おはようございます。生き生き箕面通信2677(160510)をお届けします。
・民進党は、自分の党さえ増えればいいのか
小林節さんらが「国民怒りの声」を設立して、参院選へ名乗り出ることにしました。民進党はこれに何か文句でもあるのでしょうか。岡田代表らは、「野党票が割れてしまう」と、政権批判への分散が増えることに危機感を示し、「一番喜んでいるのは自民党だ」という声も出ています。
もともとこういういきさつを招いたのは、民進党でした。「国民怒りの声」側が、政策協定を申し込んでも、それを袖にしたのは、民進党でした。「怒りの声」が政策協定として申し入れたのは、①言論の自由の回復②消費税再増税の延期と行財政改革③辺野古新基地建設の中止と対米再交渉④TPP不承認と再交渉⑤原発の廃止と新エネルギーへの転換⑥戦争の廃止と関連予算の福祉・教育への転換⑦改悪労働法制の改正などにより、共生社会の実現、憲法改悪の阻止、でした。
これらは、野党共闘の中心課題です。どれをとっても、排除する必要はありません。つまり、すべて、野党共闘が文句なく盛り込むべきものです。
これを嫌がっていては、野党共闘がつぶれてしまいます。ところが。この協定が、岡田克也氏らは「気にいらない」というのです。これ以上、さらに伸ばすためには、時間が足りず、結局、自分たちで立ち上がることにしたわけです。足りないものは、自分たちで補う方式です。
民進党は、前原誠司氏や野田佳彦氏、あるいは岡田哲也氏らもそうですが、連合と一緒になって共産党を嫌っています。だから、小林氏らもそれらを考慮して、共産党は加わらないことで頑張りました。しかし、これ以上、伸ばすわけにはいきません。参院選の告示日まで、あともう2か月しかないのですから。
民進党から、第2自民党のような人間は早く追い出すしかないかもしれません。結局、そうするしか方法はないのでしょう。それも、やむをえないですよね。
私はただ「共産党」というだけでその「人」自身を見ようともしないのはそれこそが偏った思想・狂信或いは洗脳の類と言ってよい危険な傾向だと感じておりますが、実際その危惧される通りであったりそうではなかったりと同じ集団の中でも性質がバラバラなのは人の集まりである以上ある程度仕方ないのだと思います
最悪の選択肢として「強制的にやめさせる」「追い出す」という選択肢も「やむを得ない」のかもしれませんが、「やむを得ない」という判断に基づく行動は本当に最後の最後の最終手段であるべきですよね
政界に限りませんが、その「やむを得ない」という判断が相当に早い段階での諦めか最初から話し合う気など無いかのように安易に選択されている気がします
きっと過去の歴史の中でも「やむを得ない」選択の果てに武力蜂起という手段で権力者を倒したとして
その足下に転がる屍の中にはきっと真の憂国の士も居たのだろうと思います