ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2021.12.10-11 体調後退の金曜日、土曜日は乳がん治療情報セミナー@ジャパンオンライン参加で満足

2021-12-11 22:11:37 | 日記

 金曜日、在宅勤務。
 前夜、ベッドに入ってから咳込みで眠れず、その後も何度も目覚め、ほぼ3時間弱睡眠状態。朝から頭痛。なかなか体調が元に戻らない。とはいえ、自宅でマイペースに勤務出来るのだから本当に有難い。
 夫を送り出し、のろのろと夕食の下ごしらえだけしてから午前の勤務を淡々と。
 簡単レンチンランチを済ませて午後からの勤務を再開。カロナールを飲んでいても頭痛が取れない。今朝もコデインを止めているからなのか、相変わらず咳も止まらない。ただ大分痰が取れてきたため、空咳に近くなってきた。
 定時に勤務終了メールを送付してからは、夕食の支度をするだけで精一杯。とても疲れていて時間があっても簡単な拭き掃除をする元気すらなく、直ぐに横になりたくなる。
 ただ、食欲だけは旺盛できちんと全部たいらげる。

 夕食後は、プチ虹のサロンのメンバーと集まるようになってからはすっかりご無沙汰していた“あけぼのハウス”がオンラインで開催していると知り、初めて参加した。
 参加者は11名。開会してすぐに再発治療中の6人のグループに分けられた。もう一つのグループは再建のグループのようだった。再発グループは新会長のFさんが司会をされる。
 メンバーは、肝転移でカドサイラ治療中の70代の方、骨転移でカドサイラをお休み中でランマーク注射のみの方、骨転移でイブランスとフェソロデックス治療中の方、局所再発で2度目の手術をしたばかりの方と私だった。

 今の状況を、と自己紹介はしたけれど、すぐに咳込んでしまうし、頭痛も酷く、テンション低めでほぼ聞き役に回る。1時間弱、同じ病院に通う仲良しのお二人のお話を聞くのに終始した。調子が悪いけれど途中退出は失礼かな、と頑張って最後まで。
 ある程度人数が多くなると、Zoomでのお喋り会に全員が参加する形にするのはリアル以上に難しい。限られた時間では、皆が気を付けて話を進めていかないと不完全燃焼に終わる場合もある。リアルで行われていた頃も、終了後に、別途仲良しのメンバーでお茶に行くことになっていた。
 2月の会にも申し込んだけれど、次回参加するかどうか、ちょっと考えてからに・・・・。

 その後、リビングに戻って録画したドラマを視たけれど、とにかく咳は出るし頭痛が酷く、ちょっとウトウトしたかと思うと頭痛や咳込で目が覚める。頭が割れそうに痛い。
 結局日付が変わる頃、入浴前に我慢出来なくてロキソニンを飲んで寝た。
 
 土曜日。前日の寝不足の所為か、咳はしながらもなんとか朝まで眠ることが出来た。ベッドで朝ドラの復習を視ることすら出来ず、そのままこんこんと眠り続けた。
 夫が様子を見に来た時は、沢山寝汗をかいていて、額から首の廻りを拭いてくれたそうだ。確かにパジャマが冷たかった。これでまた毒気が抜けたのか、頭がすっきりしてほっとする。
 それでも寝足りなくて、二度寝。日が高くなってからノロノロ起きて、ペンディングになって溜めていたお洒落着洗いを洗濯機へ。
 夫がブランチを用意してくれて有難く頂いたら、あっという間にお昼。

 その後、 “第2回 乳がん治療情報セミナー@ジャパン「進んできた個別化乳がん治療〜進行性乳がんの薬物療法のアップデートと治療に活かせる遺伝子検査〜」”に参加した。
 司会は、アメリカ在住の久下香織子キャスター。主催のBCネットワーク代表・山本眞基子さん、ジャムズネットUSA理事・仲本光一先生のご挨拶の後、聖路加国際病院・乳腺腫瘍内科部長である山内照夫先生の基調講演だ。テーマは“進行性乳がんの薬物療法のアップデートと治療に活かせる遺伝子検査”。とても時宜にかなった興味のある内容だった。
 私が乳がんになって以降、医療の進歩は目を見張るものがある。抗HER2薬として最も新しいエンハーツを使っている私としては、正直、後がないので、次なる手として遺伝子治療についても選択肢となれば、と思っている。

 ホルモン陽性、HER2陽性、トリプルネガティヴ等各々のタイプ別に最新情報を分かり易くご説明頂き、頭を整理するのにとても役立った。盛沢山な内容の45分の講演の後は、質問タイム。
 顔を出して直接マイクオンにして質問もOKということだったけれど、すっぴんだし、体調がイマイチなので、チャットで質問を入れさせて頂いたところ、大事な質問ということでお答え頂けて有難かった。
 遺伝子パネル検査のためには組織検査が必要だが、最大3年で出来れば2年以内の新しいものが良い、とのこと。そもそも2005年の初発の手術から年数も経っているし、転院もしているので、それは当然使えない。骨転移だけだと、生検は難しくとも肺生検は可能だとのことだった。肺からの生検・・・うーん、ちょっと怖い。

 その後、経験者トークとして乳がん体験者コーディネーターである大友 明子さんが“私の2回目の乳がんジャーニー”というテーマで30分お話された。
 46歳の時、お嬢さんたちが4歳と9歳の時に左初発、9年後55歳で今度は右に、と異時性両側乳がんを罹患されており、現在はホルモン治療中。抗がん剤治療中に“ママのトリセツ”を書かれた、というのが素晴らしかった。なるほど、家族内も以心伝心というのは難しい。ご自身がまとめた“大事なこと7項目”についてもとても参考になった。

 その後は恒例のじゃんけん大会が予定されており、勝ち残った方には景品を差し上げますという趣向だったが、皆さんなかなか顔出しをせず、顔出しされた方はじゃんけんなしで全員景品ゲットということになった。
 これについては、「アメリカと違って、なかなか顔出ししないのが日本的ですね」とご自身も16年前に肺に転移され、現在はイブランス治療中だという代表の山本眞基子さんが閉会の辞で述べられていた。ニューヨークでは現地時間夜中の12時過ぎ、ということでおやすみなさい、であった。

 すっかり満足して、遅いランチを摂り、ヨガスタジオに向かった。T先生のビギナーヨガでゆっくり身体を解すことが出来てリフレッシュした。
 夕食は夫にお任せして有難い土曜日だった。

 明日は瞑想ヨーガの年内最後のクラスだったのだけれど、声がまだ元に戻らず、咳も出てしまうため、痛恨の極み、中止となった。その代わりお喋り会だけ開催して頂けることになったので、お詫び方々参加の予定である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする