おはようございます。
生き生き箕面通信2321(150501)をお届けします。
・いまこそ暮らしの中に憲法を活かしましょう
安倍晋三という男が、現行憲法の最も大切な宝物の部分を見るも無残に壊しつつあります。中東の過激派組織が世界遺産を見るも無残に破壊しましたが、それに勝るとも劣らないのが安倍という男の蛮行です。
とくに平和条項の9条は風前の灯火です。基礎部分をブルトーザーで掘り返し、あと一押しでどさっと倒すところまで壊しました。
具体的にはつい先日、安倍がオバマ大統領と会談する前日に日米防衛協力のガイドラインを18年ぶりに改訂し、自衛隊が世界中に出かけられるようにすることで合意しました。
9条は、「国権の発動たる戦争や武力による威嚇または武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」と明瞭に禁じています。従来は、「自衛権は禁じられていない」として、自分の国に火の粉が降りかかってきた時のみ、それを振り払うことを認めてきました。これは当たり前の措置です。
ところが、アベチンがやろうとしているのは、他人の喧嘩にわざわざ出かけて行って加わろうとするものです。それを「切れ目のない防衛措置」という屁理屈で押し通そうとしています。「専守防衛」「周辺事態」のみに限ると“切れ目”を作ってこそ意味があるものを、ご丁寧に切れ目をなくしてしまおうとするとんちきさんです。
安倍がIS(イスラム国)という組織を挑発したおかげで、日本はテロの対象としてリストアップされました。日本国内で、たとえば東京であるいは大阪の街中に爆発物を投げ込まれる危険性が現実のものとなっているのです。
憲法は私たちに平和に暮らす術を教えています。それの極めつけが9条ですが、そのほかに25、26、27条などでも国民の社会権を認めています。
25条は、いわずとしれた「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」です。26条は、「普通教育を受ける権利であり、普通教育は憲法で「無償とする」と決めています。しかし現実は、小中学校の義務教育でも親にかなりの出費を強いています。憲法違反を国が犯しているのです。
憲法99条は、国務大臣はもちろん、国会議員などに憲法の尊重・擁護義務を課しています。しかし、安倍をはじめ与党議員は、憲法の尊重・擁護義務をないがしろにしています。
私たちは、憲法を日々の暮らしの中に生かそうとすれば、まず国会議員どもに「憲法を護れ」といわなければならないはずです。場合によっては、憲法違反で訴えてしかるべきところともいえます。
明日5月3日は、憲法記念日。ボクが住む箕面では、午前9時に箕面駅前で「平和の訴え」を行います。その後中央図書館がある芦原公園で集会を持ち、10時にピース・パレードが出発、かやの中央まで歩きながら平和を訴えます。
教育を受ける権利も,最高裁で「教科書、学用品その他教育に必要な一切の費用まで無償としなければならないことを定めたものと解することはできない。」って判例確立しているから憲法違反じゃないですよ。
憲法をないがしろにしている人いますかね?仮に憲法を尊重擁護するんだったら,憲法自体が改正を予定している以上,憲法改正したって問題はないですよ。