おはようございます。
生き生き箕面通信1831(131227)をお届けします。
・安倍暴政のとどめは、「靖国参拝」でした
どこまでもつけ上がる安倍晋三という男。日本の総理大臣の座を占め、「オレはオールマイティー」といわんばかり。この1年、右へ右へとカーブを切り、締めくくりは、靖国参拝でした。
安倍という男にとっての靖国参拝は、「A級戦犯の名誉回復」が狙いと見ることができます。A級戦犯の名誉を回復することは、「東条英機をはじめとするA級戦犯は、戦勝国の勝手な東京裁判で戦犯の汚名を着せられたものであり、東京裁判自体認められない」という強い思いがあるようです。
そもそもあの「大東亜戦争=太平洋戦争」は、ABCD包囲網による日本叩きの極みのなかで日本が生き延びるために闘わざるを得なかった”やむを得ざる戦争”だった、という歴史認識があるのでしょう。ABCDは、アメリカ(America) をはじめ英国(British)、中国(Chaina)、オランダ(Dutch)の4か国。オランダは、当時オランダ領東インドなどの植民地を有し、日本はそこからの石油輸入に大きく依存していました。
先の大戦を正当化するという歴史認識にもとづき、究極的には国家体制の枠組み転換、つまり「天皇国家」へ転換しようとする政治的狙いがあるといえます。「日本を戦前の天皇国家へ取り戻す」という安倍史観。天皇を国権の最高位置に置く”天皇主権”の国体護持。
中国は、日中国交回復にあたって、日本への戦争賠償金を放棄するというとてつもない温情を見せました。日本は、中国を植民地として多くの中国人を搾取しただけでなく、日本軍は南京虐殺(日本側はその事実はない、と否定する意見もある)をはじめ、多くの破壊と殺りくを犯しました。どんな法外な賠償金が請求されるかと戦々恐々だったところ、「要求しないよ」という言葉に腰を抜かすほどびっくりしたものです。
そうした形で国交回復がなったのも、中国側が「あの戦争は一部の軍部が悪かったのであり、一般の日本人に何の罪もない」という知恵を出してくれたからでした。
それだけに中国の政権指導者は、A級戦犯の復権はどうしても認められない一線です。戦後築いてきたガラスの城のような”論理”がくつがえされては、黙っているわけにいきません。中国側には看過できない一線であり、どうしても守らなければならない「歴史認識」です。
安倍首相は「謙虚に、礼儀正しく、誠意をもって説明していく」と言います。謙虚に、礼儀正しく、誠意をもって説明すれば、理解が得られる次元ではないのです。そこがどうしてもお分かりにならない、安倍という男の貧相な歴史観と言わざるを得ません。
強い批判は、中国や韓国ばかりでなく、アメリカやヨーロッパのEU諸国からも懸念が寄せられています。安倍という男が進める日本の国づくりが、かつての軍国主義の国家と見えるからです。
5日もすれば年を超え、新しい1年を迎えます。新年の最大の課題は、「安倍政権打倒」としましょう。これ以上、安倍政権が続くことは、日本国民の不幸をもたらします。国益を損なうことはなはだしい。平和をめざす、民主主義的な政権をつくりましょう。
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