符で四国旅行だという。朝から元気な写真がどんどん送られて来る。こちらはへたっているので殆ど相手が出来ない。
 夫が実家の様子見に行ってくれるというし、ポチっと買い物したものが午前中に届くというので、受け取るためになんとか起きる。食欲は全くない。ピンクグレープフルーツジュースでナウゼリンを飲んでから、電動自転車の夫を送り出す。実家の母にDuo通話で夫がこちらを出たと連絡したら、駅前までケーキを買いに行くとのことだった。

 結局、果物をいくばくか頂くだけで2時間近くかかってしまった。
 夫は、実家のストーブの調子が悪いということで、接触不良を直した後、お昼に鰻を頂いて夕方帰ってきた。自転車に揺られてケーキはちょっぴりひしゃげていた。

 とにかく気づけばウトウトしていてばかり。何も出来ないままただただ時間が過ぎる。
 夕食は昨日レンチンしようと思っていたパイシチューとキッシュを夫が用意してくれた。なんとかお腹に入れた。食欲はない。
 テレビもビデオもまるで見る元気がない。息子は生意気にも郷土料理に舌鼓を打ちながら地酒をたしなんでいるようだ。

 そのまま眠ってしまうのだけは避けて、日付が変わった頃、入浴して就寝。
 家事らしい家事は一切何も出来なかった。体中が痛くて動けない。ひたすら気持ち悪くてだるい。
 
 日曜日。
 普段通りの目覚ましが鳴った後、時間差で日曜日仕様のアラームが鳴る。相変わらず気持ち悪い。目は覚めても、なかなかベッドから出られない。またウトウトする。気づけば、瞬く間に昼近くになる。
 昨日のケーキが食卓に乗っているが、全く触手が動かない。結局、ピンクグレープフルーツジュースでナウゼリンを飲んでから、果物とぶどうの紅茶だけちょっぴり頂く。青いアロエヨーグルトはパス。
 ラ・フランス2かけとバナナひとかけずつ。食後の薬は、昨朝から遅発性制吐剤カイトリルと苦手な疲労止めエルカルチンが加わった。

 掃除も洗濯も、気になっていた年賀状のコメント書きにも一切手が付けられないまま夕方になった。
 体調不良はわかってはいたけれど、こんなに何の支度も出来ていない年末年始は初めてだ。明日は何があっても出勤しなければならない。

 気の毒なことに夫も私と一緒にとんでもない食事を摂っている。
 息子からは頻繁に旅先からの写真が送られて来る。数年に一度の冷え込みということで、四国地方は雪である。雪で大歩危から出る祖谷かずら橋行きのバスが運休になったり、予定が狂って大変だった模様。それでも吹きさらしの中、窓のないトロッコ列車に乗るのだから根性がある。

 夕方、なんでこんなに身体中が痛いのだろうと試しに熱を測ったら7度8分あった。とほほ。水分摂取が全く足りないだろう。

 殆ど寝た切りだし、朝起きたら昼になっているからお昼は抜き。薬を3食後に飲むことさえできない。
 明日は少し元気になっていると良いのだけれど、焦ってみても仕方がない治療後の数日間である。
 
 結局、昨日も今日も昼食らしきものを摂れずに寝た切り。薬はブランチ後と昼と夜2回になった。

 夜はパンパンに浮腫んで不機嫌で冴えない顔をしたまま母にDuo通話。向こうもなんとも対応のしようがないだろうなあと思うけれど、毎度「無理しないで休める時に休むように」と言ってくれる。これ以上もう休みようもないのだけれど・・・。

 今日は夫に湯豆腐をお願いした。豆腐とポン酢の味ならなんとか頂けそうかな、と。
 記録することが何もない。身体がバキバキして、支えているのが大変。すぐに重力に負けて横になりたくなる。
 自分の身支度以外のことは何も出来なかった。

 明日はとにもかくにも出勤だ。仕事があるから這ってでも出かける。来年の第4四半期、あと3回こういう生活を繰り返したら、ひとまず具合が悪い日はお休みが出来るんだな、と待ち遠しく思う。
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2021.12.24 エンハーツ23クール目、さらに減量19回目投与翌々日のこと イブの日も不調は続く

2021-12-24 20:56:41 | 日記

 金曜日。
 昨夜はリビングで寝落ちし、日付が変わってから目覚めた。 
 下書きした記事をアップしてからのこと。満杯の食洗器すら廻していなかったので、慌てて廻す。切り花の元気がなかったので、水切りをするなど動いていたらだんだん目覚めてきてしまい、それと同時に気持ち悪さも再燃。
 入浴後、吐き気止めオイルで下肢のマッサージをしてからベッドに入って、マントラCDを聞いてもなかなか寝付けず。結局2時を優に廻るまでデジタルの数字を覚えている。

 いつも通りにアラームは鳴るけれど、なかなかベッドから出られない。とにかく、眠っているとき以外は気持ち悪い。起きるとお腹は早速モタモタ、火照って熱っぽく気持ち悪い。
 出勤の夫は自分で朝食の支度をして、さっさと出かける準備である。私には寝ていて良いからね、と言うけれど、そうもいかず。
 溜まりに溜まった洗濯機を廻し、まずはピンクグレープフルーツジュースでナウゼリンを飲んでから動く。青汁もバナナスムージーも到底無理で、昨日お持ち帰りにしたチョコクロワッサンを温める。青いヨーグルトも時間をかけて口に入れる。フルーツはラ・フランスをひとかけ、いちご、シャインマスカットを1粒ずつ。オレンジハーブティーをマグカップに半分。
 今朝はうさぎさん状のお通じが若干あったのでほっとする。

 食後は治療翌日、翌々日限定の吐き気止めイメンド80㎎、デカドロン4㎎。いつもの整腸剤ミヤBM錠、と胃薬タケプロンを飲み込んだ。家にいられるのでコデインはひとまず飲まずに。
 夫を送り出した後は、洗濯物を干す。大量なのでかなり時間がかかる。

 その後、ABCプロジェクトからお知らせが届いていたABCアドボケートカレッジの新規コンテンツ2本を拝聴した。
 ①社会・こころ アピアランスケア、②社会・こころ お金のはなし2本続けて1時間ほど。どちらもとても有意義だった。アピアランスケアについては私が罹患し、再発治療を開始した頃からとは比べ物にならないほど理解度が進んでいる。
 2009年に罹患したがん患者の10年生存率が今日の新聞記事にあったが、乳がんのステージⅣの生存率は19.4%とのこと。5人に1人以下だけれど、私が情報を得た時(つまり1998年に罹患したがん患者が10年後2008年の段階で生存している確率)は5%だったのでおよそ4倍になっている。それだけ治療をしながら生き続けられる(生き続けなければならない)ということ、同時に社会と関わりを持ち続けるためにアピアランスケアは必要だということだ。

 お金の話は瞑想ヨーガのクラスにも参加してくださる社労士のFさんが講師。専門的な話を分かり易くご自身の再発治療経験等も交えながらリアルにお話ししてくださるのはさすが。
 こちらも再発治療が長くなればなるほど、悩みは深くなる。お金の切れ目が命の切れ目であってはいけないと思う。3月に退職して収入がなくなる私も、色々勉強になった。

 イメンドが効いて吐き気が少し収まり、出かけても大丈夫そう。行き先は、月初めに風邪をひいて飛び込み、その場でのCT撮影をお断りした関係なのか薬を頂けず、CT結果のコピーを、とリクエストされていた近隣のかかりつけクリニック。
 一昨日の診察時に頂いたCT結果のコピーをお届け方々、別のクリニックで抗生剤等を処方して頂き、軽快して治療が出来た旨、ご報告に行った。

 クリニックは空いていて、受付からお支払いまで10分ほど。画像を見て頂きながら、前回受診した時は全く声が出なかったのでメモを持っていったのだけれど、今日はしっかり声を出して色々説明出来たので良かった。漢方薬を飲む提案も頂いたけれど、エンハーツになってから咳も息切れも楽になっており、間質性肺炎の副作用も出ていないこと、先日は本当に久しぶりに風邪をひいて咳が酷く出たこと、痺れ止めの漢方薬は多種類を長期間飲んでいて軽快せず、タリージェを飲んでお休み出来ていること、なるべく薬を減らす方向でいることからご辞退した。今後もCTを撮ったら教えてね、ということでご挨拶してクリニックを出た。

 まだ家を出てから20分ほど。お天気は快晴だし、それほど寒くないし、このまま帰宅したらまた横になってしまいそうなので、駅前のドラッグストアまで赤いヨーグルト、青いヨーグルトの買い出しに向かった。年明け分まで買うことが出来て安心したが、ちょっと頑張り過ぎて往復したので疲労困憊。午後はゆっくり休むことにした。

 ランチは、ナウゼリンを飲んでからおかず付きのワンプレートレンチンパスタ(いわゆるお子様ランチ)。朝食べ切れなかったラ・フランスとシャインマスカット、いちごを1かけずつ。食後はミヤBM錠。

 薄物は乾いているが、夫の厚地の下着などはまだパリッと乾いていない。日が陰らないうちに一旦洗濯物を取り入れて、畳めるものは畳む。2人暮らしとはいえ、日曜日に洗濯して以来5日分だからかなりの量だ。これだけ洗える新しい洗濯機は実に優れモノ。買った時は高価だなと思ったけれど、本当に助かっている。

 生協の注文書を書こうとか、宛名書きは終わっているのにその後また止まったままの年賀状のコメントだけ書けるだけ書こうとか、体調不良でも出来そうなプランをあれこれ考えていたけれど、全く手を付けられず。ちょっと横になってドラマの録画を視始めたらいつの間にか眠ってしまった。

 気づけば真っ暗。夫からのLINEやらメールやらが沢山入っている。
 横になる前は、クリスマス用に生協で買っておいたキッシュやパイシチューでもレンチンして、サラダとスープくらいは作ろうと思っていたのに、何もしていない。
 夫からの連絡は、いか飯とカツサンド(凄い取り合わせではある)を頂いたから、それを夕食にしようという提案だった。
 もう間に合わないので、それをそのまま受け入れることにした。フリーズドライの野菜スープに昨日の中華サラダを足したというとんでもないイブの夕食になった。
 結局、カツサンドといか飯を1切れずつ頂いたらお腹一杯。

 そんなクリスマスイブ。こうなることが分かってはいたけれど、何とも切ない夜である。
 明日もこんな調子だろう。焦ってみても仕方がない治療直後の土日である。
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2021.12.23 エンハーツ23クール目 さらに6割に減量19回目投与翌日のこと 織り込み済みの不調スタート

2021-12-24 00:26:44 | 日記
 昨夜はかぼちゃの煮つけ1かけ、ラ・フランス一切れ、シャインマスカットを1個、が夕食になった。ろくに食べていないのに、時間が経つにつれてお腹のモタモタ、グルングルンが酷くなり、気持ちが悪くなった。そして、ステロイドのおかげで眠くならない。
 夫とドラマを視ながら時間をやり過ごす。好きなアイスクリームなら、とレギュラーカップを半分頂く。美味しい。顔が火照って浮腫んで来るのが分かるのがいつもながら嫌な感じ。
 漸く眠くなってきて柚子を入れた浴槽に浸かる。お風呂あがりに赤いヨーグルトドリンクをお腹に入れたら、無糖なのに甘さに反応してムカムカと気持ち悪くなった。

 マッサージサロンのWさんから分けて頂いている吐き気対策アロマオイルで、ふくらはぎから足の甲まで丁寧にマッサージする。下を向くとうッ・・・となるが、ほんのり香ってくるアロマのミントの香りに癒される。
 ベッドではいつものマントラCDをBGMにして、ミントスプレーを枕と部屋にシュッシュッと撒く。押川先生のYou Tubeをチェックしたら今日の動画は少し長めだったので、諦めて電気を消した。1時前には眠りにつけた模様。

 今朝はアラームが鳴るまで何とか眠った。相変わらず起きた途端に気持ちが悪い。ベッドから出るのが辛い。新聞を取ってリビングに行ったら、休務日の夫はまだ起きていない。朝食の支度をするが、殆ど空腹は感じない。

 お腹がグルングルン、火照って熱っぽくて(測れば35℃台後半である)気持ち悪い。まずは、極上はちみつ紅茶でナウゼリンを飲む。青汁もバナナスムージーもなし。夫には用意するが、スムージーはやめて牛乳に。オールドファッションのドーナツを半分だけお腹に入れる。胃痛防止の青いヨーグルトだけは頑張って頂く。
 ラ・フランスとふじりんご、バナナを1かけ、シャインマスカット1粒、新種の“とちあいか”といういちご1粒。極上はちみつ紅茶をマグカップに7分目。これではいかにも水分が足りない。お小水は茶色っぽく少量。お通じも催さずじまい。

 食後は治療翌日、翌々日限定の吐き気止めイメンド80㎎、デカドロン4㎎。いつもの整腸剤ミヤBM錠、寒いとやはり痛みがあるので、痛み止めのコデインと胃薬タケプロン。気分が悪いから、これらを紅茶で飲み下すのだけで精一杯。職場にはミニマグに入れた紅茶を持参する。

 気持ちが悪い日用の楽々服装は、肌触りの良いゆったりニットとウエストフリーのジャンバースカート、浮腫み防止の80デニール着圧タイツにロングのダウンコート、首にはカシミアストール。
 家を出て歩き始めたが、やっぱり気持ち悪い。不織布のマスクに抗菌アロマリフレッシュスプレーをシュッシュとしていても、自分の吐息で熱がこもって気分が滅入る。外の空気がなかなか入ってこない。とにかく蒸れて息苦しい。鼻水は垂れてくるしそれをすぐにぬぐえないのが鬱陶しい。
 坂道でどんどん息苦しくなって酸欠状態。無意識のうちに口呼吸になって呼吸が浅くなっている。

 出勤。自席に着き、昨日までに届いた机上の書類やメールに対応。あれこれ処理しながらも吐き気は続く。生唾も出てきて、だるい。
それにしても、私はいつからこんなに嗅覚が鋭くなったのか。色々な人が歩く度に香水やら柔軟剤の匂いやらがきつ~くマスク越しの鼻に殴打をかけてくる。吐きそうになる。深呼吸をするどころではない。犬は大変なんだろうな、としょうもないことを想う。
 午前中のうちに、一昨日の退勤間際に上司から指示のあった資料を作成して提出。

 午後からの学位論文受付準備等を済ませ、昼休みは駅前カフェ迄頑張って歩いて、ナウゼリンを飲み、スープだけ注文して(前回レギュラーサイズにしたらカップが大きくて飲み切れなかったのに、またスモールサイズにしなかった。我ながら学習しない・・・。)食後にミヤBM錠。チョコクロワッサンはお持ち帰りにした。

 席に戻り、学位論文の予約提出等に対応。年明けの予約メールが入り、同時並行処理しているうちに外は真っ暗。昨日が冬至だったから、今が一番昼の時間が短いのは当然か。それでもこれからは少しずつ日が長くなってくる、と発想を転換すれば頑張れる。目がしょぼしょぼしてきて帰宅の準備。気が張っているから治療翌日でも毎度乗り切っているが、疲労困憊。帰路も気持ち悪い中、とぼとぼと帰宅。今日の歩数は職場往復プラスカフェの往復で6,500歩ほど。

 夫は、先日都心の家電量販店で注文したエアコン工事のために、朝食後から和室の片づけ等に勤しんでくれた。
 予定通り午後に工事の方が2人見えて、2時間たっぷりかかって取り付けを終えて帰ったという。
 帰宅すると和室には真新しいエアコン。玄関には夫が取り付けたカメラ付きのドアホンがついていたが、ドアホンはまだ繋がっていなくて、何度か出たり入ったり操作確認をさせられ、設定はなかなか大変だった。

 夕食は、昨日生協から届いたミールキットで夫に用意してもらうつもりでいたが、夫の様子を見ていたら部屋の片付けでそれどころではないので、諦めて自分で作った。1対3で夫に取り分けてもらう。ナウゼリンを飲んでから、朝食べきれなかった果物を夫と半分ずつにしておしまい。
 タリージェ以外の食後の薬を飲み、母にご機嫌伺いのDuo通話。まだ喋りたかったようだったけれど、具合が悪いからと早々に切り上げ、ようやくお昼寝用のラグとふわふわ毛布にくるまってダウン。
 
 明日のクリスマスイブ、体調不良が必至なのでケーキも特別な夕食の準備も何もない。それでもあまりに哀しいので、先日都心で長持ちする夫の好きなシュトーレンだけは買い求めてきた。いつ頂けるようになるかは不明だが・・・。明日も夕食すら作れるかどうか。冴えないイブである。

 そしてリビングで転寝を始めた夫を起こしていたのに、いつの間にか自分も寝落ちしてしまった。
 気づけば下書きをしたままアップもせずに日付が変わっていた。これから入浴である・・・嗚呼、それでもそのまま朝にならなくて良かった。
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2021.12.22 採血後、腫瘍内科診察、エンハーツ23クール目 さらに6割に減量19回目無事終了 冬至でドッキリ

2021-12-22 20:37:19 | 治療日記
 昨日はほぼ定時に退勤し、一度帰宅。諸々片付けてから夫と駅前のファミレスで合流し、夕食を摂ってから病院最寄り駅に向かった。
 日中は暖かかったのでショート丈のダウンで十分だったけれど、夜から今日にかけて冷え込むという予報を信じて、買ったばかりのロングのダウンコートで出かけた。正解だった。

 風が冷たい。コンビニで明日の朝食を調達してホテルにチェックイン。今月も岩盤浴温泉付きのホテル。最低限荷物を片付けて、母にDuo通話をかけるも全く出ないので、諦めて地下の女性専用岩盤浴へ向かう。私が入った時にはお一人だけ。その後お一人入ってきたくらい広々伸び伸び。仰向け、うつ伏せを2.5セット繰り返して温泉に降りた。ここでも2,3名がいらした。それでもサウナもジャグジーも大風呂も、ほぼ貸し切りで楽しむことが出来た。
 たっぷり汗をかいて部屋に戻り、水分補給を済ませ、早々にベッドに入った。
 
 そのまま、夜中に一度も目が覚めずにスマホのアラームが鳴るまで熟睡した。7時間半眠れたことになる。すっきり。やはり私は夫と違ってショートスリーパーではない。もう少しちゃんと普段の睡眠時間を確保すべきだな、と思う。
 浴槽足湯を済ませ、身支度を整えてニュースを視ながら部屋でサンドイッチとヨーグルト、ジュース、紅茶の朝食を摂る。
 母にDuo通話。昨日は早々と入浴していたらしく、出られなかったようだ。まあ無事なら良かった。その後、朝ドラを視てチェックアウト。手提げを預け、最低限の手提げだけまとめて身軽に出かけた。

 外は雲一つない青空だ。冷え込みはそれほどではないが、北風が強いので体感温度を奪われる。
 病院に到着すると、受付のIDカード機械が長い列だった。受付表には60歳6か月とプリントされている。つい先日、祝還暦!、としたのにもう折り返し。早いものである。60歳と言う呼び名に慣れた頃には61歳になるのだろう。
 採血受付へ移動して、ピンク色の受付番号表を取る。年末で混んでいるかと覚悟したが、椅子の埋まり具合はそれほどではない。電子掲示板を見ると、20人までは待っていないが、待ち時間は11分と出ている。
 エコバッグにコートを収納し、環境整備をしているとほぼ時間通りに番号を呼ばれた。
 今日は何度かお見かけした看護師さんだけれど名札をされていなかったのでお名前はわからなかった。
 今月も5本。とても丁寧な所作。刺す時はちょっぴりチクリとしたけれど、抜く時も大丈夫だった。お礼を言って席を立つ。

 止血をしながら向かいの腫瘍内科へ移動する。待合い椅子は空いている。ほぼ定位置を確保してから受付に並ぶ。先週もCT検査で保険証のチェックも終えている。いつものように問診票の追加を頂く。今回も息切れ以外全て「ない」に〇をして、息切れ「ある」の前に“たまに”を追加した。
  
 今日のお供は朝井リョウさんの「どうしても生きてる」(幻冬舎文庫)。
 帯には映画監督の是枝裕和さんが「確かにあの時私たちはこんな絶望と幸せの手前で生きていた。」とある。裏表紙には「鬱屈を抱え生き抜く人々の姿を活写した、心が疼く全6編」と。
 まあ、朝井さんだから面白くないわけがないと手に取ったが、冒頭「健やかな論理」から惹き込まれる。そういえば、私も日々事務引き継ぎ書を更新している。
 解説は万城目学さんが。最後の一文は「虚」の作家から「虚」を織り込みながら「実」を底へ、さらに底へと深く掘り続ける作家に対しての心からのエールだった。それにしても、朝井さんが僅か30歳そこそこで中年男性や女性のことまで、ここまでリアルに書き分けるのには唸るばかりである。もう自分の黒い部分がギリギリと突かれる感じ。なのに頁を繰る手が止められない。

 採血から1時間経ったところで、血圧測定。107-65、脈拍が92。5分ほどして ”中待合いへどうぞ”に番号が出た。そこから15分ほど待って、先生がドアを開けて「おはようございます」とお顔を出された。病院チェックインから先生にお目にかかるまで1時間半ちょっと。とても順調だ。

 「よろしくお願いいたします。」と挨拶して、荷物を籠に入れ、自分の体調管理ノートやエンハーツダイアリー等を出して席に着いた。
 「さて、まずは。」と体温計を渡され、脇に挟む。「また同じ感じでしたかね。」と訊かれ、「はい。今回は復調してきたかな、という木曜日の夜から夫の風邪をもらいました。咳と痰が酷く、熱は7度4分ほどでしたが、金曜日以降悪化し、月曜日に近隣のクリニックに行ったもののCTを撮らないと薬が処方出来ないという感じでした。良くならないので水曜日に夫と2人で別のクリニックに出向き、採血レントゲンPCR検査もしました。そこで炎症反応が高いと言われ、抗生剤や解熱剤等を頂き、1週間飲みました。久しぶりに咳で眠れない状態で、まいりました。」と状況報告。
 「ただ、咳は敢えて止めず、コデインも休むようにとのことだったのですが、怪我の功名でコデインは頓服で大丈夫かな、という感触を得ました。そして便秘なくお腹が快調です。」とお答えする。

 「採血の結果、マーカーはうーん、ちょっと上がりましたが、正常範囲内なので、何とも言えないですね。」とのこと。
 コレステロールはまたHがついているようだったので、ちょっとがっくり。
 白血球は4,700、好中球は2,000弱あった。診察室での検温は6度8分。
 そして先週撮影したCTの結果がPC画像に出ている。輪切りの状況を見せて頂くが、どうも少し斜めにずれて撮れているようだという。概ね状態は変わらず、大きな問題点はないという。

 大きなモノ3か所のうち右のポート周りは概ね変わらず、左も変わらぬように見えるし、右下のものもあまり変わらぬようだとのこと。「では、効いていると?」と問うと「いいですね~」とニヤリとされる。
 良かった。治療続行である。ひとまず4か月後まではよほど自覚症状なりなんなりの変化がない限りCT撮影はないから、年度内現役でいるうちには4週間毎のエンハーツが続けられるということだ。
 
 所見は「前回CT8月25日と比較。左乳房切除術後、局所再発は認めない。両肺散在する不整形結節、腫瘤は著変なし。左上葉の石灰化を伴う結節も変化なし。腋窩、縦郭、肺門リンパ節の有意な腫大は認めない。肝S7の小低吸収域は変化なし。腹部リンパ節の有意な腫大は認めない。腹水なし。右鎖骨、胸骨の硬化性変化は著変なし。」すなわち両肺の多発結節も骨転移も著変なし、という結果だった。
 よし、これで心配事はひとまず消えた。クリスマス、年末までは不調を我慢だけれど、年明けには復活出来る。

 4週間分の薬が処方される。コデインはこれまでの半分の処方に、マグネシウムは今回不要にして頂いた。
 次回は年明け4週間後。年度内はあと3回。3月までの化学療法室の予約を入れて頂いた。今年の通院は20回で済んだ。

 「今年も大変お世話になりました。良いお年を、来年もどうぞよろしくお願いいたします。」とお礼を言って、診察室を出、化学療法室へ移動する。お一人待っている。

 それほど混雑していない模様。受付番号を取り、待合い椅子に座って夫やお友達にライン連絡をしようと思ったら、座って5分でMさんがイメンドを持ってきてくださって、その場で飲む。ほどなくして看護助手さんから窓側の一番奥のお気に入りリクライニングシートに案内された。ついている。
 
 環境整備をしてお手洗いを済ませ読書を再開すると、先週と同じ薬剤師Sさんがフォローに見えた。コレステロール値はそれほど変わらなかったけれど、中性脂肪がうんと落ちていましたね、と言われる。なるほど、見ると3分の2以下に減っていた。赤いヨーグルトや青いヨーグルトを無脂肪、低脂肪に替えたことを報告すると、「それが良かったということですね!」と言われる。よし。
 門前薬局からのフォロー電話もあったとのこと。

 椅子に座ってから40分ほど待って針刺しはKrさん。とても久しぶりな感じ。さすがに上手。全く痛まない。今日はついている。
 針刺しの10分後に久しぶりにOkさんが薬を持っていらして点滴スタート。私が地毛だということを確認されて、驚かれる。「夏からかつら外していますよ~」と言うと、「同じ薬を使っているのに不思議ね~」とのこと。

 なるほど、そうだ。説明がつかないといえばつかない。私の毛根、4回の脱毛にもめげず頑張っている。「良いシャンプーを使っているし、頭皮マッサージもしていますけれどね」と言うと、「さすがに〇〇さんは、転んでもただでは起きないわね」と言われる。あら、そうかしら。
 いつものようにアロキシ・デキサートミックスからスタートし、ブドウ糖、エンハーツ、ブドウ糖、生食である。順調だ。

 いつもは吐き気止めイメンドが効いてくる頃には眠くてたまらなく、本を読みながら我慢出来ずに眠ってしまうのだけれど、今日は本が面白いのと睡眠が足りているので、眠くならない。
 OkさんがSpO2測定にみえた。95%までしか上がらなかったけれど、まあ問題なさそうだ。お手洗いを済ませ、「良いお年を」とお礼を言って化学療法室を出た。

 たまたま、ベッドで点滴中の患者さんに、認定看護師のKrさんが緩和ケア病棟の話をされていたのを耳に挟んだ。こういう説明の仕方をされるのだな、とちょっと聞き入ってしまった。
 「緩和ケア病棟といわれると(余命が)年単位は無理なのかと思う方もいるが、スタスタ元気に歩いている方に紹介することもある。年明け、体調の良い時に予約を入れて頂いて一度緩和ケアの先生と面通しをしておく方がよい。入院は順番待ちになるので、一度も診ていないと、急激に具合が悪くなった時に間に合わないこともあるので・・・」だそうだ。

 こうした厳しいことを言わなければならない化学療法室の認定看護師さんは大変なことだ。もちろんとても他人事ではないのだけれど。
 私も、こうしてスタスタ歩けているうちに先生か看護師さんに一度相談してみようかしら。病院が遠いので、いざ本当に具合が悪い時にはタクシーで移動するのすらとても厳しいのも経験済み。病院最寄り駅のホテルにずっと滞在するのも難しいから、部屋を借りようかしら、などと考えてみたりもしている。

 腫瘍内科で受付表を出し、処方箋のデータをFAXで薬局に送る。今日もラッキーなことに並んでいなかった。
 待合い椅子で暫し本を読みつつ10分ほど待ってから自動支払機でお支払い。カードで11万円強。

 外に出ると、陽射はあるが、北風が強い。薬局へ移動するとそこそこの混み具合。FAXは無事に届いていたけれど、やはり後の番号の方たちに抜かされて最後になった。
 30分ちょっとの待ち時間で済んで、初めましての若い男性薬剤師さんから薬を頂く。次回も電話でフォローをしてくれるとのこと。年明けになるので、大分元気になっているだろうけれど。
 
 今日の病院と薬局の滞在時間は合計で5時間半強。

 ホテルに戻り、荷物をピックアップしてから駅へ向かう。朝食をしっかり頂いたし、お腹が空いていないのでそのまま駅へ。快速電車で席を確保し、読書の続き。乗換駅まで戻って紅茶専門店へ。今日は待たずに広い4人掛けの奥のテーブル席に通してもらえた。クリスマスツリーやリースが白壁にとても映える。思わず写真を撮って夫に送る。ゆっくり食事を摂り、自宅最寄り駅まで。

 ここでびっくり。今月のギガ使用料をチェックしたらいきなり今朝までの倍になっている。一日で3週間分を使った計算になる。何かの間違いでは?と焦る。
 
 帰宅後は生協のお届け品を取り込み、収納する。
 そして携帯のインフォメーションセンターに電話。なかなか繋がらない。近隣のショップの直通を教えてもらってようやく電話が繋がった。実際には機器を見ても原因は特定できないかもしれないとのこと。自分でもそんな状況なら驚くと思うと言われたけれど、アプリの不具合なのか外でWi-Fiを繋いだ時に更新がかかってギガを沢山消費したか、わからないようだ。うーん、とりあえず様子見しかないか。とほほ。

 今日頂いた薬やら何やらの片付けをしているうちに、一昨日百貨店で支払いを済ませた靴の入荷連絡があり、ピックアップした後、無事ライナーに乗って定刻通りに夫が帰宅した。
 夫が生協で届いたお寿司やお蕎麦の夕食を摂っている間、私はナウゼリンを飲んでからスープだけでも飲むつもりだ。夫がお見舞いでシャインマスカットと立派なグレープフルーツを買ってきてくれた。
 お昼が遅かった(いつもどおりお夕)し、お腹は既にモタモタし始めて、顔が浮腫んでいる。とにかく記録だけは残しておかなくては、とこのブログを書いている。

 冬至。夫が柚子を頂いてきたので、ちょっと贅沢に入れて入浴でリラックスしよう。

 明日は通常出勤だ。年末年始恒例の学位論文提出の予約も入っている。これから第4四半期に向けて、色々なイベントが目白押しである。数えたら一体あと何日出勤になるのだろう。ちょっと怖くて・・・。
コメント
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